カンチャン狂騒曲

日々の事をあれこれと、大山鳴動してネズミ1匹がコンセプト。趣味さまざまなどを際限なく・・。

産山の扇田で牛とクララの物語

2022-05-17 15:18:19 | 熊本地震

 今日は五月晴れの良い天気。

 かねて予定していた阿蘇の「産山の扇田」と「波野のスズラン」を見に出掛けた。

 ただ、こうした状況下ではやたらとカメラのシャッターの回数が増える。

 似たようなショットは努めて消去することにした。

 そして、扇田とスズランは分けてアップすることにした。

 先ずは、阿蘇の瀬の本高原の東側に位置する産山村の「扇田」から。

 

 モウ~よく来たなあ、と牛が歓迎してくれた。

 ただ、ここの山道コースは何度訪れても道を間違う。

 今回もご多分に漏れず間違えた。

 山と沢を一本間違えると、かなり淋しいことになる。

 

 (産山村の扇田)

 田植えは既に終わっているが、山の上から撮影しているし苗が小さいので殆ど見えない。

 苗が見えるように撮すと棚田の意味がなくなる。

 前方に霞む山並みは、宮崎県の祖母・傾山系。

 豊富な湧水に恵まれているが、水は九州の分水嶺を越えているので大分県側に流れている。

 産山(うぶやま)と呼ぶ如く山並みばかりの地域である。

 

 (クララと牛と扇田)

 野焼きをされた後には、「クララ」の新芽が顔を出す。

 牛はこのクララは避けて食べない。

 ところが、「オオルリシジミ(チョウ目シジミチョウ科)」という綺麗な蝶の幼虫の大好物。

 オオルリシジミは、絶滅危惧1B類指定希少野生動植物で、阿蘇の原野と長野県の一部にしか棲息しない。

 クララの花に産み付けられた卵は、幼虫になりクララを食べて成虫になる。

 

 (のんびり休憩中の放牧牛)

 豊かな草原は1000年以上に亘る、野焼きのたまものでクララもいち早く芽を出す。

 牛は目の前のクララを食べない。

 で、アルプスの少女並に、「立った立ったクララが立った」というわけで、蝶が喜ぶシステムが成立。

 まったく、持続可能な社会のサンプルみたいな話。

 この草原で、弁当を食べて態勢を整え次の目的地「波野のスズラン」自生地へGO。

 

 (JR豊肥本線:波野駅)

 もう、とっくの昔に無人駅となっている。

 この駅の近くに「蕎麦畑」があって、花の時期には出掛けたこともある。

 

 (波野の表札)

 九州で一番高いところにある高原の駅とは、表札を見て知った。

 日本一とか九州一とか、とかく〇〇一に私は弱いのだ。

 扇田があった「産山」が山が生まれる里なら、ここ「波野」は原野が波のように広がる所。

 さてさて、古い記憶と標識を頼りにスズランの自生地へGO。

 という手筈なのだが、本日これまで。

 続きはまた、明日のこころだあ~。

 「幸せが手のひらサイズ食べやすい」・・・しろ猫 

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