昔の人たちは、自給自足の生活をしていた。多くの人が農業に関わっていた。なので、戸外活動が多く、太陽の光をたくさん浴びていた。だから、ビタミンDが足りなくなるということはなかった。
▼ 労働時間の変化
では、どれぐらい働いていたのか?
こちらは、イギリスとアメリカのデータです。
年代 労働時間
石器時代 (狩猟や移動しながら食べ物を集める生活)
4.86 1日の労働時間 ( 2.8 から7.6時間)
以下 年間の労働時間
13世紀 (大人の農民 イギリス) 1,620時間 毎日1日5-6時間
14世紀 (一般労働者 イギリス) 1,440時間
中世 (イギリス労働者) 2,309時間 毎日1日8時間
1400-1600 (男性成人: 農民、鉱山労働者, イギリス) 1,980時間
1840 (平均的な労働者 イギリス) 3,105-3,588 時間 毎日1日9時間から10時間
1850 (平均的な労働者 アメリカ) 3,150-3,650時間
1900年代に入って、日曜日休み、そして、土日休みになった。
1987 (平均的な労働者 アメリカ) 1,949時間
1988 (製造業労働者 イギリス) 1,856時間 週5日1日7時間
▼ 石器時代
野生の動物は、狩りをする動物は、狩り以外の時は、ごろごろ日向ぼっこをしている。草食動物は、草を育てるという作業は不要で、草や木の葉っぱ、根っこを食べ続ける。
飢饉のときは、食べ物がある場所へ移動する。
そうやって生き抜いてきた。
人類の祖先は、その日の食べ物は、周りの草原、森林、海、川から集めて食べた。畑を耕したり草を抜いたりする作業がなく、軽労働だった。ただし、動物狩りは、男性にとっては命がけだった。
食べ物を集めたり食べている以外の時間は、おしゃべりしたり、神様のために踊ったり歌ったりしていた・・・。
洞窟の中は暗かったので、日中は、天気が良ければ、一日中、戸外にいた。
▼ 稲、麦農耕時代
畑を耕し、穀物を育て、飢饉に備えるようになってから、労働時間が飛躍的に増えた。
日の出と共に働き、日の入り前に夕食を済ませた。。
戸外の生活中心
▼ 産業革命後
ろうそくや電灯の発達とともに、冬は、朝食は日の出前に、夕食は、日の入り後に作るようになった。その分、労働時間が増えた。農民や漁業林業以外は、建物の中で生活するようになった。
潰瘍性大腸炎とクローン病になる人が出てきた。
▼ 目で見る労働時間の変化
▼ おまけ: 有給休暇と、祭日出勤特別手当
日本は、有給休暇が少ない。
祭日に出勤しても、特別手当が出ない。カナダは、祭日出勤は1.5倍の給料が出ます。週に6日以上働いても1.5倍。11日以上だと2倍に。祭日が重なると3倍。
日本人の給料の条件が良くないのは、勤勉すぎるため。
そんな国民性のままカナダで働く日本人たちは、周りから、「なんでそんなに働くんだ!!」「考えられない!!」と言われ続けています。
「そうだよ、ここは日本ではない。スローダウンしよう」
そう、思うのですが、それでも、懸命に働いてしまう・・・。大和魂か・・・。