二次元が好きだ!!

SSなどの二次創作作品の連載、気に入ったSSの紹介をします。
現在ストパン憑依物「ヴァルハラの乙女」を連載中。

幕間の魔女「勇敢な魔女たち語りけり」

2021-01-16 17:13:38 | ヴァルハラの乙女
1944年8月某日 サンクトペテルブルク 第502基地 司令官室


「やれやれ、どうして書類仕事ばかりなんだ?
 こうも座っているばかりでは腰だけでなく指も痛んでしまうな・・・」

机の上に溜まった書類の山と格闘しているグンドュラ・ラル少佐が独り言を言う。
明らかに統合戦闘航空団の長として処理すべき量を超越しており、酷使した指のマッサージをする。

「出世したからでしょ?
 だから僕は万年中尉で在ることを選んだんだよねー」

「へー大変だな、隊長職って」

「頑張ってねー隊長」

今日は何故か司令官室でたむろしている502部隊の問題児3人。
ヴァルトルート・クルピンスキー中尉、管野直枝少尉、ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン曹長。

以上3名が怪我を抱えている上司の独り言を切っ掛けに上司に対して休憩を促した上で、
お茶や珈琲の給仕を申し出るような気遣いなどせずあれこれ勝手な事を言っていた。

「・・・貴女たちねえ」

傍にいたエディータ・ロスマン曹長は問題児たちの言動に思わず頭を抱える。
誰もが勇猛果敢なウィッチで在ることは知っているが行動や言動がアレな傾向。
すなわち、世渡りに必要な礼儀作法について壊滅的であることをロスマンは再確認する。

「それは第501向けの機材。
 バルクホルン大尉のユニットをこっそり横取りした隊長の自業自得では?
 ノイエ・カールスラントの技術省、航空省、それと参謀本部から抗議が来ましたね。
 最新鋭の機材がよりにもよって『ブレイク』ウィッチーズが受領しているとは何事か、と」
 
アレクサンドラ・イワーノヴナ・ポクルイーシキン大尉がラル少佐へ粘りつくような視線を向ける。

この隊長がどこで学んだかは知らないが、
隙あらばあの手この手で違う部隊の補給物資を盗む技術は正しく達人、と言ってもよい。

ポクルイーシキン大尉、
もといサーシャはその事についてはむしろ責めない。
補給がなかなか来ない以上、戦場で生き残るためにはやむ得ないと考えている。

しかし今回は違った。
何時ものようにミーナから第501部隊向けの補給物資を盗んだは良いが、
盗んだ代物が未だ試験段階の実質バルクホルン大尉個人向けのユニットだったせいで誤魔化せず関係各所に露見。

結果、色々大変な事になり、
山のような始末書の提出と関係各所への詫び状やら何やらの提出が求められて今に至る。

それにしてもブレイブウィッチーズ、すなわち「勇敢な魔女たち」ではなく、
『ブレイク』ウィッチーズ、「壊し屋な魔女たち」と言われる辺りがこの部隊の評価を示している・・・。

「・・・流石に試験段階の最新鋭の機材を横取りすると事が大きくなりすぎるし、
 関係各所から責め立てられるし、恨まれてしまうな・・・うん、いい勉強になったな」

媚びない、退かない、省みない。
そんな単語を地で行く発言をラル少佐は口にする。

「自重してくださいね、色々大変だったんですから・・・」

「努力しよう。
 歌手を目指していたから声は美しいが『山賊航空団』
『盗賊航空団』などなどミーナの想像力豊かな語彙表現は聞き飽きたからな」

サーシャが懇願するがラル少佐に反省の色は見られない。
しかし、それにしても物は言い様と言うが家族当然な親友の機材を盗まれ、
怒り狂ったミーナの罵倒を「想像力豊かな語彙表現」などと言ってのける辺り神経が図太い。

とはいえ、補給が常に厳しいオラーシャの戦線。
カールスラント風に表現すると東部戦線では誰それの補給をガメるガメられるなど日常茶飯事であった。

「だが、Ta152の履き心地は最高だっただろ?」

表情を変えずにラル少佐が共犯者達へ問う。
ゲルトルート・バルクホルンという異世界TS転生者が意識、
無意識にこのストライクウィッチーズの世界へ干渉を続けた結果誕生した、

【史実】において究極レシプロ戦闘機と言われた存在ーーーーTa152の感想について部下たちに求めた。

「・・・まあ、そうですけど」

ラル少佐の問いかけに消極的だが賛同を示すサーシャ。

「あの加速力と操作の良さはいいよねー、直ちゃん」

以前一度人様のユニットを壊した前科者だが、
今回は奇跡的に壊さなかったクルピンスキーが称賛する。

「オレは扶桑のユニットの方が好みだけど、悪くなかったな」

「旋回性能も意外と悪くなかったし」と頷く管野。

「カールスラント製のは相変わらず、すごいよね!」
「あのタンク博士が設計しただけあって、なかなか良いユニットでしたね」

すっかりTa152に魅了されたニパとロスマンが絶賛する。

そう、第501部隊へ返却する前に新しい玩具。
もとい噂に聞くTa152を試着して使い回していたブレイブウィッチーズであった。
やはりミーナが罵倒したように山賊、あるいは盗賊航空団と改名すべきであるかもしれない・・・。

「しっかし、バルクホルン大尉って奴は羨ましいなー。
 あんな最新型のユニットを貰えるなんて・・・ウチの部隊とはえらい違いだ、上官が駄目なのか?」

「その部隊の上官が目の前にいるにも関わらずにか、いい度胸だな」

管野の呟きにラル少佐が突っ込みを入れる。
通常なら上官侮辱罪で拘置所行き確定であるが、
荒くれ者がいる第502部隊は上官を上官と思わぬ気風がすっかり根付いていた。

しかし、それでも精鋭部隊として一致団結してネウロイと戦える辺りが、
第501部隊のミーナとはやり方は違うがグンドュラ・ラル少佐の指揮運営能力の高さが伺える。

「バルクホルンはヤクザ者な僕らと違って、昔から真面目な方だからねー」

「はぁ!?お前と一緒にするな!!
 俺は何時だってネウロイに対して真剣勝負で挑んでいるぞ!!」

「そうだよ!伯爵と一緒にしないでほしいな!」

偽伯爵、もといクルピンスキーの言葉に壊し屋ウイッチ2名が反発する。

なお外野から見れば五十歩百歩。
すなわち3人とも果敢精神は良いが、
普段の行動に問題がありすぎるヤクザ者に違いや差異などない。

「ん?昔からって、事は・・・。
 もしかしてバルクホルン大尉の事を知っているのか?」

「知っているも何も、私たちと同じJG52。
 第52戦闘航空団に所属していたから知っているわよ」

菅野の気づきにロスマンが答える。
室内全員分のお茶を用意したようでお盆を手にしている。

「そうそう、懐かしいねー。
 出会って間もなくのバルクホルンは僕と同じ第6中隊所属だけど、
 内気せいかよく仲が良かった第2中隊のヨハンナと一緒にいたなぁ。
 あ、先生先生ー、僕は出来れば先生自身のミルクを飲みたい・・・うぁ!?」

クルピンスキーが口にした冗談への返答には脳天へ振り下ろされた灰皿であった。

「ちっ、外したか・・・」

灰皿を振り下ろしたロスマンが舌打ちする。
割と本気であったのが目つきを見れば明らかであった。

「・・・オホン、話を戻そうか。
 ともかく昔はそんな内気なバルクホルンは筋肉馬鹿な今と違い可愛かった、うん。
 カールスラントの北部カイザーベルク出身なせいか僕と違って肌が意外と白かったし。
 し・か・も肌の感触とか敏感で結構可愛い声を出してさ・・・あれは良かった、実に良かった。
 でも、僕が攻略しようにも本人のガードが固かったのと、ヨハンナがあれこれ邪魔をしたなぁ。
 だからお酒を飲ませて酔わせ・・・すみません、先生。謝るから灰皿を投げるような仕草は辞めてください」

再度話が脱線しそうになるが、
偽伯爵一番の弱点であるロスマンが無言で灰皿を投げる仕草を始めた事で本筋に戻る。

「内気ぃ?偶に出てくるニュース映画とかでは自信満々。
 というか、声とか結構伯爵より貴族らしくハッキリと話しているけどなぁ・・・?
 しかも相当な撃墜数を稼いでいるんだろ、隣に座っている伯爵のホラ話じゃないのか?」

「カンノの言うとおりかも、
 ワタシと違って視線とかしっかり前を向いていたし。
 どうせ偽伯爵閣下がしている何時もの大ぼらでしょ、分かるし」

「昔からそんな事をしてたんですか?
 ・・・はぁ、バルクホルン大尉も災難ですね、こんなのに絡まれて」

菅野と二パ、さらにサーシャが容赦ない判断を下す。
クルピンスキーへの扱いと信頼の無さが実によく分かる。

「『今日の』クルピンスキーが言っている事は事実よ。
 非常に、ええ、非常に忌々しいことに事実なのよね、事実。
 それとヨハンナ・・・ヨハンナ・ヴィーゼ大尉とはお揃いの軍服を仕立てる程度に仲が良かったわ。
 今でもお互い離れていても、その時の軍服とデザインを変えていないし、連絡を取り合っているそうよ」
 
ロスマンが『今日の』と一言追加することで普段はウソつきであることを一層強調する。
しかし、それ以外の話においてはどこか優しさと過去への懐かしさを帯びていた。

「へぇー、なんかいいな、それ」

ヨハンナの話を聞いた管野は素直に感心する。
常に一匹狼を貫いてきた自分とはまるで逆だが、
そうしたあり方については文学少女として何か思うところがあったのだろう。

「羨ましい?羨ましいでしょ?
 だから僕のおっぱいを揉んで元気出そうね、直ちゃん」

「なんでそんな発想が生まれるんだよ!!
 馬鹿かテメー!!いい加減にしないと殴るぞこの野郎!!」 

クルピンスキーの下ネタトークに菅野が激高する。

「え、だって。
 何時もは直ちゃんが揉まれる方だし、
 偶には揉まれる側になろうかな、って思っただけのに・・・」

「殺すぞ」

菅野がドスを利かせた低い声でクルピンスキーを睨む。
年も背もこの部屋にいるウィッチの中でも一番低いが湧き出る殺気は本物である。
大の大人でもこの殺意に当てられれば怯むことは間違いないが、クルピンスキーの様子は相変わらずである。

流石オラーシャ戦線を生き抜いたエースと称賛すべきなのだろうが、
人間としてはいい加減な極みでありながらも、空戦技術は部隊でもトップクラスな辺り世の中の理不尽である。

「相変わらず騒がしいな、お前たちは・・・。
 このままだとクルピンスキーが延々と話を脱線しかねないので、代わりに私が話そう。
 ゲルトルート・バルクホルンは強い、というよりも非常にタフで辛抱強いウィッチというべきだろうな」

「強いんじゃなくて、タフ?
 ワタシみたいに回復系の固有魔法があるの?」

二パが首を傾げる。

「そういう意味ではない。
 例えるならば同じランナーでも、
 お前たちが100メートル走の短距離ランナーに対して、
 バルクホルンは42キロの長距離を延々と走るランナーなんだ」

ラル少佐が断言する。
しかしバルクホルンを知らない聞き手達は頭上に「?」を浮かべている。
これを見てロスマンが「コホン」と咳をしてから補足する。

「純粋な空戦技術ではフラウ・・・。
 ハルトマンに劣り、射撃センスはマルセイユに劣る。
 だから出撃して一度に得られる戦果も2人よりも劣る。
 けど、2人よりも体が丈夫だから継戦能力が高く、連続出撃に耐えられる。
 そして目先の戦果や仲間の派手な功績に焦らず、
 毎日地道に少しづつ撃墜数を増やしてゆく我慢強さがあったわ」

「目先の戦果や功績に焦って、
 ユニットを毎回毎回破壊している誰それとは大違いですね!」

ロスマンの回想に対してサーシャが大声でバルクホルンを称賛する。
特に競い会うように機材を破壊するこの部隊の問題児3人を睨みつつ。

「うん、確かにそうだったね、
 今のバルクホルンは知らないけど、あの頃はそうだった。
 北アフリカでマルセイユが成し遂げた1日に17機撃墜といった派手さはなかったけど、
 1機、2機と毎日継続して少しずつ確実にスコアを稼いでいたよね・・・」

サーシャに睨まれ、
気まずそうに顔をそらしつつも過去を回想するクルピンスキー。
塵も積もればなんとやらで、バルクホルンの撃墜スコアは今や上から数えた方が早い。

「そうした慌てず、焦らず、戦うスタイルだから生き残れたかもね。
 あの当時・・・僕よりもずっと上手で、ずっと経験があったウィッチは山ほどいた。
 けどあの戦いの最中、技量や経験、そして才能なんて関係なかった。
 どんなに優れた戦果や功績を挙げても、肉体や精神が駄目になったウィッチから真っ先に死んでいった」

そしてかつての戦友を契機に、
脳裏の奥底に眠っていた悪夢のような記憶が蘇り、
クルピンスキーは1939年のカールスラント本土での戦いを言葉にして吐き出す。

「一度の出撃で未帰還率3割。
 なんてこともあったな、出撃3回で未帰還率9割だ」

「み、未帰還率3割だなんて・・・。
 そんな事、スオムスでなってたらウィッチが全滅しちゃうよ!?」

ラル少佐が口にした内容に二パが悲鳴を挙げる。
小国スオムスではただでさえ人口が少なく、
ウィッチはさらに貴重で少なく、ましてや空を飛べるウィッチはもっと少ない。

「国を失うような戦いとは、そういう物よ・・・。
 第51戦闘航空団なんて3週間で部隊の半分はいなくなっていたわ」

「まじかよ・・・」

「それは・・・」

暗い表情を浮かべたロスマンの語り口に菅野とサーシャが言葉を失う。
現在戦っているオラーシャ戦線も激戦であるが、それに劣らぬ激しい戦いであったのを知る。

「だからバルクホルンは目先の戦果よりも、生きて長期的に戦い続ける手段を模索していた。
 中隊長として部下を指揮するようになった時は、私と共に部下を如何にして生還させるかを議論したな。
 そしてハルトマンとマルセイユが来た以降は2人の援護と2人が生き残る方に重点を置いていたーーーー死なせないために」

「ええ、そうね。
 だからあの2人を守ってネウロイに撃墜され、
 体のあちこちに傷が出来てしまって・・・」

「自分は体が丈夫、
 と言っても無茶して皆を心配させたよね。
 特に妹さんを亡くしてからは一時期酷かった・・・」

ラル少佐、ロスマン、クルピンスキーの順でバルクホルンについて回想する。
外野を放置して語り合う様子に事情を知らないオラーシャ人、スオムス人、扶桑人は困惑と共に見守っている。

彼女らの肉体は1944年にあるが意識と精神は3人が共有する記憶、
あのカールスラント本土防衛戦、あるいは決戦の世界へと飛んでいたのだろう・・・。

「あ、あのさー。
 さっき「ハルトマン」と「マルセイユ」の
 名前が出てたけど・・・もしかして『あの』2人?」

カールスラントのエースウィッチ達がら出る重苦しい空気。
これを振り払うかのように、ニパがおずおずとながらも質問する。
予想が正しければ人類最強のウィッチが2人同時にバルクホルンの元に居たことになる。

「そうよ、貴女が言う『あの』2人で間違いないわ」

「やっぱり!あのエースが2人一緒いたなんて!
 あのエース達を指揮していたバルクホルン大尉って凄いなぁ!」

「・・・驚きました、
 同じ52戦闘航空団にいたのは知ってましたけど、まさか同じ中隊に所属していたなんて」

「撃墜数を気にしない俺でも知っている、スゲー奴じゃねーか!」

ロスマンの回答に対してニパとサーシャ、さらに管野が驚く。
彼女らからすれば世界的エースが供に肩を並べていた事実に興奮しているのだろう。
この若手ウィッチ達の素直な反応に昔を知るカールスラント人達は苦笑する。

「いやいや、あの当時2人はまだまだ新人。
 バルクホルンは自分より遥かに才能があると断言してたけど、
 まさかまさか、あそこまで大成するなんて僕は思わなかったよ」

苦笑と供にそう語るクルピンスキー。

「フラウ・・・。
 エーリカ・ハルトマンの初陣なんて・・・ふふふ。
 私をネウロイと勘違いして逃げ回った挙げ句、燃料切れで墜落したわね、ふふ」

長機としてエーリカの面倒を見てきたロスマンが懐かしそうに語る。

「マルセイユに至っては軍規と階級を気にしない性格がじゃじゃ馬なクソガキ。
 しかも自分よりも遥かに才能があるせいで、バルクホルンはかなり苦労していたな」

バルクホルンから指揮官としてのコツを何度も相談を受けたラル少佐が言う。

「い、意外ですね。
 あのエース達がそうだったなんて・・・」

「先生をネウロイと勘違いして逃げたなんて・・・」

昔を知る仲間から暴露された人類最強と言われるエースの真実。
その思いもよらぬ姿についてサーシャとニパが
驚いたり、驚愕する。

まさか新人時代の自分達と同じか、それ以上の失点をしていたとは思いもよらなかったのだろう。

「・・・バルクホルンって奴はオレとは全然違うタイプのウィッチだな」

黙って話を聞いていた管野がボソッと呟く。

「失望した、直ちゃん?
 ハルトマンとマルセイユの真実の姿、それとバルクホルンに?」

クルピンスキーが試すように、
挑発するように管野に質問を投げる。

「馬鹿言うなよ。
 全然そんなことはない。
 それで今日まで生き残って世界でもトップクラスなんだろ? 
 オレの知らない世の中の広さって奴を感じたし、なによりもーーーー」

間を置いて管野は言葉を発する。

「お前の戦友。
 バルクホルンはスゲー頑張っている奴だな。
 会えるんだったら一度会ってみたいと思ったぜ!」

「ーーーーーーーーー」

真剣に、迷いもなく、嘘偽りない告白。
我が強く、戦い方は狂犬のような猛々しさを発揮する。
そんな極東からやって来たウィッチの絶賛にクルピンスキーは言葉を失う。

「・・・うん、そうだね。
 会えるんだったら僕も、もう一度会いたいな・・・」

様々な感情が内心で混ざっているのを隠しつつクルピンスキーが思った事を口にする。

「会えた時、直ちゃんの事バルクホルンに紹介するね」

「おう、その時は頼むぜ!
 だが変な事言うんじゃねーぞ!」

菅野の太陽のような笑顔。
人種は違えど、クルピンスキーはその笑顔に見覚えがあった。

「うん、まかされた。
 その時はちゃんと直ちゃんを紹介するよ」

嬉しい時、悲しい時、つらい時。
その時間を共有したかつての戦友達の面影をクルピンスキーは思い出し、少しだけ笑った。



 

 

 

 

 

 


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