今話の名セリフ:「怖いと思った時は、自分が守りたいものの事を思うんだ。そして、一歩を踏み出す。」
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第29話「おいしいパラダイス! レッツゴー! クッキングダム!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前の戦いで、ゆい達に捕えられたナルシストルーは、ローズマリーから、然るべき場所で反省してもらいたいと告げられました。
然るべき場所というのは、クッキングダム。ゆい達は行きたいと思っていますが、スペシャルデリシャストーンが2つなければ行く事ができません。
ですが、パムパムは、コメコメがいれば大丈夫だと言います。というのは、コメコメの先代は、ブローチにエナジーを溜めて、世界を行き来できたからです。
コメコメのブローチを見たところ、良い感じにエナジーが溜まっているようで、これならクッキングダムに行けるようです。という事で早速、コメコメはエナジーを放出し、ゆい達は、クッキングダムに行く事になりました。
今回のオープニングも、劇場版告知バージョンでした。いつも通り、画像と感想は、記事の最後で語ります。
~ Aパート ~
そして、ゆい達は、クックンングダムに到着しました。
「何か甘い匂いが・・・。」
「それは、今立っているのが、わたあめの雲だからよ!」
「デリシャスマイル~!」
「ちょっ! 2人とも、あんまり食べちゃ駄目! そんなに食べたら・・・。」
あの量を2人で全部平らげたとか、すげーな・・・。この2人の胃袋は宇宙かよ・・・。
おい、拓海君よ。この食い気に全振りしちゃってるゆいを恋に落とそうとか、正直無理ゲーな気がしてきたぞ。(笑)
その後、ナルシストルーは別室に送られました。ゆい達は、クッキングの元に。
「ローズマリー、戻りました。」
「うむ。」
『こんにちは!』
「ちょっ! 近所のおじさんじゃないんだから!」
そうは言っても、王様の貫禄がちっとも感じられないしなあ。貫禄がないから、やすやすと国宝が奪われちゃったんじゃねーの?(笑)
っていうか、ここねとあまねの表情が面白い事になっとる・・・。真面目な子のこういう表情は、ご飯が進みますので、今後もどんどん見せて下さい。(笑)
クッキング達は、ゆい達の働きに礼を言い、フェンネルは、クックファイター見習いの「セルフィーユ」に、ゆい達にクッキングダムを案内するよう指示しました。
「偉大なプリキュアである皆さんの案内役を仰せつかるなんて、光栄過ぎて明日から眠れません!」
「嬉しいのは分かるが、大げさだ。」
「今日は寝るのね・・・。」
今日だろうが明日だろうが、睡眠薬を盛っておけば簡単に寝ちゃうだろうけどな。って、薬を盛るとか、女の子向けアニメにあるまじきワードですね、ハイ。(笑)
「元気だった?」
「皆さんのおかげで、こうしてレシピッピ達は、幸せに暮らす事ができます。」
「レシピッピ達、楽しそう!」
「私はまだ、クックファイターの見習いですが、早く皆さんのようになりたいのです。」
「見習い?」
「クッキングダムには、現在、99人のクックファイターがいて、それぞれ、ブンドル団についての情報を集めたり、任務をこなしています。」
「デリシャストーンがクックファイターの証。ローズマリー様とフェンネル様がスペシャルデリシャストーンを、その他のクックファイターはデリシャストーンを授けられています。」
「私もいつかクックファイターになって、このクッキングダムを、そして、世界中の料理を守りたいです!」
そんな中・・・、
「おい!」
「休息は大事です。」
~ Bパート ~
一方、ゆい達は、クッキングダムの人達が開発して作ったおむすびの花、おかず池を案内され、楽しい時間を過ごしました。
クッキングダムには、ほかほかハートを活用する独自の技術があり、色んなものを開発しているそうです。残念ながら、その技術は、この世界以外では使えないようですが。
クックファイターには、試験に合格すれば、なれるとの事。
試験には、どのようなものがあるのか? その1つとして、おむすびの丘を制限時間以内に走りきるというのがありますが、セルフィーユは、この橋で失格になっているようです。
その理由は・・・、
「じ、自分は、とんでもなく怖がりなんです!」
「高い所が苦手?」
「それだけじゃありません! 訓練で戦うのもまだ怖くて! どうすれば勇気を持つ事ができますか!?」
簡単だよ。催眠術でもかけてもらって、意識をなくしちゃえばいいんだよ。って、催眠術も、女の子向けアニメにあるまじきワードですね、サーセン。(笑)
「下を見ないで行くのは、どう?」
「な、なるほど・・・。やってみます・・・。」
「でやー!」
「でやー!」
「無理しないで・・・。」
「勇気と無理は違う・・・。」
さっきからセルフィーユが面白過ぎるなあ! これ、試験に一発芸でも設ければ、余裕で合格しちゃうんじゃないのでしょうか。まあ、それが何に活きるのかは知りませんが。(笑)
「それに、怖がらないようにしようと思えば思うほど、怖くなる・・・。」
「じゃあ、どうすれば・・・。皆さんは、怖いものってないんですか?」
『うーん・・・。』
同じ頃・・・、
「ゼンブル! ゼンブル! ブンドルー!」
レシピッピが捕まった事は、ゆい達だけでなく、ローズマリーとフェンネルも知りますが、セクレトルーが城の兵士に紛れ込んでいるため、どこにいるのかは分かりません。
そんな中、セルフィーユは、ブンドル団がいると知って、恐怖で竦んでしまいます。
ちょうどその時、逃走中のセクレトルーが、セルフィーユと衝突。その拍子に兜が脱げて、セクレトルーが兵士に紛れていた事が、セルフィーユに知られます。
セクレトルーは正体を現し、ゴッソリウバウゾーを生み出します。
「働きなさい。ゴッソリウバウゾー。」
ゴッソリウバウゾーを見て失神するセルフィーユ。ちょうど、ゆい達も戻ってきて、プリキュアに変身します。
バトルスタート。ゴッソリウバウゾーの力は強く、大きな中華鍋型の体を使って転がされます。
「じゃあ、どうすれば・・・。皆さんは、怖いものってないんですか?」
『うーん・・・。』
「ある。だが、怖がっていては、何も変わらない。」
「怖いと思った時は、自分が守りたいものの事を思うんだ。そして、一歩を踏み出す。本当に怖いのは、一歩目だけだ。」
「私の、守りたいもの・・・。」
「根性!」
「セルフィーユ! 受け取れ!」
「デリシャストーンが、あの子を選んだ!?」
「怖くない! 怖くない! 怖くない!」
「腕を抑えた! これで体を振れないわ!」
ですが、ゴッソリウバウゾーはセルフィーユを振り回しにきました。しかし、セルフィーユは離しません。
ゴッソリウバウゾーの体振りが止まった事で、プレシャス達は、ゴッソリウバウゾーの体から脱出。攻撃のチャンスができました。
という事で、ライト・マイ・デリシャス。ゴッソリウバウゾーをやっつけ、レシピッピ達を助ける事ができました。
「やはり、ここでレシピッピを奪うのは難しいようですね。」
いや、セルフィーユとぶつかった時に、セルフィーユを無視して一目散と逃げていれば、容易く奪えたと思うんだけど? ったく、働き方がぬるいっての! よし! 初回の小言を返す事ができたぜ! イエイ!(笑)
「お前は見事に恐怖に打ち勝った。これからはクックファイターとして、厳しい修業が待ってるぞ。」
「はい・・・。」
『おめでとう!』
少しして、ゆい達がクッキングダムを離れる時が来ました。
「ありがとうございました!」
「私達は何もしていない。」
「セルフィーユが勇気マシマシで頑張ったんだよ!」
「お祖母ちゃん言ってた! 鍋とバットは思い切り振れって!」
「鍋、ですか?」
「うん! 鍋を振る時、思い切って振った方が、具材がこぼれないし、美味しく炒められるんだよって! バットも思い切り振らないと、ホームランにならないんだよって!」
「最初の思い切り、勇気を振り絞った一歩が大事だという事か。」
「勇気を持って踏み出せたのは、皆さんのおかげです!」
そして、ゆい達は、クッキングダムを離れ、おいしーなタウンへと向かいました。
その途中・・・、
「きっと、みんな、大事なものがあるんだね。」
「それを守るために戦ってる。」
「らんらん達も!」
「どこにいても、思いは一緒だ。」
「うん!」
今回は、これで終了です。
エンディングも劇場版告知バージョンでしたが、映像も曲も、前話、前々話と同じでしたので、こちらの感想はカットします。
次回:「おまつりわっしょい! やきそばマリちゃん」
ある日、街のお祭りで「屋台メシグランプリ」が開催される事になりました。
優勝賞品は、超お得クーポン。それをゲットするために、ゆい達は出場しますが・・・。
【まとめ】
という事で、今回は、ゆい達がクッキンダムに行く話でした。
クッキングダムは、物語の核を担う場所。そのため、今後のストーリーの謎が出てくる、・・・という事はなかったですが、メイン視聴層である女の子達にとって結構な身近な問題が取り上げられ、なかなかためになる話だったと感じています。
その問題というのは、セルフィーユを中心として取り上げられた、怖いものに対する向き合い方。
私達人間は、喜び、悲しみ、怒りなどといった様々な感情を持つ生き物であり、怖さを感じる事もあります。それは、未知のものとか苦手なものを目にした時に感じやすいでしょう。これまでの話ですと、テストとか、嫌いな食べ物とかが代表的でしょうか。
怖さを感じると、物事が悪い方向に進んでしまうのではないかと思い込みやすくなり、何もできなくなってしまうもの。だったら怖がらないようにしよう、と思うと、逆に怖く感じるものです。恐怖に勝つのって、結構難しい事なんですよね。
ですが、本当に怖いのは一歩目だけ。一歩目さえ踏み出されば、二歩目三歩目は一歩目よりも簡単に踏み出しやすく、後はスイスイ進めちゃう事が意外と多いんですよね。
その大事な一歩目を踏み出すコツとして挙げられたのは、自分が守りたいものを思う事。知らない事や苦手な事とかに向き合う事は怖いですが、大事なものがなくなっちゃうのは、それ以上に怖いでしょう。
ですので、自分が守りたいものを思いながら一歩を踏み出すというのは、恐怖に打ち勝つための良いアドバイスだと思いますね。
それをあまねが言っていたのが、良かったですね。この子は、ジェントルーとして悪事をしてしまった事に後悔し、この先自分が本当にやりたい事に対して、なかなか一歩を踏み出せなかった訳ですし。
それが、ゆい達のおかげで一歩を踏み出す事ができ、プリキュアになって、そして、今話では、セルフィーユに恐怖に打ち勝つための大切な事を教えました。その結果、セルフィーユはデリシャストーンに認められ、真のクックファイターになり、より笑顔にさせる事ができたのですから、改めて、ゆい達と出会えて良かったな、と思いますね。
まあ、そうは言っても、女の子達にとって、自分が守りたいものを思うというのは、ピンとこないかもしれません。親御さんを中心とした大人達に守られる立場ですし、「守る」という言葉の重さもよく分からないでしょうし。
ですが、例えば、怖いと感じているものを乗り越えれば何かご褒美がもらえる、と考えると、恐怖に対して一歩踏み出しやすくなるんじゃないのでしょうか。実際にそう言われたり、本当にご褒美を用意してくれていたら、効果は抜群だと思います。
恐怖に勝つのはなかなか難しい事ですが、どう打ち勝つかを考えたり、打ち勝った後の明るい未来を想像すれば、楽しめちゃうものでしょう。気持ちって大事ですね。
あと、今話ラストでは、「トロピカル~ジュ」、「ヒーリングっど」、「トゥインクル」のプリキュアが、声なしではありましたが、全員登場しました。
これは、劇場版の宣伝のようなものでしょうね。「わたしだけのお子さまランチ」では、この3作品の主人公プリキュアが登場しますし。劇場版を早く見て見たい気持ちが高まりました。
さて、次回は、お祭りとくれば浴衣が来てほしいのですが、次回が放映される時には10月になってますし、難しいかな・・・。ですが、楽しい話になってくれると期待しています。
本編の感想は、これで以上です。
ここからは、後回しにした、劇場版告知オープニングなどについて、語っていきます。なお、私はまだ劇場版に見に行っておらず、以降の感想は、その上での語りとなっています。
ドリーミアのアトラクションで遊ぶゆい達。
ジェットコースターに乗っている時のあまねの顔が、なんかすごい事に・・・。そうか。キミ、こういうの苦手なのか。早く映画館に行って、この顔を見たくなってきました。(笑)
これまでドリーミアで楽しく遊んでいたのが一転・・・、といった感じでしょうか。物語中盤にさしかかってそうですね。
「トロピカル~ジュ」、「ヒーリングっど」、「トゥインクル」の主人公プリキュアが登場する「わたしだけのお子さまランチ」も同時上映。今話ラストを見た感じでは、主人公以外のプリキュアも登場するのかも?
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
「デリシャスパーティ♡プリキュア」第29話「おいしいパラダイス! レッツゴー! クッキングダム!」の感想です。
~ オープニング前 ~
前の戦いで、ゆい達に捕えられたナルシストルーは、ローズマリーから、然るべき場所で反省してもらいたいと告げられました。
然るべき場所というのは、クッキングダム。ゆい達は行きたいと思っていますが、スペシャルデリシャストーンが2つなければ行く事ができません。
ですが、パムパムは、コメコメがいれば大丈夫だと言います。というのは、コメコメの先代は、ブローチにエナジーを溜めて、世界を行き来できたからです。
コメコメのブローチを見たところ、良い感じにエナジーが溜まっているようで、これならクッキングダムに行けるようです。という事で早速、コメコメはエナジーを放出し、ゆい達は、クッキングダムに行く事になりました。
今回のオープニングも、劇場版告知バージョンでした。いつも通り、画像と感想は、記事の最後で語ります。
~ Aパート ~
そして、ゆい達は、クックンングダムに到着しました。
「何か甘い匂いが・・・。」
「それは、今立っているのが、わたあめの雲だからよ!」
「デリシャスマイル~!」
「ちょっ! 2人とも、あんまり食べちゃ駄目! そんなに食べたら・・・。」
あの量を2人で全部平らげたとか、すげーな・・・。この2人の胃袋は宇宙かよ・・・。
おい、拓海君よ。この食い気に全振りしちゃってるゆいを恋に落とそうとか、正直無理ゲーな気がしてきたぞ。(笑)
その後、ナルシストルーは別室に送られました。ゆい達は、クッキングの元に。
「ローズマリー、戻りました。」
「うむ。」
『こんにちは!』
「ちょっ! 近所のおじさんじゃないんだから!」
そうは言っても、王様の貫禄がちっとも感じられないしなあ。貫禄がないから、やすやすと国宝が奪われちゃったんじゃねーの?(笑)
っていうか、ここねとあまねの表情が面白い事になっとる・・・。真面目な子のこういう表情は、ご飯が進みますので、今後もどんどん見せて下さい。(笑)
クッキング達は、ゆい達の働きに礼を言い、フェンネルは、クックファイター見習いの「セルフィーユ」に、ゆい達にクッキングダムを案内するよう指示しました。
「偉大なプリキュアである皆さんの案内役を仰せつかるなんて、光栄過ぎて明日から眠れません!」
「嬉しいのは分かるが、大げさだ。」
「今日は寝るのね・・・。」
今日だろうが明日だろうが、睡眠薬を盛っておけば簡単に寝ちゃうだろうけどな。って、薬を盛るとか、女の子向けアニメにあるまじきワードですね、ハイ。(笑)
「元気だった?」
「皆さんのおかげで、こうしてレシピッピ達は、幸せに暮らす事ができます。」
「レシピッピ達、楽しそう!」
「私はまだ、クックファイターの見習いですが、早く皆さんのようになりたいのです。」
「見習い?」
「クッキングダムには、現在、99人のクックファイターがいて、それぞれ、ブンドル団についての情報を集めたり、任務をこなしています。」
「デリシャストーンがクックファイターの証。ローズマリー様とフェンネル様がスペシャルデリシャストーンを、その他のクックファイターはデリシャストーンを授けられています。」
「私もいつかクックファイターになって、このクッキングダムを、そして、世界中の料理を守りたいです!」
そんな中・・・、
「おい!」
「休息は大事です。」
~ Bパート ~
一方、ゆい達は、クッキングダムの人達が開発して作ったおむすびの花、おかず池を案内され、楽しい時間を過ごしました。
クッキングダムには、ほかほかハートを活用する独自の技術があり、色んなものを開発しているそうです。残念ながら、その技術は、この世界以外では使えないようですが。
クックファイターには、試験に合格すれば、なれるとの事。
試験には、どのようなものがあるのか? その1つとして、おむすびの丘を制限時間以内に走りきるというのがありますが、セルフィーユは、この橋で失格になっているようです。
その理由は・・・、
「じ、自分は、とんでもなく怖がりなんです!」
「高い所が苦手?」
「それだけじゃありません! 訓練で戦うのもまだ怖くて! どうすれば勇気を持つ事ができますか!?」
簡単だよ。催眠術でもかけてもらって、意識をなくしちゃえばいいんだよ。って、催眠術も、女の子向けアニメにあるまじきワードですね、サーセン。(笑)
「下を見ないで行くのは、どう?」
「な、なるほど・・・。やってみます・・・。」
「でやー!」
「でやー!」
「無理しないで・・・。」
「勇気と無理は違う・・・。」
さっきからセルフィーユが面白過ぎるなあ! これ、試験に一発芸でも設ければ、余裕で合格しちゃうんじゃないのでしょうか。まあ、それが何に活きるのかは知りませんが。(笑)
「それに、怖がらないようにしようと思えば思うほど、怖くなる・・・。」
「じゃあ、どうすれば・・・。皆さんは、怖いものってないんですか?」
『うーん・・・。』
同じ頃・・・、
「ゼンブル! ゼンブル! ブンドルー!」
レシピッピが捕まった事は、ゆい達だけでなく、ローズマリーとフェンネルも知りますが、セクレトルーが城の兵士に紛れ込んでいるため、どこにいるのかは分かりません。
そんな中、セルフィーユは、ブンドル団がいると知って、恐怖で竦んでしまいます。
ちょうどその時、逃走中のセクレトルーが、セルフィーユと衝突。その拍子に兜が脱げて、セクレトルーが兵士に紛れていた事が、セルフィーユに知られます。
セクレトルーは正体を現し、ゴッソリウバウゾーを生み出します。
「働きなさい。ゴッソリウバウゾー。」
ゴッソリウバウゾーを見て失神するセルフィーユ。ちょうど、ゆい達も戻ってきて、プリキュアに変身します。
バトルスタート。ゴッソリウバウゾーの力は強く、大きな中華鍋型の体を使って転がされます。
「じゃあ、どうすれば・・・。皆さんは、怖いものってないんですか?」
『うーん・・・。』
「ある。だが、怖がっていては、何も変わらない。」
「怖いと思った時は、自分が守りたいものの事を思うんだ。そして、一歩を踏み出す。本当に怖いのは、一歩目だけだ。」
「私の、守りたいもの・・・。」
「根性!」
「セルフィーユ! 受け取れ!」
「デリシャストーンが、あの子を選んだ!?」
「怖くない! 怖くない! 怖くない!」
「腕を抑えた! これで体を振れないわ!」
ですが、ゴッソリウバウゾーはセルフィーユを振り回しにきました。しかし、セルフィーユは離しません。
ゴッソリウバウゾーの体振りが止まった事で、プレシャス達は、ゴッソリウバウゾーの体から脱出。攻撃のチャンスができました。
という事で、ライト・マイ・デリシャス。ゴッソリウバウゾーをやっつけ、レシピッピ達を助ける事ができました。
「やはり、ここでレシピッピを奪うのは難しいようですね。」
いや、セルフィーユとぶつかった時に、セルフィーユを無視して一目散と逃げていれば、容易く奪えたと思うんだけど? ったく、働き方がぬるいっての! よし! 初回の小言を返す事ができたぜ! イエイ!(笑)
「お前は見事に恐怖に打ち勝った。これからはクックファイターとして、厳しい修業が待ってるぞ。」
「はい・・・。」
『おめでとう!』
少しして、ゆい達がクッキングダムを離れる時が来ました。
「ありがとうございました!」
「私達は何もしていない。」
「セルフィーユが勇気マシマシで頑張ったんだよ!」
「お祖母ちゃん言ってた! 鍋とバットは思い切り振れって!」
「鍋、ですか?」
「うん! 鍋を振る時、思い切って振った方が、具材がこぼれないし、美味しく炒められるんだよって! バットも思い切り振らないと、ホームランにならないんだよって!」
「最初の思い切り、勇気を振り絞った一歩が大事だという事か。」
「勇気を持って踏み出せたのは、皆さんのおかげです!」
そして、ゆい達は、クッキングダムを離れ、おいしーなタウンへと向かいました。
その途中・・・、
「きっと、みんな、大事なものがあるんだね。」
「それを守るために戦ってる。」
「らんらん達も!」
「どこにいても、思いは一緒だ。」
「うん!」
今回は、これで終了です。
エンディングも劇場版告知バージョンでしたが、映像も曲も、前話、前々話と同じでしたので、こちらの感想はカットします。
次回:「おまつりわっしょい! やきそばマリちゃん」
ある日、街のお祭りで「屋台メシグランプリ」が開催される事になりました。
優勝賞品は、超お得クーポン。それをゲットするために、ゆい達は出場しますが・・・。
【まとめ】
という事で、今回は、ゆい達がクッキンダムに行く話でした。
クッキングダムは、物語の核を担う場所。そのため、今後のストーリーの謎が出てくる、・・・という事はなかったですが、メイン視聴層である女の子達にとって結構な身近な問題が取り上げられ、なかなかためになる話だったと感じています。
その問題というのは、セルフィーユを中心として取り上げられた、怖いものに対する向き合い方。
私達人間は、喜び、悲しみ、怒りなどといった様々な感情を持つ生き物であり、怖さを感じる事もあります。それは、未知のものとか苦手なものを目にした時に感じやすいでしょう。これまでの話ですと、テストとか、嫌いな食べ物とかが代表的でしょうか。
怖さを感じると、物事が悪い方向に進んでしまうのではないかと思い込みやすくなり、何もできなくなってしまうもの。だったら怖がらないようにしよう、と思うと、逆に怖く感じるものです。恐怖に勝つのって、結構難しい事なんですよね。
ですが、本当に怖いのは一歩目だけ。一歩目さえ踏み出されば、二歩目三歩目は一歩目よりも簡単に踏み出しやすく、後はスイスイ進めちゃう事が意外と多いんですよね。
その大事な一歩目を踏み出すコツとして挙げられたのは、自分が守りたいものを思う事。知らない事や苦手な事とかに向き合う事は怖いですが、大事なものがなくなっちゃうのは、それ以上に怖いでしょう。
ですので、自分が守りたいものを思いながら一歩を踏み出すというのは、恐怖に打ち勝つための良いアドバイスだと思いますね。
それをあまねが言っていたのが、良かったですね。この子は、ジェントルーとして悪事をしてしまった事に後悔し、この先自分が本当にやりたい事に対して、なかなか一歩を踏み出せなかった訳ですし。
それが、ゆい達のおかげで一歩を踏み出す事ができ、プリキュアになって、そして、今話では、セルフィーユに恐怖に打ち勝つための大切な事を教えました。その結果、セルフィーユはデリシャストーンに認められ、真のクックファイターになり、より笑顔にさせる事ができたのですから、改めて、ゆい達と出会えて良かったな、と思いますね。
まあ、そうは言っても、女の子達にとって、自分が守りたいものを思うというのは、ピンとこないかもしれません。親御さんを中心とした大人達に守られる立場ですし、「守る」という言葉の重さもよく分からないでしょうし。
ですが、例えば、怖いと感じているものを乗り越えれば何かご褒美がもらえる、と考えると、恐怖に対して一歩踏み出しやすくなるんじゃないのでしょうか。実際にそう言われたり、本当にご褒美を用意してくれていたら、効果は抜群だと思います。
恐怖に勝つのはなかなか難しい事ですが、どう打ち勝つかを考えたり、打ち勝った後の明るい未来を想像すれば、楽しめちゃうものでしょう。気持ちって大事ですね。
あと、今話ラストでは、「トロピカル~ジュ」、「ヒーリングっど」、「トゥインクル」のプリキュアが、声なしではありましたが、全員登場しました。
これは、劇場版の宣伝のようなものでしょうね。「わたしだけのお子さまランチ」では、この3作品の主人公プリキュアが登場しますし。劇場版を早く見て見たい気持ちが高まりました。
さて、次回は、お祭りとくれば浴衣が来てほしいのですが、次回が放映される時には10月になってますし、難しいかな・・・。ですが、楽しい話になってくれると期待しています。
本編の感想は、これで以上です。
ここからは、後回しにした、劇場版告知オープニングなどについて、語っていきます。なお、私はまだ劇場版に見に行っておらず、以降の感想は、その上での語りとなっています。
ドリーミアのアトラクションで遊ぶゆい達。
ジェットコースターに乗っている時のあまねの顔が、なんかすごい事に・・・。そうか。キミ、こういうの苦手なのか。早く映画館に行って、この顔を見たくなってきました。(笑)
これまでドリーミアで楽しく遊んでいたのが一転・・・、といった感じでしょうか。物語中盤にさしかかってそうですね。
「トロピカル~ジュ」、「ヒーリングっど」、「トゥインクル」の主人公プリキュアが登場する「わたしだけのお子さまランチ」も同時上映。今話ラストを見た感じでは、主人公以外のプリキュアも登場するのかも?
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。