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ここ最近、いろんな不調があって、ブログを休止していた。
ようやく落ち着いてきたので、ブログ再開。
今は建設コンサルタントを退職し、某ゼネコンの現場で勤務している。
各種の資料・書類作成や施工図作成、検査対応等が業務内容だ。
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さて、先日現場でちょっとしたトラブルがあった。
グラウンドアンカー工の施工で、注入材が充填せず、逸走してしまうというものだ。
複数の方法を検討した結果、フリクションパッカーの採用を発注者に提案した。定着部で注入材の充填ができないと、グラウンドアンカーが抜けてしまう可能性がある。しかし、注入材が充填できなければ、地山との定着が期待できない。
注入材が逸走するということは、地山内に大きな亀裂があることが考えられる。その亀裂内に注入材が逸走してしまったのではないか、と考えた。
フリクションパッカーについては、下記のブログでも取り上げられている。とてもわかりやすい解説だ。
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建設コンサルタントで法面工やグラウンドアンカーの検討をしていたことがあるが、注入材が逸走してしまうなど考えたこともなかった。何か不具合があれば、それは現場で対応してくれ、とすら思っていたものだ。
実際に現場で注入材が逸走することがあり得るということを目の当たりにして、「現場で起きることは、すべてが教材になる」と思ったものだ。建設コンサルタントにいたままであれば、このような機会を見ることはできなかった。発注者から問い合わせがあれば、あたふたしながら対応策を調査することとなっただろう。仮にフリクションパッカーを提案したとしても、確たる基準を探すことができず、回答に迷っていたかもしれない。
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現場では、いろいろなことが起きる。設計時に想定していなかったこと起こる。そのときにどのような対策がとれるのか。これを見れるのは現場の良いところだ。教科書には出ていないが、活きた教材となる。そして、その積み重ねが、自分自身の経験値になり、スキルとなっていく。
建設現場に限らず、製造現場でも、医療現場でも、介護現場でも、運送現場でも、現場で起きることは、すべて自分にとって教材となっていくのだ。
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