神麗 魂の 導き神

 宇宙総帥アリヒト



メラメラメラメラ今回もご訪問くださりありがとうございます。





・・・これからだったのに」


と悔やむ、が。

次回続く

「渡利が我に助けを求めてきたのじゃ、我が間に入った以上お前も許すしかないのだ」

「・・・分かりました。私も侍ですからいさぎ良く諦めます・・・馬周り役では御座いません。侍ですから・・・いさぎ良く身を引きます」

と少々ごねていたが身を引く事を約束した。

確かに怨霊からすれば、ご相談者の前世の父親から突然馬小屋に行け、と云われ馬周り役を仰せつかったようだが、馬周り役と云えば武士の地位からすると一番下っ端役だという。

馬周り役にされた事で怨霊の両親や仲間から如何ほどの屈辱を受けたか知れず、やむなく家を離れ路頭に迷い喰うものもなく木の根や草を食べて凌いだという。がそれも長続きはせず、息耐えてしまったというのだ。
 
息耐える前には木の根や草を食べた事が原因で喉や腹を壊し、苦しみもだえながら寂しくに死んでいった様が目に見えるようだ。

その仕返しをする気持ちは充分理解できる。
また、志半ばで諦めることになった悔しい気持ちもわかる。
 
その代わりご相談者には前世の事とは言え、たとえ理解出来ずとも自分の不幸の原因が全てこの怨霊のせいだった、という事を肝に命じ、心を込めて謝罪するように諭した。

私の口から漏れる怨霊の叫びを聞いていたご相談者。

人事ではない現状に心より哀悼の意を込めて謝罪すると約束してくれた。

全て、ご本人の、今後の人生に立ちはだかる筈であったろう世紀を超えた問題解決のための謝罪だからだ。

怨霊に130日の謝罪で許せといった130日と云う期間は、初めて怨霊を出した時、どの様な謝罪の仕方をすれば許すのか?と聞いたところ130回謝ってください、そうすれば許しますと云った事からだ。

それ以降の怨霊にも130日の謝罪をさせる、と約束してきた。

中には131回謝罪してくださいと云う怨霊もいた。

今回のご相談者は、何時治るともしれない精神疾患に罹り、結婚生活も破綻し体中至るところに障害や苦痛を与えられ生きていく事さえ困難な状態に貶められていた。

それも家に関わる怨霊やご相談者ご自信にとり憑く霊、はたまた前世の怨霊にまぜ冒されていたのだ。

今回の除霊でご相談者に纏わり憑く全ての霊に結果をだした。

130日の謝罪後一日も早い知力体力の回復と幸せな日々が送れるよう切に期待する。

あわよくば前世の生業、教師の道が見つかると万々歳だが。
                     
長い間最後までお付き合いくださりありがとうございました。 
       完