読了『夜が明ける』西加奈子 @ネタバレなし | キスマイ FUJIGA屋 藤ヶ谷太輔観察ブログ

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イヤホンせずでも自分のタブレットでYouTube見るならまだ可愛いです。可愛いとは言いたくないけど(やめなさい) オットはリビングのTVでYouTubeを見るんですが、ゴルフのレッスン動画なんですね。週末に延々とリビングのテレビはやめてほしい。しかも昨年まで

私のアカウントで見ていたんですよ💢


わかります?

大切な癒しのひととき、スマホでYouTubeふじがやくんを見ようとする私の画面には、真っ暗に日焼けした知らないオジサン達の(レッスンプロだよ)サムネイルが並ぶ苦痛💢怒りしかありません。

美しかった私のYouTubeリスト返して(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)と割と本気で文句言いました。子どもたちはお腹抱えて笑ってました(ひどい)こんばんは🌸

読了。

 

 

『ねぇふじがやくん、わたしどんなきもちでよみつづければいい?』

 

アキの日記ではありません(読めばわかる)

私の心の声です。読み進めながら、この声が脳内でずっとぐるぐるしていました。心臓バクバクしながら。『夜が明ける』というタイトルを意識しながら。

 

現代の日本に確実に存在する貧困、虐待、過重労働。「当事者でもない自分が書いていいのか、作品にしていいのか」という葛藤を抱えながら社会の一員として、作家のエゴとして、全力で書き尽くした渾身の作品。

 

とは帯の紹介文なんですね。けっして目を逸らしちゃいけない社会問題を提起した作品ですが、世代も違えば性別も違う主人公をどこか他人事として「当事者じゃない自分」として読んでいましたが、それでも物語全体に流れる閉塞感とリアルすぎる描写は重く苦しかったです。ただ後半は、ものすごいスピードでページをめくっていた気がします。切迫感が募っていたのは登場人物だけじゃない、私自身。日曜日の昼前に読み始めて、BS松本家康前に読了していました(400ページ)

 

課題図書としては過去最高にパンチがあって疲弊したチョイスでしたが、読了後2日経って落ち着きました。筆者の西さんが伝えたかったことは、後輩女子の独白がすべてだと思うし、生きることは勝ち負けではない。ただ、思春期をどう過ごしたか、コミュニティの中に信頼できる人や実際頼れる人がいたか。思春期に孤立しないことがいかに大切かが裏テーマではないかと感じました。人の心の痛みを知っているから優しくなれる。生活水準や家族構成がそれぞれであっても血縁がなくても『"家"というコミュニティが一番安心できる場所』であることが、人を強くするのかもしれません。

 

西加奈子さんは、息子が小学生の時に読んでいた『さくら』が私的に初だったんですよね。こんなにダークな作風だったイメージがなかったのですが、心が元気な時に最近の作品も読んでみようかな?