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新年のご挨拶 [歌劇な雑文]

新年のご挨拶(2023年総括)
2024年1月2日


あけましておめでとうございます。

ご無沙汰しております。
コロナが5類になり、何かと忙しくなってしまい観劇になかなか行けなくなりました。
たまに行けても感想を書く時間がなく、忘れてしまってきちんと書けずアップできず。
忙しさが溜まって年末ちょっとダウンしましたが、元気にしてます。
今年は元日から大地震とまた大変な一年の幕開けとなりました。
一日も早く日常が戻りますよう祈っています。




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何も書けなくてしばらく沈黙してましたが、やっぱり1年のまとめとして触れずにはいられません。ので全くの私見ですが、思いのたけを書いておきます。私見ですので。

やっとコロナが5類になり、普段の日常が戻ってきたと思ったのも束の間。宝塚ファンには衝撃の年となりました。私は宙組の阪急交通社貸切公演を見ました。帰宅後のまさかの話に驚き、宙組の公演中止に納得しました。だんだんと事情が判明してきて、そして公開されたご両親の手紙を見たとき、当分の間宝塚は見られない、と直感しました。私が阪急の役員だったら即時に全公演停止を具申して、原因解明と対策を決めて公表、実行するまでは上演できないだろう、と思ったのです。個人的には、宙組解体で4組に戻すと考えました。それに伴い他組も併せた調査と改善。それが一番解決に近いと思ったからです。早くても年内いっぱいはかかると思いました。宙組は当然、雪組公演も全部消えたと覚悟しましたよ。
ところが、休演の案内はぽろぽろ五月雨。宙組公演を全休発表せず、宙組東京公演中止の案内無し。驚きました。宙組「PAGADO」観劇しましたが、あれを続演することは絶対無理でしょう?!という内容でしたよ。阪急や劇団上層部の方は見てなかったの?と思ったほどの動きの遅さ。子会社ですらなく、阪急電鉄の1事業部門の出来事なのに、何この対応?さらに出てくる対応のあまりに酷いこと。ジャニーズとかビックモーターとか直近の前例を見てなかったの?
阪急HDのリスク管理、コンプライアンスはどうなっているのだ?HPにはちゃんと偉いことが書いてあるのに、全然違う。さらに11月頃、角会長は変わらずゴルフに出かけていると聞き、阪急こりゃだめだ・・・と関西の名門プライム企業にあるまじきリスク管理に、私の中での阪急の評価が急降下しました。その後に起きたダイハツやトヨタの対応を見習ってほしい。楽天も。
きっとこの件で論文書いている人が多いだろうな、すごい事例が1年にもりもりですもんね。阪急は悪い方の例で載るに違いない、と確信してます。

でも、花組全国ツアーと雪組のチケットは手元にあるのですよね。
花と雪は至急対応が必要なほど酷い状況ではない、と理由付けして見に行きました。はい、勝手な理由付けです。劇団がちゃんと原因を解明してくれないから、他の組まで不安な空気で見なければならなくなってしまいました。
雪組を観劇した翌日に開場後休演という通知。見ているこちらももやもやしているくらいだから、やはり中の人も無理をしているんだと実感しました。
でも上演している以上、チケットがある以上は見に行く。花月雪星は、行く。宙組は現状のままならもう見ない。見れないです。渦中の方を見るときっといろいろ浮かんできて、楽しく見れない。浮世の憂さを忘れる夢の世界を見るために行くのに、そんなドロドロで過酷な現実を思い出させられては見に行く意味がない。
労働環境改善はいい、だけど「なんかやってます」感をだすだけでは?という小手先だけの改革に終わらないでほしい。本当の原因はまだ認めてもいないようだし、改善への道は遠いと感じるのです。認めたくなくても、多くの人が気づいている。だから目を逸らすのも限界があると思うのですよ。経営陣の一掃を期待します。今年の株主総会が楽しみです。


2023年はNHK朝ドラ「ブギウギ」でOSK日本歌劇団がブレークしました。翼和希さんのお芝居の上手さは前からわかっていたので、期待通り。歌も劇団屈指に上手いので歌ってほしかったなあ。ともかく朝から華やかなショーが見られてとても嬉しかった。何より日の目を見なかった劇団を全国に知っていただけ、知名度が上がってとても嬉しい。
OSKは人がとても少ないので、過酷と言えばそうですが、公演数は多くない。公演中はハードスケジュールだけど、大きな劇場での公演(大阪松竹座、京都南座、新橋演舞場)は年3回で、上演日数は3日から10日程度。来年その舞台がある確証がなく、出来や入りの悪さ他に人気の舞台が入れば、来年無いかもしれない。だからこその貪欲さが伝わってくる。近鉄アート館クラス(300人)の小劇場公演も年2回程度だし。公演決定が遅いから、すでに予定が入ってて見に行けない・・ということもしばしば発生する。これは改善して欲しいところ。
コロナの間に入った新人さんは、舞台経験が圧倒的に少なくて心配でしたが、ショーのほうは技量を磨いてらしたようですね。お芝居の経験がほとんどなさそうなのが懸念ですが、こちらもこれから公演をして経験を重ねて欲しいです。

以下私の年間総括です。長いうえ私見満載なので、お時間ございましたら、お付き合いください。

<2023年データ>
観劇(LIVE配信含む)は62回、映画0本、展覧会1回、旅行9か所
観劇62回(劇場観劇56回、LIVE配信6回)の内訳は、宝塚41回(うち配信6回)、OSK12回(配信0回)、その他9回(配信0回)
宝塚41回の内訳は、花組5(0)回、月組13回(2)、雪組9(1)回、星組6回(3)、宙組6回(0)、OG・文化祭2(0)回  *()は内数でLIVE配信


<2022年データ>
観劇(LIVE配信含む)は74回、映画0本、展覧会8回
観劇74回(劇場観劇64回、LIVE配信10回)の内訳は、宝塚51回(うち配信10回)、OSK12回(配信0回)、その他11回(配信0回)
宝塚51回の内訳は、花組7(2)回、月組13回(4)、雪組17(2)回、星組8回(3)、宙組5回(1)*()は内数でLIVE配信


<分析>
去年よりかなり減少しました。これは私の贔屓組である雪組や最近お気に入りの星組で休演があったので、チケットが払い戻された回数が多かったからですね。文化祭や雪組100周年までいれても41回とはかなり少ない。10月以降が激減です。私が2番目に見ている月組は中止に当たらなかったので、たくさん見れました。怒られそうですが、月城さんは雪の人と思って見てしまうのです(梨花組長も、彩みちるさんや彩海せらさんもいるし)。やはり新人公演時代を過ごした組というのが、その方のカラーが出ているような気がして、まあそんな感じで次からの花組も見てしまいそうです。

OSKは南座公演が70分で和物から洋物と詰め込んだショーが素晴らしかった。松竹座が洋物ショー2本でちょっと間延びしていたので、南座への改変が素晴らしい。松竹座からこうしてくれたらよかったのに‥と思った次第。武生公演も、ほぼ若手ばかりというメンバーを桐生さんが率いてくれて大安心。やはり「唯一無二の男役」と称されるだけはある。この方の舞台は見て損が無い。一度も。面白くて笑えて感動できる。素晴らしい役者さんですよね。
劇場公演はそのくらいで、やっぱりNHKのドラマでの活躍が目覚ましかったですね。TVを見ていて、あれ京我さんだ!椿さんだ!ロケットのセンターは実花さんだ!とか、楽しみました。この勢いでブレークして欲しいものです。

その他は、感想書いてませんが年末に見た「ジョン&ジェン」の濱田めぐみさんと田代万里生さんの二人芝居。たった二人で凄い芝居を観ました。新歌舞伎座の大舞台ではなく、ドラマシティくらいの小さな舞台で見たかったなあ。

では私による私のための勝手な感激賞を。

<私の主観による2023年感激賞>
最優秀作品賞 宝塚星組「1789-バスチーユの恋人たち」
優秀作品賞 宝塚月組「フリューゲル-君がくれた翼」
優秀ショー賞 宝塚月組「万華鏡百景色」、雪組「FROZEN HOLIDAY」
優秀衣装賞 宝塚月組「Deep Sea」のプロローグの月城さんの衣装
      宝塚雪組「海辺のストルーエンセ」の衣装全部
最優秀舞台効果賞 宝塚月組「万華鏡百景色」の舞台装置、照明、衣装
優秀演技賞 宝塚雪組 夢白あやさん(ボニー&クライドのボニー)
最優秀歌唱賞 宝塚星組 礼真琴さん、暁千星さん(1789,赤と黒)
   
<選評>
最優秀作品賞は、やっぱり満を期しての再演である星組「1789」ですね。この作品を礼さんの歌声で聞けて最高。舞空さんのオランプが可愛らしくはまり役で、やはりヒロインはオランプですよね、物語的にすごくすっきりした気分。「赤と黒」でも素晴らしかった暁さん。この方は本当に星組のほうが合ってる、組替え大成功と思って見ています。
優秀作品賞は、オリジナルが久々に受賞で月組の「フリューゲル」。東西冷戦時代とベルリンの壁崩壊がテーマで、私の中では現代なのですがすでに歴史なのにびっくり。でも最近人気の漫画「SPY&FAMILY」もこの時代(架空だけど)だし、物語の舞台になる時代になったんですね。まじめな美形が冷静に話すのが面白いって、月城さんの本領発揮ですね。本当に芝居が上手い。「応天の門」の道真もですが、芝居が上手いわ。相手役の海乃さん、鳳月さん、そして風間さんと彩海さんと芝居上手いが並んでいるのが凄すぎる陣容です。
ついで、ものすごく気に入ったショーが「万華鏡百景色」。ブルーレイ買って見たら、引きの撮影も多くて本当に美しい。出ている人も美しいけど、衣装背景セットが何と綺麗なのか。こういうショー大好き。美しくて品がある。次も期待です栗田先生。
そして年末年始に毎年見るだろうなと思える雪組の「FROZEN HOLIDAY」。こちらもストーリーがあってチーム制で楽しい。白をベースにした衣装ばかりですが、こんなに華やかで上品だとは。雪組に相応しい格調高く品があり端正なのに楽しいショーでした。


毎年のことですが、これ完全に私一人で選んだ私のための賞だから。全部私見なので気にしないでください。宝塚の全公演を見たかったけれど、見れなかった公演も結構あります(別箱、雪月は根性で全部見るが、それ以外はチケット取れない)。それは抜いているのでごめんなさい。雪組ファンで、月組も大好き、最近は星組も!という感じの人が選んだな~ってわかりますよね。

超私見の総括に長々とお付き合いいただきありがとうございました。
今年は心から楽しく宝塚が見られるようになりますように。

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ねこ

よかった。元気そうでなによりです。
宝塚歌劇団の明るいニュースが消え、OSKが「ブギウギ」で素晴らしい存在感を見せたものの、紅白歌合戦でなぜか取り上げられず、泣きたくなるイライラで年を越してしまいました。
今年こそは、ということで、今度発売になる「TAKARAZUKA BEST SELECTION 110」の歌を聴いて過ごす予定です。
実際に、宝塚歌劇団を観劇して感激できるところに住む方々が羨ましい。いろいろなところが今がどん底、あとは上に上がるしかないと信じて、最後は良き一年になることを願ってます。
今年も楽しい良き情報よろしくお願いします。
by ねこ (2024-01-09 14:43) 

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