お伊勢参り紀行 番外編 | 中杉 弘の徒然日記

中杉 弘の徒然日記

毎日・毎日起きている事件について
ユニークな視点で書いています。

※明治期の伊勢神宮。お社が三社あります。造化三神を祀っています。

 造化三神とは、天之御中主神(アメノミナカヌシ)・高御産巣日神(タカミムスビノカミ)・神産巣日神(カミムスビノカミ)です。

 

お伊勢参り紀行 番外編

 

 僕が聞いた話ですが、茨城県の霞ケ浦の近くにある吉田村の話です。吉田村の吉田さんのご先祖様は、名主をやっていて、明治時代に「お伊勢参り」に行ったのです。当時のお伊勢参りは、村人が集団で歩いて行ったのです。

 吉田さんが神奈川県の磯子を通った時に、お稲荷様の御宮が海にプカプカと浮いていたのです。吉田さんが「お稲荷様、どうしたのですか?」と聞くと、答えられるわけがありません。ただ、プカプカと浮いていたのです。お稲荷様のお社が海に浮かんでいたのです。

 吉田さんは信心深い人なので、「神様、私は伊勢神宮へ行く途中です。私は霞ケ浦の吉田村の者ですから、そこで待っていてください」と言ったのです。吉田さんが伊勢神宮へ参拝に行って帰ってくると、なんと霞ケ浦の畔にお稲荷様がいたのです。

 磯子にお稲荷様がいたのですから、霞ケ浦は相当離れています。お稲荷様は吉田村に到着していたのです。吉田さんは「神様、待っていてくれたのですか」と言って、お稲荷様を海から拾いあげて、お祀りしたのです。

 それからどうなったのかというと、凄いことが沢山起きてきたのです。信じられないことが起きてきたのです。お稲荷様は霞ケ浦にはいなかったのです。磯子から来たのです。「何故、磯子に浮いていたのか?」というと、恐ろしい神様だから誰かが海に流したのです。

 祟りばかりあって、お稲荷様を燃やすわけにもいかないから、海に流したのです。それを吉田さんが「来てくれ」と言うから、磯子から流れて霞ケ浦で待っていたのです。

 吉田さんのご先祖は、「この間、磯子で会ったお稲荷様ですね。霞ケ浦に来てくれたのですか。では、お祀りしましょう」と言って、お社を造り、お稲荷様をお祀りしたのです。

 それからが、不幸の始まりです。まあ、凄いことが起きたのです。吉田さんの弟は、東京で新聞記者をやっていたのです。

 吉田さんの弟の子供は3人いたのです。長男は大蔵省に入ったのです。次男は東京電力に入社して、発電所の所長をやったのです。凄いものです。吉田家の一族は頭が良かったのです。

 東京電力に入った叔父さんは、鎌田に電気学校があり、そこから東京電力に入社して、とんとん拍子で出世したのです。ものすごく頭が良かった人です。

 妹は石山さんと結婚して、子供が生まれたのです。この子供も頭が良かったのです。麻布中学へ行ったのです。一人っ子ですから、大切に育てられたのですが、通学の途中でバスを待っていたら、車が突っ込んで来て、死んでしまったのです。優秀な子が死んでしまい、それが不幸の始まりだったのです。それからしばらくたって、石山さんが経営していた鉄工所が倒産してしまったのです。

 吉田さんは、結婚して子供が4人いたのです。もの凄く頭が良かったと言われた人です。吉田さんの家系は、頭が良かったのだと思います。

 吉田家の娘が職人の石山さんと結婚して、子供は麻布中学に入ったのです。職人の石山さんが町工場を経営していたのですから、頭の良い家系ではありません。その子供が麻布に入ったのですから、やはり吉田家の頭が良かったのです。

 吉田さんは男三人、女の子一人を生んだのです。跡取りの長男は「お前はうちの商店を継ぐのだから、学問はいらない、旧制中学まででよい」と言われたのです。

 次男は、頭が抜群に良く、この人は大蔵省に入ったのです。三男は凄い人で、3歳の時に「タバコを吸いたい」と言って、タバコをプカプカと吸ったのです。それで「バイオリンを買ってください」と言うので、バイオリンを買って与えると、習ったことなど一度もないのに、バイオリンを弾いたのです。一種の天才です。

 三男は3歳で夭折してしまったのです。その妹が一人いたのですが、幼い頃、夭折しているのです。このような不幸が現出したのです。長男は結核、次男は脚気で死んだのです。三男さんは夭折、妹も夭折です。

 何しろ、不幸が吉田家に伝わって、大変な目に遭ったと言っていました。これは、大事なことです。お稲荷様を拾ってはいけないのです。

 多分、そのお稲荷様を祀った人に恐ろしいことが起きたので、海に流したのでしょう。それを吉田さんが拾ってしまったのです。

 海に捨てられたお稲荷様がプカプカと浮いていたのです。それを吉田さんが「霞ケ浦まで来てください」と言うので、本当に来てしまったのです。それを拾ってお祀りしてしまったので、大変な不幸がきてしまったのです。病気と、若死にです。

 吉田さんの弟さんの孫は優秀です。Y商船に主席で入ったのです。この人は全然勉強はしません。遊んでばかりいたのですが、勉強はできたのです。M商船に入って定年して人生が終わっているのだと思います。

 お稲荷様を拾ってはいけません。お稲荷様が持っている悪霊も拾ってしまうことになるのです。これは教訓です。吉田さんが祀った神様がオキツネ様だったのです。吉田家に不幸をもたらしたのです。

 こんなものが流れついてきて、大事に祀ったから害毒が現れてきたのです。恐ろしいことです。吉田さんのご先祖さまは、伊勢参りに行ったのですから、「うちに来てくれるな」と言うべきだったのです。

 普通は、流される神様などありません。そのような話を僕は聞いたのです。宗教は大いに人間の生活に影響を及ぼしているのです。宗教に無関心ではいけません。正しく宗教を保てばよいのです。

 正しい宗教とは、日本人にとっては伊勢神宮です。伊勢神宮は日本建国の謂れの神様です。その神様に参拝したら、地方の氏神様へ参拝には行けません。「縁結びの神様」などは、邪教です。僕はそのような神社には参拝しません。

 自分の本貫地の氏神様をしっかりと決めて、伊勢神宮へ参拝に行く時は、自分のゴミのような願いを「叶えてくれ」というような気持ちを持たないで、国家のために参拝に行くのです。そのような気持ちを持って、伊勢神宮へ参拝に行けばよいのです。

 何人の人がそのような気持ちを持って、伊勢神宮へ参拝に行っているのでしょうか? 誰もいないと思います。皆、自分のことだけを考えて祈っているのです。「この大学に合格したい」「この会社に入社したい」そのような祈りを持って参拝に行くのです。それでも功徳はあるのです。

そのようなことを考えないで、伊勢神宮へ行ったら国家の成り立ちを考えなさい! ここから日本の国は始まったのです。僕は今回の伊勢神宮参拝を終えて、そのように思いました。

 

 

 

 

■安西孝之さんとA宮は、瓜二つです!

 

  安西孝之さんは、美智子さんの妹の亭主です。

 

※M子ちゃんと、 矗昶(もり のぶてるも、瓜二つ。

 森 矗昶は、安西孝之さんの祖父です。

https://www.yoshiepen.net/entry/2021/03/01/224414

 

 

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