チラシ作りの最重要ポイントは、ターゲットを明確化することです。
デザインやキャッチコピーなんて二の次、三の次なんですよ!
私は10年前に起業したのですが、このことを知らずにまったく集客できませんでした。
私は今でも集客できてないので、知識や考え方を知っても集客できるとは限りませんので
念のため。ちなみに、集客やセルフブランディングの本にはたいてい紹介されている考え方です。
私の場合を実例として考え方を紹介します。
私の本業は、
請求者や帳簿などのソフトウェアを自分で作って、自営業者さんに提供することです。10年間で100社ぐらいサポートさせて頂き、まぁ30社ぐらいは私のソフトウェアを使ってもらっているのではないかと思います。
私のターゲットは、
従業員が5名以下の自営業者さんで、まだパソコンを仕事に使っていないところです。従業員が5名以上の会社では、まともな業務システムを導入しているところが多く、私が入り込むスキがありません。
ターゲットの要望は、
パソコンを覚えて、帳簿や請求書を効率化したいことです。本当に、このような要望があるかは分かりません。仮定です。このような要望がある自営業者さんをターゲットにしたのです。現実には、このようなターゲットは存在しないかも知れませんが、存在すると仮定してチラシを作ることになります。
要望が発生する問題点は、
ターゲットの要望の仮定で終わってはいけません。その要望が発生している原因、すなわち問題点を仮定します。仮定の仮定なので現実離れしている可能性が大きくなります。自営業者さんには、やりたい仕事とやりたくない仕事があって、商品開発などの面白い仕事は自分でやる、一方、帳簿や請求書などのやりたくない仕事は、従業員にやらせているか、または、奥さんにお願いしている。奥さんはパソコンを知らないので、手作業で時間をかけて事務作業を行っている。問題点は、奥さんがパソコンを使えないことで、奥さんにパソコンを教えてくれる人がいないことである。・・・と、仮定しました。
私のターゲットの詳細は、
奥さんが事務作業をしている自営業者さん。パソコンに詳しい人がいなくて、帳簿や請求書を手書きしている。毎月の売上や費用を把握できなくて、取引業者さんから請求書をパソコン化するように要求さている自営業者さんです。・・・と、仮定しました。
あなたのターゲットを考えるときの注意点は、
ターゲットの性別・年齢・価値観、要望だけを想定するだけでなく、要望だ出てくる問題点も想定することです。私もそうでしたが、起業したばかりの人は、性別や年齢をいい加減に想定してターゲットを決めたと思い込んでいる人がいます。要望の後ろに隠れている問題点を仮定することが重要です。そして、あくまでも仮定のターゲットを想定してチラシを作るということを念頭においてくださいね。
自分の思い込みでターゲットを仮定していまい、ぜんぜん集客できないチラシを作るという経験を何度もしています。現在もしています。
これから起業する人には、ぜひ、知っていて欲しいターゲットの考え方でした。
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