新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

街は「インバウンド」で賑わっていた

2023-02-08 07:51:05 | コラム
これが歓迎すべき現象なのだろうか:

昨7日は所要があって今年初めての事で、新宿駅西口に出向いた。何故そこまで行かないと用が足りないのかと言えば、ここ百人町/大久保界隈からは既に何十年も前に銀行の支店が消えてATMだけになっていたし、日本人相手の店は次々に消えて行ってしまったので、食料品の以外の買い物と用足しはここを脱出せねばならないのだ。こう言っても、この不自由さの具体的な感じ方で解って頂ける方は少ないと思う。

所用では毎度のことで京王百貨店に地下からエスカレーターで上がり1階を通り抜けるのだが、居ましたよ「インバウンド」様たちが店内にトローリーケースを引っ張って。更に、店外の羽田空港向けのバスの発着の場所の近くには、どう贔屓目に見ても低位の階層に属する白人の7~8名の集団が何か真剣な表情で語り合っていた。後難を恐れずに言えば「あの連中が我が国の景気回復の起爆剤になるほどお金を使ってくれるとは思えないのだ」なのである。

用事を終えた帰りには、たった一駅でもと、ずっと以前に新装なって自分が何処にいるのかが解りにくくなったJR新宿駅から山手線を利用した。新大久保駅で階段を使わずにエレベーターに乗れば、4名のアジア人の集団が各自2個ずつの大きなトローリーケースを引き摺って乗ってきていた。我が家の方向に向かうイスラム横丁にも、非白人のトローリーケース集団がいた。インバウンドはかくの如くに盛況なのである。

昨日は大久保通りでは新発見をした。それは韓国の「パルパル(88のこと)ドッグ」等を売っていた店舗の跡に、中国独特の漢字のみが表示されている食品(料理屋?)が出店していた。2階は食堂のようだが、鴨という字が読めただけで何を売っているのか解らなかった1階の売店(?)には買い物客もいた。その4~5軒先には一度恐る恐る入って見て、余りの辛さに二度と試すまいと思った中国語しか通じない四川料理店も出来ていた。

何が言いたいのかと言えば、この界隈にはインバウンド様もお出でになるが、これまでの韓国、イスラム、ネパール系で決して好ましい賑わい方だった所に、遂に中国勢が本格的に乗り込んできたのではないかと感じさせられた事態。これまでに何度も指摘したことで、新大久保駅から約600mの我が家の間には7~8校もの日本語学校があり、大勢の中国の若者が通っているのだから、店側は容易に働き手を確保するだろうと思ってしまう。

ご理解願いたいことは、この街には我が国の労働市場に対して何らの貢献をしない雇用主が上述のように蔓延っているのだし、異国人の働き口も増加している状況なのである。「インバウンド」の中には、そのままヴィザ切れをも厭わずに不法滞在を続けている者どもが多い状況は公知の事実ではないのか。

何度も指摘してきたことだが、ここイスラム横丁に巣食う連中が何年も居続けられるようなヴィザを持っているのだろうか。私が我が国は彼らに食い物にされているのではとは嘆くのは見当違いなのだろうか、取り越し苦労なのだろうか。



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