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    親子チョコ💗(500冊以上の良質な書籍のご紹介)

    子どもたちの教育のため、また、その親である私たち自身が学ぶための、読まれるべき良質な書籍のみをご紹介させていただきます。

     >  日朝関係 >  “読売新聞” (国売り新聞) にとって不都合な真実 ② : ウクライナの英雄 “ステパーン・バンデーラ” と “統一教会” に繋がる点と線 (笑)

    “読売新聞” (国売り新聞) にとって不都合な真実 ② : ウクライナの英雄 “ステパーン・バンデーラ” と “統一教会” に繋がる点と線 (笑)

    A storm is coming 482

    本日のキーワード : ウクライナ、ネオナチ、バンデライト、シュトラウス派、ユダヤ人、ユダヤ教、読売新聞、在日朝鮮人、世界反共連盟、統一教会



    The alliance of MI6, the CIA and the Banderites
    MI6、CIA、バンデライトの連携 ③

    After having shown that the war in Ukraine was prepared by the Straussians and triggered on February 17 by Kiev’s attack on the Donbass, Thierry Meyssan returns to the secret history that links the Anglo-Saxons to the Banderites since the fall of the Third Reich. He sounds the alarm: we have not been able to see the resurgence of Nazi racialism in Ukraine and in the Baltic States for thirty years, nor do we see that many of the Ukrainian civilians we welcome are steeped in Banderites’ ideology. We are waiting for Nazi attacks to begin in Western Europe before we wake up.
    ウクライナ戦争シュトラウス派によって準備され2 月 17 日にキエフのドンバス攻撃によって引き起こされたことを示した後、ティエリ・メイサンは第三帝国の崩壊以来アングロサクソンとバンデライトを結びつける秘密の歴史に立ち戻る。彼は警鐘を鳴らす : ウクライナやバルト諸国におけるナチスの人種主義の復活を 30 年間も見逃してきたし、我々が受け入れるウクライナの民間人の多くがバンデライトのイデオロギーに染まっていることにも気づかないままだ。我々は西ヨーロッパでナチスの攻撃が始まるのを待ってから目を覚ますことになる

    ステパーン・バンデーラ
    ステパーン・バンデーラ

    バンデライト(バンデーラ派極右)
    バンデライト(バンデーラ派極右)

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    Radio Liberty in Munich. Stepan Bandera, the leader of the Ukrainian Nazi collaborators, and Said Ramadan, Hassan el-Banna’s heir at the head of the Muslim Brotherhood, worked there at the same time.
    ミュンヘンのラジオ・リバティーウクライナのナチス協力者のリーダーであるステパーン・バンデーラと、ハサン・アル = バンナーの後継者ムスリム同胞団のトップであるサイード・ラマダンが、同時にそこで働いていた

    ハサン・アル=バンナー
    ハサン・アル=バンナー

    サイード・ラマダン
    サイード・ラマダン

    THE ROLE OF THE UKRAINIANS DURING THE COLD WAR
    冷戦期におけるウクライナ人の役割 (二)

    Stepan Bandera’s former deputy and Nazi-imposed Ukrainian Prime Minister, Yaroslav Stetsko, was on the instructions of the Third Reich one of the founders of the Anti-Bolshevik Bloc of Nations (ABN) during World War II. He continued the ABN during the Cold War, this time for the United States. As such, he became a pillar of the World Anti-Communist League (WACL) formed by the CIA.
    ステパーン・バンデーラの元副官で、ナチスに押し付けられたウクライナの首相ヤロスラフ・ステツコは、第三帝国の指示で第二次世界大戦中に反ボルシェビキ国家ブロック (ABN) の創設者の一人となった。冷戦下でも ABN を継続し、今度はアメリカ側についたそのためCIA が結成した世界反共連盟 (WACL / World Anti-Communist League) の中心となった

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    ABN

    ヤロスラフ・ステツコ
    ヤロスラフ・ステツコ

    World Anti-Communist League

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    “読売新聞” (国売り新聞) にとって不都合な真実

    The headquarters of the ABN was in Munich, from where Stepan Bandera and Yaroslav Stetsko conducted sabotage operations in the USSR. The chairman of the ABN was the Dane Ole Bjørn Kraft, former chairman of the North Atlantic Council (the civilian authority that commanded the Allied forces). Several operations were planned in collaboration with the CIA and MI6, i.e. under the supervision of Frank Wisner (Nicolas Sarkozy’s grandfather by marriage) and Kim Philby. But the latter betrayed the Crown and passed on information to the KGB, which failed.
    ABN の本部はミュンヘンにあり、そこからステパーン・バンデーラとヤロスラフ・ステツコがソ連への破壊工作を行ったABN の議長は北大西洋理事会 (連合軍を指揮する文民機関) の前議長であるデンマーク人のオーレ・ビョルン・クラフトであったいくつかの作戦は CIA や MI6 と共同でつまりフランク・ウィズナー (結婚によりニコラ・サルコジの祖父となる) とキム・フィルビーの指揮の下で計画された。しかし、後者は王室を裏切り、KGB に情報を流し、失敗した。

    オーレ・ビョルン・クラフト
    オーレ・ビョルン・クラフト

    フランク・ウィズナー
    フランク・ウィズナー

    ニコラ・サルコジ
    ニコラ・サルコジ

    キム・フィルビー
    キム・フィルビー

    One of Yaroslav Stetsko’s collaborators, Lev Dobriansky, became U.S. ambassador to the Bahamas, while his daughter Paula Dobriansky served as Under Secretary of State for Democracy (sic) in the George W. Bush administration. It was Mrs. Dobriansky who financed for ten years historical studies aimed at making people forget that the Holodomor, the great famine that hit Ukraine in 1932-33, also devastated Russia and Kazakhstan, and to make them believe that it was decided by Stalin to eliminate the Ukrainian people. This myth is manipulated by the Banderites to make people believe that the Russians have hated the Ukrainians for centuries. The European Parliament endorsed it in 2008 [9]. Afterwards, Paula Dobriansky held high positions at the Reuters agency and now works at the Atlantic Council. She was vice-president of the NED during the Maidan putsch.
    ヤロスラフ・ステツコの協力者の一人であるレフ・ドブリアンスキーはバハマのアメリカ大使になり、娘のポーラ・ドブリアンスキーはジョージ・W・ブッシュ政権で民主化担当国務次官を務めた (原文ママ)。1932 年から 33 年にかけてウクライナを襲った大飢饉 「ホロドモール」 が、ロシアやカザフスタンにも大打撃を与えたことを忘却させウクライナの人々を抹殺するためにスターリンが決めたことだと信じさせるための歴史研究に 10 年間資金を提供したのはドブリアンスキー夫人であった

    レフ・ドブリアンスキー
    レフ・ドブリアンスキー

    ポーラ・ジョン・ドブリアンスキー
    ポーラ・ジョン・ドブリアンスキー

    この神話はロシア人が何世紀にもわたってウクライナ人を憎んできたと人々に信じさせるためバンデライトによって巧みに操られているのである2008 年欧州議会がこれを支持した。その後、ポーラ・ドブリアンスキーはロイター通信社で高い地位に就き、現在は大西洋評議会に勤務している。マイダン騒動の際には全米民主主義基金 (NED) の副総裁を務めていた

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    ポーラ・ジョン・ドブリアンスキー

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    “読売新聞” (国売り新聞) にとって不都合な真実


    This communication campaign of the Ukrainian government is based on the myth of the Holodomor. A goddess tells of the immemorial crimes of the Russians against the Ukrainians to announce that the harvest has arrived. She then beheads a Russian like the jihadists behead the infidels.
    ウクライナ政府のこの広報キャンペーンは、ホロドモールの神話に基づいている。女神がウクライナ人に対するロシア人の長年の犯罪を語り、収穫期の到来を告げる。そして、ジハード主義者が異教徒を斬首するように、女神はロシア人を斬首する。

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    President Ronald Reagan and Vice President George H. Bush welcomed the Banderites, including Yaroslav Stetsko, in 1983 at the White House.
    ロナルド・レーガン大統領とジョージ・H・ブッシュ副大統領は、1983 年にホワイトハウスでヤロスラフ・ステツコらバンデライトを歓迎した。

    Bandera was assassinated by the KGB in 1955. Stetsko died in 1986. Both men are buried in the German cemetery of Walffriedhof.
    バンデーラは 1955 年に KGB によって暗殺された。ステツコは 1986 年に死亡した。二人ともドイツのシュトゥットガルト森林墓地に埋葬されている。

    Is Zelensky a Cousin of George Soros?

    Hitler.jpg 習近平思想の着想者であり、中国的特徴を持つ社会主義の提唱者である習近平総書記

    岸田内閣





    The alliance of MI6, the CIA and the Banderites



    本日の書物 : 『関東大震災 「朝鮮人虐殺」 はなかった!』 加藤 康男 ワック



    戦後の日本人は、正しい歴史を学校で教わって来ませんでした。

    そして、現代のメディアもまた、嘘の情報を流し続けています。

    私たち日本人は、親日的な立場に立ち、正しく認識し直し、

    客観的に情勢を判断する必要があります。

    それでは、この書物を見ていきましょう!




    『 原敬首相の穏和な対応や齋藤寛総督の環境改善政策、インフラ改善などが始まっても抗日運動家たちが収まることはあり得ない。運動にはロシア革命によって自信を得た社会主義者たちが背後に必ず張り付いていたからである。

     彼等は農民や低賃金層の労働者を巻き添えにしつつ大挙して日本を目指し始めたそれはボルシェヴィキの組織論に基づくものだった

     先にも紹介した日本への移入数字を改めて詳しく見ておきたい。

     職を失ったり、一獲千金を夢見たりして流入した朝鮮人はさまざまだが、人口そのものが大増加したことも要因のひとつである。日本統治が始まった成果として医学の普及や衛生観念の改善が進み死亡率を減らす成果が上がったためだ。

     人口増加は農業以外に生活手段を持たない朝鮮住民の移住をもたらす結果となったこれが大正に入った日本が抱えざるを得なくなった難問である
     
    [在日朝鮮人の人口推移]
    明治四十二年 七百九十人
    大正四年    三千九百八十九人
    大正五年    五千六百三十八人
    大正六年    一万四千五百一人
    大正七年    二万二千二百六十二人
    大正八年    二万八千二百七十二人
    大正九年    三万百七十五人
    大正十年    三万五千八百七十六人
    大正十一年   五万九千八百六十五人
    大正十二年   八万六百十七人
    大正十三年   十二万二百三十八人
    大正十四年   十三万三千七百十人
    大正十五年   十四万八千五百三人
    昭和二年    十七万五千九百十一人
    昭和十六年   百四十六万九千二百三十人
    昭和十九年   百九十三万六千八百四十三人
    ( 『日本帝国年鑑』 内務省警保局統計による)

     政府の統計では震災時に在日した朝鮮人は約八万人余とされる。ただし、統計に加えられない密航者や住所不定者を加えると十万人以上いたのではないかと思われる。1 章であげた 「政府調査」 の数字とも誤差があり、確定が難しい。このうち東京近県に約三千人、東京市には約九千人いたというのが公式数字である。



     彼らが海峡を越えて日本に移住してきた理由にはさまざまあろう。生きるために必死の覚悟で日夜、働いていた朝鮮人が多数いたことは承知している。

     だが、独立運動家や社会主義者の強い影響を受けテロ行為や重大な犯罪に手を染める者も続出した日本人の日常生活を脅かす行為が国民の間に朝鮮人に対する大きな不信感を根付かせる原因となってゆく。その過程を見なければならない。』

    日の丸

    “ネオコン” の狭隘なイデオロギー


    いかがでしょうか?

    今回ご紹介させていただく書物は、根っからのウソつき民族である “朝鮮族”垂れ流す関東大震災時における 「朝鮮人虐殺」 という戯言について、当時の報道等の資料に基づきながら時系列で紐解き実際に我が国において “朝鮮族” が犯してきた数々の犯罪行為を暴きその戯言がなぜ生み出されるに至ったかを時の日本政府の対応の誤りと共に解き明かして下さる良書になります。

    読書 4-108

    それでは本日も、いつものように、直近の「致死率」を確認しておきましょう。

    (死亡症例数)÷(感染症例数)=(致死率)

    ※(  )内は前回の数値

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    Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSE

    アメリカ : 1,056,392(1,055,573)÷96,060,923(95,917,471)=0.0109・・・(0.0110) 「1.09%(1.10%)」
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    イタリア : 176,867(176,775)÷22,284,812(22,241,369)=0.0079・・・(0.0079) 「0.79%(0.79%)」
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    日本 : 44,352(44,197)÷21,013,547(20,910,518)=0.0021・・・(0.0021) 「0.21%(0.21%)」
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    さて、これまでの流れを、簡単に確認しておきますと、まず、出発点として、カール・マルクス (1818 - 1883) が生まれる約 200 年ほど前の時代 (日本で言えば、戦国時代から江戸時代初期にかけての時代) に、ドイツの神秘主義者であるヤーコプ・ベーメ (ヤコブ・ベーメ、1575 - 1624) という名の人物がいて、その後の 「ドイツ思想」 に決定的な影響を与えた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 なるものが世に生まれることになります。(詳しくはこちらから💓

    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)
    ヤーコプ・ベーメ(ヤコブ・ベーメ)

    そのベーメの言っていたことというのは、次のようなものでした。

    世界は本来壊れているものであり、それを直すことができるのは正しい者だけである詳しくはこちらから💓

    そして、その影響を受けたのがプロイセン (ドイツ) の哲学者イマヌエル・カント (1724 - 1804) で、彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    イマヌエル・カント
    イマヌエル・カント

    たとえ世界を直すことができなくても、私たちは常に世界を直すことができると仮定して行動しなければならない詳しくはこちらから💓

    また、ドイツ観念論を代表する思想家ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル (1770 - 1831) も影響を受けていて、そんな彼が言っていたことは、次のようなものでした。

    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル
    ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル

    世界が固定されていたとしても、私たちは無意識のうちに分裂を起こし、世界が再び崩壊し始めることになる詳しくはこちらから💓

    で、この流れを受け継いでいるのがカール・マルクスであり、ウラジミール・レーニン (1870 - 1924) で、彼らが言っているのは次のようなことです。

    カール・マルクス
    カール・マルクス

    私たちには、世界を壊したいという衝動はない。もし私たちが世界を壊すとすれば、それは私たちが社会とその主人たちからそうすることを学んだからである

    ウラジーミル・イリイチ・レーニン 1
    ウラジーミル・イリイチ・レーニン

    われわれは、世界を固定するために、意識の統一を強行しよう詳しくはこちらから💓

    このように、ドイツで生まれた 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 を出発点として、その後、人為的に造り出された “幻想” であるところのマルクス主義・共産主義・社会主義という類の妄想が生み出されることとなります。ここで重要な点は、そもそも全知全能なる神が創り賜うた世界にあって、なぜ悪が存在するのか、という疑問から生じた 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 が、ユダヤ・キリスト教的 “善悪二元論” をより一層強化し、世界を完全に良くするために 「悪なるもの」 を消し去らねばならない、といった浅はかな思考へと陥る人々を生じさせたことです。多くの一般的な人々も陥りやすい誤った思考ですが、特に 「極左おパヨク」 と呼ばれる連中はその影響をもろに受けてしまうほどの 「おバカ」 で、さまざまな “アイデンティティ” を次から次へと粗製濫造することで、ユダヤ・キリスト教的な 「贖罪(しょくざい)」 の対象物として “罪” を創り出し、その罪に対する償 (つぐな) い・贖 (あがな) いを果たねばならない、と妄信させることによって、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 の下で人々に対して自己抑圧的な態度の徹底を促し ( ← これが、ポリコレw)人々の “自由” を奪う極めて 「権威主義的な統制社会の再構築」 を目指す連中の思う壺となっていて、それはまさに現在私たちが普通に目にすることができる状況にあります。つまり、もはや隠そうともしていないという状況にあるということです。

    Hunter Biden Soros Linked to Biolabs in Ukraine





    その 「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー)」 については、ドイツ出身の社会学者・歴史学者かつマルクス主義者であり、エリート理論の信奉者で、さらにはファシズム (全体主義者) でもあったロベルト・ミヒェルス (ロベルト・ミヘルス) が提唱した仮説である 『寡頭制の鉄則』 (iron law of oligarchy) を確認をしてきましたが、そこにもやはり 「キリスト教神智学 (Christian theosophy) 」 ・ 「ベーメ神智学 (Boehmian theosophy) 」 の影響を見ることができます。(詳しくはこちらから💓

    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)
    ロベルト・ミヒェルス(ロベルト・ミヘルス)

    また、「寡頭制 (oligarchy/オリガルキー) 」 と同根の言葉である 「オリガルヒ (oligarch) 」 につきましても、ロシア詳しくはこちらから💓) やウクライナ詳しくはこちらから💓) の事例から、そこには少なからぬ 「ユダヤ人 ( = ユダヤ教徒)」こちらもご参照💓) が存在していることも判明しました。

    A storm is coming 245





    さらには、ウクライナとユダヤ人 ( = ユダヤ教徒) と特異な関係を、ウマン (ウーマニ) 巡礼の形成の歴史を通じて確認しました。 (詳しくはこちらから💓

    ウーマニ

    そこで、現在 “ユダヤ人” (民族としては定義され得ない、単なる宗教信者のグループ) という存在に着目し、より一層理解を進めるために様々な論文を見ているところとなります。

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    『ネオコンと宗教右派 : 公共哲学的観点による比較』藤本 龍児

    それでは早速、続きを見て参りましょう。

    『 論文要旨

     イラク戦争を押しすすめた世界観を提供したのはネオコンと宗教右派だと言われている。すでに現在では、イラク戦争にたいする反対の声が多くなってきた。しかし、今後、両者の世界観は完全にその思想的な説得力を失うのだろうか。
     これまでネオコンと宗教右派については 「両者がどれほどブッシュ政権にたいして現実的な発言力をもっているのか」 ということが論じられてきた。しかし、上記のような問題を考察するためには 「両者はどれほどアメリカ国民にたいして思想的な説得力をもっているのか」 ということを問わねばならない。そこで、こうした問題を問うために、両者を公共哲学的な観点から比較する。
     本稿では、両者の世界観がもつ影響力の射程を明らかにし、両者を建設的に批判するための条件を導き出すことを目的とする。第 1 章では宗教右派の世界観を、第 2 章ではネオコンの世界観を明らかにし、第 3 章では、両者の世界観を比較して、その共通点と相違点を浮かび上がらせる。そして最後に、両者を建設的に批判するための手がかりを導きだす。

    キーワード
    ネオコン/ 宗教右派/ イラク戦争/ 世界観/ レオ・シュトラウス

    レオ・シュトラウス
    レオ・シュトラウス

    はじめに

     …こうした問題を考えるためには、これまで論じられてきたように、両者の選挙活動や組織的結びつきを論じて 「ネオコンと宗教右派はどれだけブッシュ政権にたいして現実的な発言力をもっているのか」 ということを問うだけでは足りない。そうではなく 「ネオコンと宗教右派はどのような世界観をもち、それらはどのように繋がっているのか」 ということを論じなければならないだろう。そのうえで 「両者はどれだけアメリカ国民にたいして思想的な説得力をもっているのか」 ということを問う必要がある (1)。
     すでに現在では、イラク戦争にたいする疑問の声が多くなっており、戦後のイラク政策については大半のアメリカ国民が批判的になっている。それに伴ってネオコンと宗教右派の影響力も減少していると言える。しかし、たとえブッシュ政権にたいする両者の政治的発言力が低下したとしても、両者の世界観がアメリカ国民にたいする思想的説得力を完全に失ったとは即断できない。
     ネオコンや宗教右派の世界観狭隘なイデオロギーと断じるのはたやすいが、しかし、それらを批判するリベラル派の声がアメリカ国民に届いているかといえば、そうとはいえない。リベラル派に説得力が失われてきたからこそ、ネオコンや宗教右派が台頭してきたのである。とすれば、従来のリベラル派とは違った仕方で両者を批判しなければ、建設的な議論はできないということになる。本稿の目的は、上に掲げた問いを公共哲学的観点から考察することによって、両者の世界観がもつ影響力の射程とその要因を明らかにし、また、両者を建設的に批判するための条件を明らかにすることにある。


    (1) ネオコンと宗教右派の関係については、[Halper and Clarke 2004 : 196 - 200 ] を参照。なお、両者を論じたものとしては、[森 2003 ; 蓮見 2004 ; 栗林 2005 ; 千葉 2005 ] などを参照。

    (2) ここで言う公共哲学的観点とは、「人々に共有された世界観」 に焦点をあて、それを思想 (史) 的観点から考察するものである。詳しくは、[藤本 2004 ] を参照。 』


    ということで、本日はここまでとさせて頂きます。







    続きは次回に♥




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