0.5、0.25、0.75まで教えたら、次は0.125です。
左上の正方形に赤鉛筆で対角線を引いて
この三角形が大きな正方形を何等分したかを
即答できる生徒はほとんどいません。
「小さい正方形が4分の1で、その半分だから・・・」
と誘導すると、半数ぐらいが「8分の1」と答えます。
「8分の1は小数だと、いくつかな?」
0.25割る2、を暗算では、なかなか計算できません。
筆算で、0.125にたどり着きます。
今度は、先ほど赤鉛筆で斜線を書いた部分以外を
緑の線で囲い、その内側に緑の斜線を書きます。
「この緑の部分は分数でいくつかな?」
作図と分数の関係に気づいた生徒は、
「1から8分の1を引けばいいから、8分の7」
と嬉しそうに答えます。
小数も同様に1➖0.125=0.875、となります。
8分の3=0.375や、8分の5=0.625あたりは、
一応、説明はするものの、無理に覚えさせません(写真)。
一度に全部を覚えようとすると、かえって混乱するからです。
ここまで教えて、強調するのは、
小数の最後が「25」や「75」だったら、
分母が「4」か「8」ではないか、と思い出してほしい
ということです。
一度教えただけでは、実際の計算問題では使えない生徒が多いです。
教室の後ろ側のホワイトボードには、簡略版を貼り付けてあるので、(下の写真)
小数混じりの分数計算を始める生徒には、
まず、それを見てから、解くように指示します。
<目次・計算を習得するコツ>
<目次・算数を理解するポイント>
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文責:小・中学生向け補習塾(算数・数学、国語)「ほめるん」<吉祥寺> →ホームページはこちら