●大豆)日本は生産量が18位、消費量が10位 | 潰瘍性大腸炎 & クローン病&過敏性腸症候群の改善・完治・根治

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日本人にとって大豆は、豆腐、納豆、油揚げ、煮豆、味噌、醤油など、日常に欠かせない原料です。その大豆が、今、世界的に足りなくなっていて、奪い合いになっている・・・。

 

▼ 大豆の生産地と消費量

円グラフの緑が生産量、薄緑が消費量です。

世界の大豆は、アメリカとブラジル、アルゼンチンだけで8割以上を生産しています。北米と南米では、たくさん作っても、消費しているのは一部で、大半を輸出に回している。

 

日本は? ロシア領に描かれている日本の円グラフを見ると、生産量はわずかで消費量が多い。99%を輸入に頼っています。

中国とEUも、日本と同じです。輸入に頼っている。もしも、大豆の奪い合いが将来に起きるとしたら、中国とヨーロッパが競争相手になります。手ごわい・・・。

 

こちらが具体的な数字です。日本は18位。

 

▼ 日本の大豆の歴史

大豆の故郷は中国です。2000年前に朝鮮を通して日本に伝わってきました。

その後、伝統料理として大豆が使われてきました。

 

▼ アメリカ、カナダの大豆の歴史

19世紀、黒船のペリーが日本からアメリカに帰るときに、お土産?として大豆を持ち帰ります。アメリカでは、大豆は、食用ではなく、家畜の飼料として広まりました。

今でも、大豆は、スーパーでほとんどみかけません。私は、手作り納豆を作るため、中国系のスーパーへ買いに行っています。

 

▼ アメリカの大豆事情

アメリカでは、大豆は、79%が家畜用の飼料に使われます。

15%は、人間用食糧で、揚げ物、食用油、ドレッシング、マーガリン、プロテインバーや大豆ミルクなど。

5%がガソリンの代わりや暖房用の燃料、

1%が、ペンキ、プラスチック、掃除用剤に使われます。

 

▼ ブラジルで大豆が大量に作られている理由

1970年代に、世界はオイルショックで物不足になりました。アメリカは、大豆の輸出を停止。アメリカから大量に大豆を輸入していた日本は、アメリカだけには頼れないと、ブラジルに大規模な大豆農園を作るよう働きかけました。それがあって、ブラジルは、アメリカと首位争いをするほどの大豆大国になりました。

 

▼ 日本で大豆が大量生産されない理由

北海道や東北では、良質な大豆が作られています。が、小規模生産。理由は、大豆の生産は天候に左右されやすいため。

海外でも、日照りなどが続くと、大豆の生産量が大きく落ち込み、大豆の料金が高騰します。このため、株式市場でも、大豆は、注目の的のひとつです。

 

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【参考文献】

 

 

http://muses.muses.tottori-u.ac.jp/dept/E/paper/master/nakagawa.pdf

 

https://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_syokuryo/h20/pdf/h20_africa_09.pdf