メンタルクリニック通院10年 | カレイドスコープ(自閉系・如月の頭の中)

カレイドスコープ(自閉系・如月の頭の中)

カレイドスコープとは、万華鏡のことです。
高機能広汎性発達障害(自閉症スペクトラム)と診断された如月の、万華鏡のような頭の中の世界を書き連ねていきます。
ADHD合併、うつ持ち。不随意運動あり。
自宅療養しながら、アールブリュットのアーティストとして活動開始。

今日は、内科とメンタルクリニックの定期通院日でした。
雨だからか、どちらも空いていました。
いつものように、メンクリの順番取りをしてから内科へ。


内科はコロナの後遺症に漢方薬が処方されるため、漢方薬不足で大変…。

もともと漢方薬を使って治療しているので、困ったものです(´・ω・`)
主治医が「コロナがインフル扱いになったらどうなるんだ?コロナも診察しろって言われても、分離とかどういう規則になるんだろ、まだ何も知らせがない」って困惑してました…。

お会計の時、先生の奥様と娘さんと、書道の話で盛り上がり、10分ほど話し込んでいました(≧▽≦)

そのあとは、 一旦帰宅して休憩してからメンクリへ。
メンクリに通ってもうすぐ丸10年になります。

主治医に「もうすぐ10年」と伝えると、「え、もうそんなに経った?」と(笑)
「そっかー、もうそんなになるかー。10年前と比べてどう?」と聞かれて、「大きく変わったよ、いい方に」って言えたのは、よかったです。
今は何かあっても「しょうがないよな、これが如月だもん」で済ませられる。
障害のせいにしようとかいうんじゃなくて、人と違っても別にいいよ、仕方ないっていう切り替え。

自分の特性について、「もうちょっと早く分かってたらなぁ…」っていう部分もあるけど、タイミング的にはちょうどよかったのかもしれない。
診断を受けたのが、社会も受け入れる体制に入ろうとしていたころだし、発達障害の認知度も上がり始める初期だった。
主治医曰く、「早くわかるに越したことはないけど、遅すぎはしなかったんじゃないかな」って。
もうちょっと早くわかってたとしても、学校が受け入れられなかっただろうし、対処もまだわからない時代だったもんなぁ。

年齢的にも、診断を受けて混乱するわけでもなく、受け入れてほっとするくらいだった。

10年で、診察回数は約250回。 そんなに通ったんだね。
ずっと順調に来たわけじゃなくて、でこぼこ道を一生懸命歩いてきたけど、その中で自分のことを整理して理解して納得して、今がある。
この10年、悪くはなかったんじゃないかな。

あと、私の記憶は例えるなら「過去の記録が消えていかない24時間録画ドライブレコーダー」っていう話をしたら、主治医が「なるほどなー、そんな感じなんかー」って。
これ、我ながら割とわかりやすい例えだと思う。
起きている間は見たものすべて記録されていて、必要な時に巻き戻して必要な場面を再生したり、静止画にしたりできるの。
膨大なメモリが必要だからパンクもするわけですよ(;'∀')

 

そんな感じで、診察は終了。

これからもまだまだでこぼこ道はつづくけど、ぼちぼちなめなめ生きましょうかね。