自作YAMAHA FL-01 その後 | とれすけのブログ

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 つい先日出来た、と言ってマシンに組み込んだYAMAHAのFL-01ですが、かかりが弱い点に疑問が残っていました。で、BOSSのアナログディレイDM-2を作成中にトラブルシューティングしたBBD素子、V3205の出力先がバイアスに繋がっていたのをGNDに変更した点をずっと考えていました。FL-01に使ったMN3007も同じことをやらなくてはならないのではないかということに気がついて、こっちはMN3007の出力先に9Vが繋がっているのをやはりGNDに繋ぐ必要があるという結論に達しました。

 

 作業前にオシロスコープで状況を観測してみました。やはりMN3007の出力信号がかなり小さくなってしまっています。

 早速、抵抗の配線を変えて、9VからGNDに接続を変更しました。すると、期待通り十分な出力が得られるようになりました。電源もDM-2と同じく7.5Vにすべきかと思いましたが、基板スペースもないため、とりあえずはダイオードを一つ追加して若干電圧を下げてあります。

 

 これでようやくコンプリートという感じです。元々のMN3007から現行品に変更する際の勘所はつかめたかなと思います。使えないと思っていたアマゾンで購入したMN3007ですが、ちゃんと使えると分かりました。

 

 かかりも良くなったので、製作したマシンの効果も大きく、期待が高まります。かなり変な音も出せますが、基本は微妙な揺れです。もう少し小型のマシンにできればもう一台作ってみたいのですが、どうもギリギリという感じですね。

 

 次は何かというと、そろそろネタ切れと息切れしていますが、ディレイタイムの長いアナログディレイとギターアンプを構想しています。

 

・フランジャーについて

 フランジャー初体験はBOSSのBF-1というレトロなマシンでした。筐体が大きく、ボードに収めるには難儀なマシンでしたので、すぐにいわゆるBOSSコンパクトのBF-2を買ったのですが、どうも音がギラついて自分の用途には適しませんでした。それ以来BF-1の基板だけ取り出してラックケースに入れたりしていましたが、程なくデジタルマルチの時代に突入して、しばらくはお蔵入り。ラックエフェクターの時期を経て、再びペダルボードを組み始めてから、またBF-1を薄型のアルミケースに入れて復活。そして、今回YAMAHAのFL-01を自作。これは中古で実機も手に入れたのですが、BOSSのフランジャーのようなギラつきもなく、BF-1の代替にも使えそうです。BOSSも今はBF-3になってだいぶ進化したようです。ディストーションのサウンドにわずかに味付けするための機材として、この辺はもう少し練りこんでみたいと思います。