20210224JR  いち早くは状況を把握できないホームページ
 今日から3月である(今日は1日であるからにして、あなたのために特別に本館の記事も更新して差し上げた)。
 3月といえばもう春だ。放っておいても積み上げた雪のカサはどんどん減っていく(だろう)。
 しかし、私は2月の終わりの雪害について、昨日に引き続き月またぎでしつこく書くのである。

 夕方になって、私は20分おきぐらいにJR北海道のホームページで列車の運行状況を確認した。
 札幌から、江別より先の岩見沢方面は、軒並み運休。
 しかし、16:40に確認したときには、札幌を17:16に発車する江別行き、24分に発車する江別行き、そして38分に発車する岩見沢行きは、「平常運転」になっていた。

 このときJRのダイヤの乱れを心配して氷山さんから私にメールが来た。
 なんでもないときなら運転再開まで時間つぶしでちょっと一杯ってところですが……という内容だった。
 ありがたい。でも行けない。

 大阪勤務の時、阪急が人身事故で停まっていて、まだ仕事をしていた氷山さんにお誘いメールをして飲んだことがあったなぁ、なんてことを思い出した。
 私は、とりあえずは16分と24分発は動きそう。心配してくれてありがとうと返信した。いや、コロナ問題さえなければ、電車が遅れようと遅れてなかろうと、お互いの都合があえば「ちょいと一杯」しちゃうかもしれない。が、いまはどっちにしろダメなのだ。

 私は、24分発江別行き、うまくいけば16分発江別行きに乗れる。そう考えて、17時の終業時間と同時に退社。競歩の選手のように駅へと向かった。

 改札前には少なからずの人が悪玉コレステロールのように(←深い意味はない)たむろしていた。

 そして私は愕然とした。
 まるで、あのホームページの運行状況はエープリールフール・エブリディかっ?って言いたくなった。

 スマホでもう一度確かめる。ちゃっかり16分も24分も38分も運休になっている。
 前回もそうだった。なんでもっと早くに正確な情報を伝えてくれないのか?詳しくはネットの運行状況でご確認くださいって言ったって、これじゃ意味がない。

 とにかく何度見ても電光掲示板はブラックホールのごとく漆黒なのだ。

20210224JR2

 ああ、これが平常時なら氷山さんに「やっぱりまだまだ動かないから飲も!」ってメールするところなのに……

 さて、18時過ぎに運転再開という漠然な情報はあるが、どれぐらいの「過ぎ」なのかも、運転本数もわからない。動いたとしても猛烈な混み方になるのは明らか。いや乗り込めないかもしれない。

202002Carport  機転を利かせた自分をほめてあげたい
 そこで私は、まもなく発車しそうな「快速エアポート」に乗って新札幌まで行くことにした。
 ホームに駆け上がり乗車すると、電車はすぐに発車した。

 新札幌駅からはジェイ・アール北海道バスまたは夕鉄バスで江別まで向かう作戦だ。

 新札幌駅に着くと、念のためトイレに行って(だってバスですもの)、お小水を絞り出し、バス乗り場へ。

 幸い、待つことなくジェイ・アール北海道バスの江別市立病院行きが来て乗車。バスはかなり混んでいた。いつもこんなに混んでいるのか、それとも私と同じことを考えて今日だけに乗っている人がいて混んでいるのかは不明。

 自宅には18時半過ぎに到着。
 たぶんその時間には、まだ江別までたどり着いた電車はないままだったと思う。

 むかし「冬こそJR」ってキャッチフレーズのJR北海道のコマーシャルがあったが、この冬は岩見沢地方が記録的(2番目)な雪の多さとはいえ、ダイヤの復旧に時間がかかり過ぎじゃないだろうか?
 除雪作業、復旧に向けて努力している人たちにはもちろん感謝しているが、冬に鉄道がこれほどあてにならないのは正直なところ困る。

Rautavaara ラウタヴァーラ(Einojuhami Rautavaara 1928-2016 フィンランド)のコントラバス協奏曲「夕暮れの天使(Angel of Dusk)」(1980)を。
 
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