山之介です。
この前エアコンのレジスターを交換した時についでに出された24万円オーバーの車検の見積もり。
車検費用だけなら約11万円。
本当に修理交換に13万円も必要なのか知り合いのチューニングショップにお願いして車体をチェックしてもらいました。
人間で言えばセカンドオピニオンみたいなもんですよね。
今言われている項目は
ブレーキ4輪のオーバーホールと右フロントドライブシャフトの交換です。
待つ事約30分。
『言われている修理箇所はやっぱり合っていますねー。ブレーキのピストンが錆びて戻りにくくなっているので常に弱いブレーキがかかったような状態だったと思います。燃費も落ちていたと思いますよ。ただブレーキローターまでは交換しなくて大丈夫ですよ。あとは・・・』
「えっ!なんでしょうか?」
『どこまでやるか?ですね。バッテリーの電圧がかなり下がっているので交換した方がいいでしょう。あと、ショックアブソーバーがスカスカになっているのでかなり乗り心地が悪くなっていると思います。どうせブレーキ関係で足回りを分解するんだからついでに直しておけば工賃はそのぶん安くなりますが。』
「ええっ!!ショックまで交換ですか?となると一体いくらくらいになりますか?」
『ざっと見積もってショックまでやれば35万円くらいかな?車検通すための修理だけなら24~25万円くらいかな。ただリビルド品(中古)の部品があればの話ですが。』
「ショックは昨日今日スカスカになったわけじゃ無いし直さなくても車検は大丈夫ですよね。」
『そうですね。乗り心地だけの問題ですね。』
「それにしても24万円とは。昨年春に買った夏タイヤと夏に早期予約で買っておいたスタッドレスの16万円を合わせれば40万円か。充分乗り換えの頭金になりましたよね。」
『うちに古い車好きの人がいっぱいいていまだにスカイライン32GTRと乗っている人が居ますが、その人たち同様に君の車は修理のピークの1回目に来ているんだと思いますよ。これを直せばまた数年は修理が不要でそのうち2回目のピークがやって来る。それを考えて乗り続けるか乗り換えるかですね。』
「と、とりあえず正確な見積もりをお願いします。」
と店を後にしました。
その日は土曜日だったのでパーツ屋さんも休みで2日ほどしてから電話がありました。
『見積もり出ましたよ。ブレーキとドライブシャフト、エアコンブロワーモーター交換と車検なら25万円です。ショックアブソーバーまでやれば35万円です。もちろんこれらはほとんど中古のリビルド品ですが。ちなみに新品にすればかるく50万円を超えますね。どうします?』
「とりあえず今回は車検を通す事を優先でお願いします。ショック関係は半年くらい経ってからお願いするかも知れません。」
という事でこのチューニングショップで車検をお願いしました。
指摘されたブレーキのオーバーホールは過去に2回やっています。
10万kmを越えた頃に1回、5年ほど前に2回目です。
ブレーキの構造は下のようになっておりブレーキを踏むと右上にあるピストンが締まってブレーキパッドをディスクに押し当てるわけです。
ブレーキを放すとピストンは戻るのですが錆びて動きにくくなってしまっていたようです。
その為ブレーキパッドも摩耗して交換となりました。
ただ、円盤状のブレーキローターはそこまで減っていないのでそのまま使用可と言う事らしいです。
フロントドライブシャフトはタイヤを繋いでいる棒状の部品で、エンジンの回転をタイヤに伝えて駆動する重要部品です。
タイヤの付け根のところはブーツと言われるカバーで水や泥などの侵入を防いでいるわけですが、これに亀裂が入って中に水や砂が入り込んでしまって交換しないといずれ動かなくなると言う事です。
交換する時は「assy(アッセイ)」と言われる完成品の部品を取り寄せます。
エアコンのブロワーモーターはエアコンから出た空気を車内に強制的に送り込むファンで、大抵はダッシュボードの奥に取り付けられています。
ブロワーモーターは新品しかありません。
最後に新たな問題となったショックアブソーバーとは、タイヤが跳ねた時にバネでそれを吸収するのですが、バネだけだといつまでもびよんびよんするのでショックアブソーバーでその減衰を早めてすぐに落ち着くようにする機能があります。
ショックアブソーバーの部品自体は1セット2万円くらいですが4輪とも交換なので約8万円。
ショックアブソーバーを交換するとタイヤのトーイン(まっすぐ走るようにするタイヤの角度)がズレてしまうので、これを調整しないといけないのです。
この工賃が高くて大体4~5万円すると思います。
ショックアブソーバーは交換しなくても乗れますが、減衰時間が長くなってコーナーを曲がったりデコボコ道を走った時に、いつまでもふわふわする乗り心地になると言う事です。
自分の車は15万kmの時から『もうだいぶショックがヘタっているよ。』と言われていたので、その頃から始まっていたんだと思います。
でも、いつかは交換しないと固まってしまって全然効かなくなるそうです。
さて、今回大幅な修理と車検のため1週間車を預けておきました。
途中、何か新たな問題が見つかれば電話をするという事でしたが、無事かかって来る事無く引き取りに行って来ました。
そしてその支払額は・・・。
でも通常の車検代としては点検作業料と
保険・税金など2つ足して約11万円と普通なんですよ。
以下が高ついた部品明細でブレーキ関係に
フロントドライブシャフト類とエアコンブロワーモーターです。
それでもリビルド品(中古)を取ってもらったので工賃・部品代合わせて約13万円なのです。
これにショックアブソーバーまでやっちゃえばあと+15万円ほど上乗せになるんですよ。
今回はそこまでやりませんでしたけどね。
これが交換したブレーキキャリパー。さすがに中古品だと汚いです。でもブレーキパッドは新品です。
こっちが交換した右フロントドライブシャフトで
これは交換していない左のドライブシャフト。こっちは錆が出ているのでその内交換時期が来るんでしょうね。
あとバッテリーも交換されていました。
自分の車の標準は46Bなのですが大容量の60Bに交換されていました。
46B→54B→60Bへと2ランクアップです。
その分金額も張って16,000円していました。
最初の整備工場では車検とブレーキ関係のOH、ドライブシャフトの交換だけで24万円の見積でしたから、それに比べたらエアコンのブロワーモーター代とバッテリー代で約4万円安く仕上がったわけです。
さあ、これであと35,000kmは乗るぞい。
山之介
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令和4年からも引き続き某省庁の委嘱で毎月調査してそのレポートを提出しているのですが、先日担当者様から電話がありレポートの一部分をHPにて紹介したいとの事でした。
もちろん、了承致しましたが省庁全者に見られるのは元より日本全国民に見られると思うとなんとも恥ずかしい限り。
まあ、名前とかは出さないそうだし官公庁のHPに興味を持つ人もそうそう居ないだろうけどね。