2022年12月2日から6日掛け横浜から長崎までツーリングした。その結果をフィードバックし次に備えようと思う。
 ツーリング中の気温は富士サファリパーク辺りで1℃から7℃。10度以下になると化繊の半袖、長袖2枚、薄手のセーター、薄いダウン、カッパの6枚では寒い。帰路もバイクの予定で服を見直す必要がある。
 ワークマンはモンベルの三分の一、ユニクロの半値で圧倒的にコスパが良い。
時津のワークマンプラスに冬用アウタージャケット、イージス360のLサイズがあることを確認し買いに行くが、Lサイズは大きくMサイズは売り切れていた。完売し増産予定は無い。やむなくメリノウールの下着1900円とハイネックのフリースを買った。インナーで寒さ対策ができるかも知れない。この上にダウンとレインウェアを来て2月11日に長崎市内から岳路海水浴場まで片道50分のツーリングする。4枚重ね着で寒くない。冬用アウターよりインナーで調整したほうが細かく調整が出来て良いかもしれない。
 今まで普段の下着は綿でバイクツーリングには洗濯してすぐ乾く吸湿速乾性の化繊の下着を使っていた。メリノウールのシャツは人生始めてである。冬山登山者には当たり前の様だが身近にも知らない物はあるものだと思う。吸湿性と保温性に優れていると言う。使ってみると薄いのに暖かい。匂いを封じ込めるそうで洗濯せず一週間使った。冬で汗もかかないせいか匂いは無い。風呂に入れない冬山登山にうってつけで冬のツーリングにも使えそうだ。
IMG20221211143245


12月8日
 冬キャンプの経験がなく屋内で予行練習をする。バーナーやクッカーも使った事も無い。実際やると問題点も見えるだろう。
 部屋の窓を南北西の三面開けると室温は11℃〜9℃で適度な風も入りアウトドアの環境になる。上はワークマンの薄いメリノウールのシャツとハイネックフリースにユニクロのダウン。下はタイツにカミノのスリーシーズン登山用ズボン。ネックウォーマにニット帽。炊事には冬用テムレスを使用。洗い物も手の冷たさはなく快適だが、箸は扱いにくくフォークが良さそうだ。  それ以外の時はスマホ対応の薄いインナー手袋にマムートの冬山用アウターグローブ。ワークマンのスマホ対応の冬用バイクグローブは、スマホの狙った所を押すのに苦労しストレスになる。気温が9度では指先が冷え冬のツーリングでは使えそうもない。しかしこれは末端冷え性の私のだけの問題かもしれない。街ゆく長崎の人は老弱男女問わず手袋の装着率が低い。雪の降る日でもほとんどの人は手袋をしていない。素手でバイクを運転している人もいる。彼らならこの手袋で問題はなさそうだ。
 イワタニプリムスのバーナーは火力が強く熱伝導率の高いアルミ製クッカーのお陰もありお湯もすぐに沸く。
 自炊は面倒だが外食は野菜不足になり具沢山味噌汁を作るために買った。人参、玉葱、ジャガイモ、キノコ、豆腐等を入れる。粉末本出しを入れ野菜が煮えたら味噌を入れる。キャベツはビタミンCを損なわないように千切りで食べる。納豆にトマトを一個。これで長期ツーリングでも野菜不足の心配はない。
IMG20221208095328

 夏場は野菜は日持ちしないが、寒さ対策をすれば自炊キャンプは冬の方が良さそうだ。チタン製のシエラカップは味噌汁を飲むのに丁度よいサイズだ。チタンは熱伝導率が低いので取っ手を持てば熱くない。
 炊事中は手を洗い拭く事が多くキャンプでは腰に手拭を下げていると便利だろう。
 油物は食器やクッカーを洗剤で洗う必要があるが、道の駅の多くはトイレ以外水場がなく食器洗いに適さず油料理は避けたほうが良い。具沢山味噌汁なら修行僧の様に食後食器でお湯を飲み拭き取るだけで水洗いも不要だ。
 人参のビタミンAの有効摂取には油が必要だが同時にナッツを食べれば良いだろう。
 昔は旅先の名物や地酒を楽しみにしていたが、そういうブームは過ぎ栄養バランス優先だ。タンパク質はスーパーやコンビニの鶏胸肉チキンバーやゆで玉子。非常食に鰯と鯖缶を常備する。
 外食はスシローが多い。最近の回転寿司は普通の寿司屋と変わらず安くて旨い。若い頃はウニ、トロ、イクラ、カニ、ホタテ、お勧めの地魚も色々食べたが、今は身体に良く旨い鯖鰯がメインだ。鮮度が悪い時はサーモンやブリにする。納豆巻き、揚げ茄子も食べる。一番安い皿は120円で種類も多く空腹時でも10皿で十分で1200円で足りる。昔横浜のスシローに行ったがネタのショボさにガッカリし避けていたが、数年前に萩のスシローに入ると様変わりし種類も多く他の回転寿司よりコスパが良い気がする。
 旅先では地元の人が勧める店に行く。安くて美味い店に当たると嬉しい。

モンベルの♯1シュラフに5センチのコンフォートマットは適温が−1℃なので室温9度では暑いくらいだ。更に寒ければルームソックス足暖を履いてシュラフに入る。これでポカポカの時もあるが末端冷え性のため足先が暖まらない時は湯たんぽを使う。ツーリングで1リットルのナルゲンボトルを湯たんぽ代わりにしていたが、走行中にキャップをしっかり締めても水が漏れる。湯たんぽの時は漏れないので振動でネジの溝から水が出て来るのだろう。漏れ対策にジップロックに入れるが不安は残る。更に湯たんぽに使い、朝になると温度低下により負圧が掛かりボトルの蓋が開かず難義する。1リットルのゴム製湯たんぽを試すと朝まで暖かく携帯性も良いので変えたほうが良さそうだ。
 ワークマン冬用部屋履きブーツは暖かい。爪先にホッカイロを入れれば更に寒くても快適だろう。荷物積載に余裕があればテント内で使えそうだ。

 道の駅泊にすると風呂が問題だ。妙義山道の駅の様に併設の温泉があれば良いがそんな施設ばかりではない。今回は一日目は道の駅宇津の峠、二日目は道の駅立田に泊まった。立田は近くに温泉がある。車なら少し離れた温泉に行けるがバイクでは帰路で冷え切ってしまう。それからテント設営となれば行く気にはなれない。
 冬は汗もかかないので毎日風呂に入る必要もないが、三日目にゲストハウスに泊りシャワーを使えたのが嬉しかった。快適さを考えると全泊道の駅は難しそうだ。ゲストハウスでは足元が湿ったシュラフを乾かす事も出来た。この日も道の駅泊なら湿ったシュラフで足元が寒かっただろう。3日に一度はゲストハウスに泊まった方が快適だろう。
 数年前の春に車中泊35連泊をした。コロナ下で宿も取れず車中泊の旅をしたが風呂も思うようにに入れず大判の身体拭きシートシートを使った。案外清潔にいられるものだ。これがあれば風呂なしで連泊数も増やせるだろう。でも毎日風呂に入るのが日本人の健康長寿の一因とも言われ行く先々で温泉を楽しむのが理想である。

長崎から横浜迄に帰る方法は色々あり検討する。
①バイク冬旅の準備も整え12月25横浜着を目指し出発予定だ。6泊7日は掛かるので12月19日には長崎を出なければならない。路面凍結を避ければ山陽道になるが、往路と同じ富士サファリパーク横を通る事になる。往路でヒョウが降っており路面凍結は確実だ。それを避け伊豆半島を回れば更には出発を二日早めねばならない。行った事がないなら楽しいが冬の伊豆は何度も行っており新鮮味はない。山陽道も同様で主な観光地は訪問済みで紅葉の過ぎた道を走るのも気が乗らない。
➁長崎から新門司まで走り新門司から神戸までフェリーで渡り往路と同じ道で戻るのも脳が無い。
③新門司から横須賀までフェリーで帰る方法がある。運賃は18000円で陸路でも同じコストは掛かるだろう。横須賀から横浜ならば路面凍結の心配もない。身体にも優しい選択だ。
➃鹿児島の志布志から大阪へのフェリーがある。長崎から鹿児島へバイク旅は初めてで楽しめそうだが、12月25日横浜着が決められておりのんびりツーリングは難しそうだ。
⑤バイクを置いて飛行機で帰る手もある。横浜では長期ツーリング以外でクロスカブに乗ることはあまりない。2〜3泊で行けるコースは殆ど走っており、バッテリ上がりを避けるため月に二三度近場を走る程度なので、無理にバイクで帰る必要もなさそうだ。そう考えると飛行機で帰るのが正解に思えてくる。
 飛行機をチェックするとANAマイレージお得便があり、長崎から羽田空港までローシーズン通常6000マイルが3000マイルで済む。22日からハイシーズンになり一日の差は大きい。仕事をしているときは無理だが時間が自由になる今だから出来ることだ。これは使うしかない。
 21日11時20分長崎空港出発12時55分羽田空港着の便を予約。富士山の見える左席を選んだ。
帰る手段が決まり一仕事終わった気分だ。
バイクテント泊ツーリングは宿代が掛からず長期ツーリングには一番だ。予約も不要。道の駅は数が多く何処でも宿の状態だが、道の駅営業終了後、テントを設営し寝る準備に1時間。朝になり営業開始前にテントを撤収し荷造り出発準備まで1時間。これを毎日繰り返さねばならない。テント泊をしなければ発生しない時間だ。人生は時間でもあり人生の浪費にも思えてくる。本来整理整頓が苦手なのにそれを毎日やらねばならないのは可成りのストレスだ。テント泊はまだ日が浅いが向かないのかもしれないとも思う。少なくとも毎日移動するテント泊は考え直した方が良さそうだが道の駅泊ではそうは行かない。さりとてキャンプ場は場所も限られ自由度が無く費用も掛かる。そう思うと安いライダーハウスが沢山ある北海道は理想的である。
今後のテント泊のやり方を考えたいと思う。

 25日横浜に帰る予定が21日に早まった。21日5時から川崎での忘年会は不参加にしていたが行ける事になり友達にラインで伝える。


12月21日
朝から雨が降っている。バス停まで歩いて10分。前日布製のキャリーケースが濡れないようにビニール袋を被せて正解だった。
9時20分の空港行きバスに乗る。1時間で到着。11時20分発の飛行機まで時間がある。中華店が空港で弁当売っている。何度もこのこの飛行場を使っているが始めて見た。800円の弁当を買って検査場に入り出発ロビーで食べる。定刻に出発。曇り空が続いたが
富士山が近づく頃に雲が切れ富士山がよく見える。
IMG20221221122141


忘年会は4時からに変更になった。川崎でロッカーに荷物を入れ2時間ほど時間を潰し忘年会をやり、家に帰る予定だったが、川崎でロッカーを探すのも面倒で一旦家に戻る事にした。川崎も横浜もそれ程時間は変わらない。家で一時間ほど休憩して川崎に向う。
川崎の養老乃瀧で飲みカラオケを2時間やり家に9時半頃に戻る。声は訓練しないとでなくなる。声帯も筋肉なので歳と共に衰える。他の筋肉同様人間は年齢と共に筋肉が衰えるようプログラムされているようだ。それを阻止するためには毎日発生練習をしたほうが良い。大きな声を出し喉を鍛えれば誤嚥リスクもなくなる筈だ。歌を歌うのは健康に良いのでカラオケ回数を増やしても良いかなと思う。