サイブンー25ー | ラテックスは妄想中

ラテックスは妄想中

暴走ギミな妄想をチラカスBananaです。
甘味世界を目指し オリジナル小説書いてます。
腐 要素 多くなってきちゃいました。苦手な方ご注意ください。

 

 

店内に入ってきた客

 

軽く会話すれば

 

その客が欲しいものを求め

 

購買目的で入ってきたのか

 

只の“夏のハマグリ”か…って事は

 

分かるのだろう

 

僕があれこれ質問しないと分かると

 

すっと身を引いて

 

店内の商品

 

見て回る僕に

 

ついては来ず

 

付かづ離れずの距離で

 

干渉しないスタンス

 

 

…まぁ

 

何か買ってもいいかなって

 

価格のモノで 

 

僕が使うことがありそうな小物

 

…は 見たところないし

 

 

だって 

 

使えそうなボールペンでさえ

 

1本で

 

昼飯1週間分って…ないわぁ…

 

等と

 

絶対口には出せない感想

 

胸に留めつつ

 

 

するっと

 

入ってきた時同様

 

店を後にすれば

 

WINDOW越しに

 

少し会話した店員の姿

 

店の外の僕に気付くと

 

ぺこりと会釈してて

 

 

…ん…感じのいい店だったなぁ

 

とか 思いつつ

 

ふと

 

この駅で降りたのは初めてで

 

係わった…と言える程度に

 

会話したのは

 

ご飯食べたところのマスターと

 

さっきの店員さんくらい

 

だけど

 

地方特有の“親切”が“サービス”

 

って構図

 

…嫌いじゃない…

 

なにより

 

学生がどやどやと降りて行ったの

 

通学の為もあるのだろう

 

けど

 

だからこそ

 

活気がある

 

駅周辺の人の賑わいは

 

そのまま

 

このビルの中にも

 

持ち込まれてて

 

 

僕的には

 

想定外だった

 

都会へ行かないと

 

ないと思っていた新しい感覚や

 

お洒落さや賑わいが

 

特有の形ではあっても

 

“ここ”にもあって

 

しかも

 

地域の特色なのかもしれないけど

 

“なごみ”の要素が

 

居心地の良さとなってて

 

 

…こういう場所が

 

転職とか終の棲家を考えてる人に

 

選ばれる地域なのかも

 

等と

 

気分よくここまで来た現状

 

振り返りつつ

 

このビルに来た目的の

 

展示会場へ向かうべく

 

エスカレーターで移動開始すれば

 

各階ごとに

 

客層の色があるの

 

…面白いなぁ…と

 

とりあえず

 

帰りに寄ってみよう

 

ってお楽しみに 

 

とっておきつつ

 

 

展示会場のある上層階へ

 

構造上

 

各階のフロアーを

 

チラ見しつつ

 

時間をかけて

 

エスカレーターで向かった

 

 

 

  つづく