哲ノート

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イラストレーター 安西水丸展 -世田谷文学館-

2021-06-12 23:20:32 | ちょっとそこまで。
緊急事態宣言が緩和されて、閉館になっていた“せたぶん”世田谷文学館へ・・・(興味ある企画展を行っているんで要チェックしています)

“待望の”安西水丸氏の展示会が開かれています。

  

「イラストレーター 安西水丸展」

巷のあちこちで見かける安西水丸氏のイラスト。

 

村上春樹・和田誠・嵐山光三郎などなど、多彩な書籍の挿絵や雑誌・広告・イベントなど、素朴な題材だけどユーモアと温かみのある画風で、見る人読む人の目を引き付ける魅力があります。

    

今回の企画展の中で1つのキーワードを見つけました。(イラスト・作画の世界では当たり前の手法かと思いますが・・・)

画面を横切る一本の線。水丸氏は「ホリゾン=水平線」と呼んでいます。

     

生まれ育った千倉の海の水平線をイメージし、一枚のイラストを描くうえで構図をつくる大事なファクトとしてとらえています。

どのような作家・作風にもその人なりの“こだわり”というものがあり、「ホリゾン」の説明書きを読んだ後、もう一度作品を見直すと「なるほど・・・」と、より深く作品を鑑賞することができます。

       

ほかに、映画の批評での映画人・演劇人の個性あふれる似顔絵の数々、精密な旅行先でのスケッチなど、いろんな「安西水丸」を、その足跡とともに味わい見ることができました。

「イラストレーター 安西水丸展」とても好企画でした。

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