走れ!妄想自転車

走れ!妄想自転車

前輪駆動、前輪操舵のリカンベント自転車(など)の製作記です。

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 足早に・・・と思って進めてきた「総集編」ですが、何処が足早? という量になってしまいました。

 

 振り返ってみると、最初に妄想した「マシン」を現実のものとしていく製作の中で、興味とアイデアはどんどん膨らんでいきました。

 

 その過程での膨らみっぷりは、数年間に渡って当ブログで記事が書けてしまうほど(?)でした。

 

 そして最後に行き着いた姿は、最初からはまったく想像していなかったものです。

 

 それは一言で言ってしまえば、無計画、衝動的、自己満足といったコトバで終わってしまうかもしれません。

 

 それでも「作って走って考えて」というサイクルをぐるんぐるんと廻し続ける事は、決して自分一人の知識や技術では出来なかったと思います。

 

 製作の過程で、自分一人の枠組みの中では考えられなかった、知る術もなかったアイデアや知識を得られたのは、ナリフリ構わずにイベントを見に行ったり、文献を調べて廻った結果です。

 

 そこでいろんな人に会い、教わり、そして大いに刺激を受ける事が出来ました。

 

 

 yabusakaは昔から、何か面白い事がないか?とアンテナを巡らせて、可能なら実際に体験するため現地に行く事を大事にしていました。

 

 

 そこで感じられた事をベースに「もっと面白い事」を探していく・・・そんな風に遊びを追求日していくのが愉しくて・・・。

 

 

 でも、そんな風に足で情報や感触を拾い集めるのは、実はとてもエネルギーが必要で・・・。

 

 

 一体、その膨大なエネルギーはどこからやってきたのか?

 

 それは、結局のところ「好奇心」と「遊び心」から湧きでて(?)いたのだと、しみじみと思います。

 

 

 どんな事でも「遊び」と捉える事が出来るなら、どんな「妄想」だって実現出来る・・・そんな事を真面目に考える今日この頃です。(笑)

 

 

 今回をもちまして、ブログ「走れ! 妄想自転車」は終了になります。

 

 

 でも好奇心と遊び心が尽きない限り、これからもずっとyabusaka「妄想」は続くでしょう。

 

 

 だから新しい妄想実現したら、何かの形でお目にかけたいと思います! 

 

 

 今までずっとおつきあいいただき、本当にありがとうございました。 

 

 

 

終わり

 

 

 こんにちは! yabusakaです。総集編も気づいたら14まで連なっておりました・・・。

 

 ここらで完結させないと、何の為の「総集編」なのか解らなくなってしまいますね!

 

 

( 今回の仕様は後輪操舵機構が目玉!)

 

 

 

 前回のver. では公道で「旅」をするための装備品を作り込みました。もう、そこで完成 !としても良かったのでしょうが・・・。

 

 yabusaka的にやり残した事があったのです。

 

 それが、「後輪操舵機構」を我がマシンに組み込む事なのでした。

 

 紆余曲折あって、そう決意したのですがそれはコチラを見てもらうとして・・・。

 

 タイトなスペースにぎっちりと操舵機構を組み込む・・・という事が成立するかどうか、ギリギリのチャレンジだったのです。

 

(ミリ単位の攻防・・・)

 

 リヤハブをスイングさせる機構をリヤフォークの内幅に収めるので、わざわざOLDの小さいハブをベースに改造しました。

 

 

(ブレーキは油圧ディスク化♫)

 

 ホイールがスイングしてしまうため、リムブレーキはかえってキャリパーのマウント方法がタイヘンな事もあり、無理やりディスク化! しました。

 

 

(ディスクマウントを製作)

 

 

 ベースとなったハブがディスク対応ではなかったので、ディスク板を固定する部品も一から製作・・・・。

 

 こんなの見た事無いのですが、人柱? になる覚悟でトライ! (じつはスペース上の都合もあり仕方なく・・・)

 

 

(ギッチリと詰め込みました・・・)

 

 

 ギッチリと操舵機構を組み込んで・・・それでもOLD100mmに収めました! (半ば意地で・・・)  

 

 スイング角はタイヤとリヤフォークの内面が干渉しない程度の角度ですが、後輪操舵を実感するには十分でした。

 

(異様なレバー配置となりました)

 

 

 乗車時に手前に伸びてくるレバーが操舵レバーで手のひらの腹で押し込む様に操作します。

 

 進行方向に伸びるのは、もちろんブレーキレバーです。

 

 これら2本のレバーはとっさの時に 間違えて操作しない様、あえて逆向きで異なる操作方法としました。

 

 それでも、ハンドルグリップから手を離さないで済む位置となれば、こんな異様なレイアウトとなってしまいます。

 

 

(ワイヤーでスイングさせます)

 

 見慣れたアールを描くのはリアディレーラーの変速ワイヤー・・・ではなく、操舵機構の為のワイヤーです。

 

 ハンドルの左右に振り分けた操舵レバーをニギ二ギしてリヤホイールを操作するのはとてもワクワクしました。

 

(操作には慣れが必要です・・・)

 

 

 実走しながら操舵するのはかなり慣れが要ります。

 

 走行中に考える要素が1つ増えただけでも、ライダーの負担は一気に跳ね上がります。

 

 

 あとは考える必要がなくなるまで、ひたすら走って操舵する感覚を覚える事で何とかなるでしょう! 

 

 

 いつも思うのは、人間の順応力とはすごい・・・という事です!  

 

 

 好奇心と順応力?を武器に、「未知なる世界」をグイグイ進んでいく体験は、他の何にも替えられない充実感と満足yabusakaに与えてくれました。

 

 

 

 妄想するのは楽しい・・・でも実際に「表現」するのはもっと愉しい! です。

 

 

 

続く

 

 

 

 

こんにちは! yabusakaです。 ついに我がマシンをイベントで発表できて感無量・・・というのが前回まででした。

 

 しかし、いろんな人に試乗してもらって頂いたコメントやその様子から要改良! なポイントが出てきました。

 

 それは、シートポジション可変機構が工具を使わないとチェンジできない構造のため、とても時間がかかる事です。

 

 逆にいうと、ポジションのセッティングが迅速に変更できれば、なんとか発進して巡行まで持っていける可能性が高まる!ということ? 

 

 仮にそうなれば、「発進がうまくいかずに試乗断念」する事もなくなるハズ・・・。

 

 というわけでクイックチェンジ機構は必須と思いました。

 

(ステムハンドルはリニューアル)

 

 

 

 既製品の可変ステムを利用したハンドル周りは確かに安心感はありました。

 

 しかし、いちいち六角レンチを取り出してボルトを緩め、ハンドルを回転させ・・・といった作業を毎回行うのは如何なものか・・・。

 

 だったら、一から作ってしまおう!  理想のハンドル周りを! 

 

 ついでに、市販のステムに長〜いハンドルバーを組み合わせていたため、いささか剛性不足を感じていたハンドル周り・・・。

 

 この期に楕円パイプをダブルで使い、「高剛性ロングステム」を実現しました! 

 

 そしてもちろんハンドル角度の調整はクイックレバーを緩めるだけでOK! です。(絶対回転しない様に3本のクイックレバーで固定しました。)

 

 これでシートポジション変更時のハンドルセッティングも楽ラク〜! 

 

 と、ある程度完成度が上がったので、yabusakaの興味は付属品へと及びます。

 

 思った以上に「普通」に走る事が出来る様になったら、次はいかに使い勝手良く、いろんな使い方ができるのか?

 

 そんな風に欲が出てきたりして・・・。

 

 

(リアキャリアは是非とも欲しいです♫)

 

 

 実用として使うならば、荷物の一つも運べる様にしたいもの・・・。という事で、サイドバッグを取り付ける為のリヤキャリアを作ってみたりして・・・。

 

(天板だって自作しちゃいます)

 

 

 さらに、おしゃれ(風?)を目指して木製の天板も作ってみたり・・・。

 

 

(コイツでどこまでも・・・)

 

 

 被視認性をあげる為に、(コレ重要・・)ラジオのアンテナ(死語?)を利用したポールに蛍光オレンジのフラッグを取り付けて完成〜!

 

(旅に出てみたい〜!)

 

 あんまり遠くに行って、フレームのどこかが破断したら・・・そう思うとなかなか遠くまで自走する気になれませんが。

 

 まあ徐々に走行距離を延ばしていこうと思っています。

 

 

 ところで、コレってver.いくつ・・・でしたっけ。 さすがにふた桁までいくと、どうでも良くなってきてしまったり(?)

 

 

続く

こんにちは! yabusakaです。前回のver. を完成形としようと思っていたのですが、ちょうど知り合いの方からとある「イベント」にお誘い頂いたのです。

 

 当時は私、yabusakaに知識がなくて気軽にご一緒させて頂いたのですが・・・。

 

 実はこのイベント、現在でいうトコロの、

 

「Maker Faire Tokyo」

 

 の前身となるイベントなのでした!  

 

 このイベントは「モノ造りの最先端技術」を惜しみなく「趣味に走ったテーマ」につぎ込む人々の祭典!(yabusaka的解釈ですが・・・)

 

 日頃からホームセンターを愛するDIYなピープルにとっては、まさに夢のステージ! なのです。(たぶん・・・)

 

 

(これは気合を入れてお化粧しないと!)

 

 

  ブースに展示するならば、凸凹カーボン地のままではイカンです! という事でパテとサフェーサーで急遽下地処理を行い塗装を施しました・・・。

 

 ちなみに室内での塗装が前提だったので、吹き付け塗装は不可です。

 

 よって、地味にハケでペンキを塗るのでした。

 

 でも最近の屋外用水性塗料はマットに仕上がる、繊細な色加減のシリーズもあるため、色選びもなかなか楽しめます♫

 

(ハケで丁寧に塗りまする・・・)

 

 

 繊細なパイプフレーム部を目立たさせるために明るいブルーグレーをあっさりと。

 

 反対にボリュームのある楕円断面パイプのフレームとカーボンモノコックのフロントセクションは、カーボンブラックでシメてメリハリを強調します。

 

(輪行で会場入り・・・)

 

 

 塗装が完了したら、イベント搬入のために分解&折りたたみをして輪行袋にパッキング! 

 

 意外にも、やればできるものです・・・・。

 

 

(そして本番!)

 

 

 イベント当日は予定どうり輪行で会場入り・・・。特に傷もついてなくホッとする暇もなく、開場に間に合う様にセットアップ! 

 

 

(とりあえず記念撮影です!)

 

 

  開場時間の前に、なんとか割り当てられたスペースに設置完了!

 

 当日は来場頂いた方が希望すれば試乗もしていただけるので、アクシデントで壊れる前に(?)記念撮影〜!

 

 

(そして変形〜!)

 

 シートポジションをアッブ位置へ! できるだけシートポジションの変形過程を見て欲しかったのですが、手間が結構かかるため数回説明するに留まりました。

 

 

 中には、熱心に試乗をしてくれる方もいらっしゃって、なんとか発進できるまでサポートしながら練習してもらいました。

 

 最後には危なげなく走り出す様子を見て、胸に熱いモノが込み上げてきたり・・・。

 

 ううっ、頑張って改良した甲斐がありましたよ・・・。

 

 

続く

 

 

「総集編」とかいいながらもズルズルと続き、ついに11回目となりました、いえ「なってしまい」ました。

 

 こんにちは! yabusakaです。前回の仕様では、高いシートポジション「ラクさ」低いシートポジション「速さ(オモシロさ?) の両立・・・というヒントを得ました。

 

 前回の様に、後付けでサドルを取り付けるのも「アリ」ですが、どうせだったら付け替えなしに「変形(?)」出来るようにしたい・・・と考えたのがコレ↓。

 

 

    (シート Hiポジション)

 

 

 シートが高い位置に保持しておくのはメインフレームにボルト止めされたサブフレームです。]

 

 さらに体重をしっかりと支える突っ張り棒を「折りたたみ式」にしますと・・・(?)

 

 

(シート Lowポジション)

 

 こんな感じでシートをローポジションに落としても成立しそうです。

 

 

 折りたたみ部分は、ブリジストンサイクルの名車「ワンタッチ ピクニカ」の折りたたみ機構をパクリ ・・・参考にして製作しました。

 

 ウチにも一台有りますが、ほんとうにこの機構は良く出来ていると思いますが、一体誰が考案されたのでしょうか?

 

 

(作ってみますと・・・)

 

 

 シートを保持するサブフレーム部はボルトを一本外して、(後にクイックレバー式に改良)下方向にスイングさせてダウンチューブに沿わせます。

 

(この後はハンドルをセッティング)

 

 

 シートを落としたら、シートをフレームにクイックレバーで固定できるようにしてあります。

 

 あと、Lowポジションに合わせてハンドルの角度をセッティングする必要があります。

 

 なかなかワンタッチ・・・とはいきませんでした。

 

 

(この仕様をもってver.10としましょう!)

 

 

 

 一時は「軽量武闘派(?)路線」に進んでいくかと思われましたが、転倒のアクシデントのおかげで、こんなオモシロマシンに進化(?)できました。

 

 

 うん、やっぱりこっちの方がオモシロい!

 

続く