モナコの王子様とグレース。
モナコの王子は、アメリカを訪れていた時、グレイス・ケリーが出演する映画の撮影に見学に行っています。
ストーリー: あつ小さな国の美しい姫は、彼女のフェンシングの先生で博士号の肩書を持つ青年が恋に落ちます。それを目の前で見ていた大国の王子。青年は、姫から御家復活のため、大国の王子と結婚しなければならないことを聞かされ、貴族出身ではなかったことから潔く身を引き、去っていきます。
姫は、母親がたくらんだ筋書き通り、王子の関心を引くことができ結婚することになります。
当時、モナコの王子は、電話と文通でのおつきあいで、まだ半年しかたっていなかったグレースとの関係をどう進めたらよいのか迷っていました。でも、この映画の撮影を見ているうちに、気持ちが固まっていった。
ある晩、王子は、レストランでの夕食後、グレースを散歩に誘い出しました。プロポーズするために。ですが、そこを出たとたん、グレースの知り合い夫婦に声をかけられ、グレースが一緒に散歩しましょうと呼びかけたことで4人で散歩することに。事情を知らない夫婦は、談話を楽しみながらなかなか去らない。
やっと夫婦が去ったときには、夜はかなり更けていました。
王子は、グレースを人目につかない木陰に誘い、やっと婚約指輪を渡しながら結婚を申し込むことができました。
グレースは、思いもしなかった突然のプロポーズに、もちろん感激し、イエスと答えます。
その後、王子はモナコに帰り、グレースも家に帰宅。
嬉しさいっぱいのグレース。ですが、親友たちが集まってくれたその日、彼女は、みんなにある心配事を打ち明けます。