こんな見出しの記事があったので、日本語にして読んでみたいと思います。

 

”以前、ヨーロッパで第二位の産業国だったイタリアが、今や20年以上、発展の歩みを止めてしまった。”というのが、サブ見出しです。

 

以下のGDP(1999年以来の国民一人当たりの国民総生産)を見るとそれが顕著です(10月9日スイス現地紙Sonntagszeitung 経済欄)。欧州で、唯一マイナス成長のイタリアは、グラフの一番上の赤い部分

 

このグラフを見ると、欧州で、イタリアが最下位、ギリシアより下です。その後、下からスペイン、ポルトガル、日本の順。

ポーランドが急激に発展しているのがわかります(下にある程、成長をしている国)。

 

 イタリアは、今や、ハイチやジンバブエ、レバノンといった国々と運命を共有しているのです。1990年代のイタリアは、未だ一人当たりのGDPが12%だったのが、ユーロ導入後に低迷になったのです。

リラからユーロになって、評価損になりました。しかし、専門家によれば、不況はすでに90年代半ばから始まっていて、生産性向上の発展が落ち込んでいたと言います。

他の専門家に言わせると、イタリアの生産性とマネージメントに問題があると指摘しています。

イタリアの官僚体制あるいは、会社の中では、能力よりも縁故関係や忠誠心の方が重要です。

 

イタリアのカフェバーの効率性は、スタバより上だと言いますが、それは、カフェバーの家族経営者が、入り口で、ものを盗んだり、策略がないか見張っていればの話なのです(文中直訳)。

 

また、以下の15歳~65歳の女性労働市場人口比較(パーセント)をみると、イタリアにおける女性の労働者人口割合は、欧州で、最低(赤)です。

ちなみに、余談ですが、スイスの女性の労働者割合は、80%となっていて、その大半がパートで、増加傾向です。日本は、このグラフで73%と、スイスより低いですが、昔は逆転していました。

 

この主な理由について考えると、EU圏等からの外国人女性労働人口の増加ではないかと私は思います。

 

私見。。。

 ある評論家に言わせると、産業衰退の一途を辿る日本の経済レベルは今やイタリアやスペインの間位というのを聞いたことがあります。このグラフを見ると、それも意外と当たっている感じがします。

 ここでは、低迷するイタリア経済を取り上げましたが、日本もイタリアと似た様な側面(生産性の低さや能力より縁故を重視等)があるので、将来の日本について読んでいる錯覚を覚えました!

 

 

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