Nasebanaru

アメリカで趣味と生活を綴る

今日のチェロキー

2021-09-19 04:16:38 | Piper Cherokee 140
今日も教官様は齢60を超えるBill。

「お前のメイン教官は今フロリダでアメリカンエアラインの100人乗りジェットのパイロットになるベく訓練中だ!その間俺が可愛がってやる!!(ちょっと大袈裟表現)

私の元々の教官は30歳のChad。飛ぶことが趣味で19歳の時に自家用機を購入して以来毎週のように飛んできたそうですがここにきて飛ぶことを本職にするそうです。なんでも勤めていた工場がコロナの影響で商品に変える物資が入って来ず先行きに不安を感じたとか。こんなところにもコロナの影響なんですね。ただ教官を辞めるつもりはないらしく、2週間エアラインにお勤めすると2週間はお休みというサイクルらしくお休みの間にまた帰ってくるそうです。

ようし、じゃあお前がパイロットの試験を受ける時のためにいろいろ質問してやる。プライベートパイロットの免許を維持する為の条件を言ってみろ!

え?条件ですか?えーと健康診断とかのことですか?

それも一つ。じゃあそっちから質問しよう、お前の健康診断はどれくらいの期間有効なんだ?

1年くらいっすかね?

なんでそう思うんだ?

勘っす。

馬鹿野郎!全部FAR/AIM(Federal Aviation Regulations Aeronautical Information Manual)に書かれているんだ!!

それによるとこうだ、お前は40代だから24ヶ月毎となってる。前回のお前の健康診断は今年の5月21日となっているからこの診断書はいつまで有効かわかるか?

2年後の5月21日?

ノー。24ヶ月毎って意味は2年後の5月31日までってことよ、覚えときな!

はい!!

長くなるので端折りますがパイロットは健康診断だけでなく2年毎に適性審査があるそうです。その他の資格(例えばIFRの試験など)を取ればそれが適性審査を通ったってことになるらしい。教官のChadが毎年のように新しい適性試験を受けていたのはこのためだったのか。

あとライセンスを取ってからも他人を飛行機に乗せる時には90日以内に離着陸を3回づつ(昼間ならタッチアンドゴーオッケー)していないとお客さんは乗せられないぜ!!らしい。





今日のフライトは試験に向けての訓練。スローフライト、失速からの回復に離着陸などなど。着陸準備しているとおもむろに、

おいエンジン止まったぞ、さあどうする!

え、これも訓練ですか?

当たり前だ!!ごちゃごちゃいうな、もう降下してるぞ、さあどうすんだ!!

教官はがっちりスロットルをアイドルに戻して離しません。同時に無線で「あーこれからエンジン停止時の訓練やりまーす、ランウェイは3。」

えーと、、、とりあえず滑走路に向かわんとね、ああ、あとエアスピードは85マイルだったっけ。。。

こら、バンク取りすぎだ!!もっとラダー使え!!

はい!!!

よーし滑走路上空だ!フラップ使え!!このままだと滑走路をオーバーランするぞ!!!

はい!!!!

無事着陸。

おーやるじゃないか!エンジン使って降りた時より上手かったぞ!!はっはっはーー!

この教官様、ひジョーにやりにくい。でも彼なしには飛べない。それに指導する内容は的を射てます。11月までChadが帰って来ないとなると選択の余地は全くありませぬ。




ただいまのチェロキー。


なぜか右脚の方が長いんです。


これが右脚。

左脚。手前は機体に乗り込むためのステップ。


近いうちに調整せんとね〜







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