ローズ  バラ科バラ属                 
                 

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    英名 rose

        学名 Ross spp.
         原産地 北半球全域        

    性質  耐寒性   

    利用法 食用、ティー、クラフト、バス 

                                                               

     
☆ ローズの起源は有史以前からで、現代にいたるまで交配や改良が重ねられており、

  品種は多数存在する。

  大きく分けてワイルドローズ・オールドローズ・モダンローズの3系統がある。

  野生に近いものほど花は小さめで薬効が高い。

 

☆  高さ数十センチから2メートルを超えるもの、

  樹形も株立性からつる性などさまざま。

  トゲのあるものが多い。

  花弁は5枚が基本だが、改良され八重咲が多い。

 

☆ ローズの仲間

  ハーブとして位置づけられるのは野生種とオールドローズ

  野生種は北半球のみ存在し200種ほどある。

  「ハマナス」は日本の野生種。

  「ドッグローズ」という野生種の果実をローズヒップという。

  これはビタミンCを多く含み酸味のあるティーになるほか、

  お菓子の材料とされる。

  オールドローズは香りが強いものが多い。

  つぼみをローズバッズ、花弁をローズペタルといい、

  無農薬で育てたものは食用になる。

  精油を抽出したローズウォーターは最高の化粧水とされる。

  葉をふくみ全草をティーとする。

  1867年にハイブリッドティー系第一号と認定された

  「ラ・フランス」以降のモダンローズは改良を重ねているぶん、

  花は大型で見応えがあるが病気に弱い。

  

  

 

夏希のひとことおとめ座
北海道ではこれからがバラの季節です。

秋に二度咲きする品種もありますが、ピークは7月。

バラは管理が難しいといわれますが、

野生種やオールドローズは比較的病気に強く虫もつきにくいです。

実際ナツキガーデンで以前育てたモダンローズは2本とも上手く育たず枯れてしまいました。

 

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黄色の中輪の花が咲くポラリスアルファ。

非常に病気に強く、花はロゼット咲でティー系の香りがします。

 

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エレガントピンクの花が咲くレオナルドダヴィンチ。

ティにグリーンの混じった香りがします。

 

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黒赤で光沢のある花弁をもつラバグルド。

病気にはあまり強くなくて、香りもほとんど感じないですが、

花持ちはとてもよく、花弁の色もドライにしてもほとんど変わりません。

 

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こちら見た目はかなり違いますが同じ木です。

花の個体差が大きいポールセザンヌ。

フルーツの甘い香りが強いです。

 

トップ画面に出しているのは、ブリーズという品種です。

アプリコット色のカップ咲きで、ティとダマスクとフルーツが混ざった強い香りがします。

直立系なので樹高はナツキの背より高くなってます。

 

このほかにもウチにはドッグローズとランブリングレクターというツルバラがあります。

まだ花が咲いていないので、追々ブログでご紹介いたしますね。

 

ナツキガーデンは完全無農薬なので、

ローズペタルをティーにつかいます。

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天気の良い日にカット。

日光が切り口に当たると消毒になります。

いつまでも切り口が乾かないとそこから病気になる可能性が高いので、

収穫するのは必ず晴れの日です。

手前のは虫が喰っていたり、傷んでいる花です。

無農薬の割に破棄する花が少ないのはありがたいことです。

 

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これらを完全に乾かしてからティーの材料にします。

ローズティーの効能は

鎮静作用・抗うつ

女性ホルモンを活発化させる

美肌効果

アンチエイジング効果

血行促進

風邪の予防

など多岐にわたります。

 

ただし、ひとつご注意いただきたいのは、

花屋さんで売られているバラはティーに使わないでいただきたい、

ということです。

農薬や消毒でキレイさを保っているので鑑賞のみにしてくださいね。

ジャムやサラダやティーに使うのは無農薬のものと確認できるものだけに

していただきたいとおもいます。

 

 

ここまでお読みいただきありがとうございます。
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