足りないものは音を立てるが、満ち足りたものは静かである
仏陀の言葉です。
そしてさらに続きます。
「愚者は半ば水を持った水瓶のようであり、賢者は水の満ちた湖のようである」
言葉の解釈は色々あるでしょう。
高僧や研究者の解説を読むのもいいでしょう。
でもその前に自分の知識や知恵を駆使して、この言葉の意味を自分なりにまとめてみましょう。
目の前にいる悩んだ子供に話すように・・・。
「○○が欲しい」「〇〇したい」はわかる、大切なこと
でもひとつ「○○が欲しい」と思ったら、ひとつ今あるものを思い浮かべて欲しい
欲しい、したい気持ちも持つのは生きていれば当然のこと
これを否定してはいけない。
だから、同時に今あるものに気づいて感謝して欲しい。
そうすると、足りないものが発した音が少し小さくなる
足りないものに囚われていた心が、満ち足りた静寂に向かう。
そうすると、今足りないと思うことの是非が論理的に判断できる。
心で我慢しろとは言わない、論理的に頭で不足を考えて欲しい。
「平和」は、戦争反対と叫んで手に入れるものではない。
「平和」は平らな世の中だと思う
悪いことも起こらないが、とりたてて良いことも起こらない。
水の満ちた静かな湖のように。