ヒゲジイのアル中よもやま話

断酒を始めて早7年目。このブログは回復プロセスの記録と脳のリハビリを兼ねて綴っています。やはり、まだチョット変ですかネ?

“無理をしない” がわからない

2022-08-10 07:26:11 | 老化現象

 再燃した食道がんに対する放射線治療、6週間にわたる毎日通院によって計30回照射という治療日程ですが、それも2/3超が過ぎました。

 先日、担当の K 看護師が型どおりにこう聞いてきました。
「お変わりありませんか?」
「少し、しんどくなってきたような・・・」と応えた私。
「暑い中、連日ですからねぇ。どうか無理をなさらないでくださいネ!」
とK 看護師、これも型どおりに励ましてくれました。

 そこで、丁度いい機会と思い、こんなことを話してみました。

「『無理しないで!』と仰る気持ちはよ~くわかるし、
 そう言ってもらえるのは実にありがたいんですけど、・・・
 私ね、“無理をしない” という言葉の意味がわかってないんです。
 どういうときにどうすべきか、そこのところわからないんですネ。」

 K 看護師は怪訝な顔をして聞いていたので、それを見て私はこう続けました。

「例えばの話、ただ歩いている分には疲れを感じずに歩いていられる
 のですが、
家に帰り着いた途端、疲れがどっと出てくることって
 ありますよネ?

 そのとき初めて、『あっ、無理をしていた』とわかるんですネ。
 私が言いたいのは、“無理” の意味が結果論でしか理解できない
 ということなんですが、・・・。こんなことって、ありませんか?」

 職業柄さすがに聞き上手な K 看護師です。
「それなら私にもありますよ。よ~く、わかります!」と、笑顔で相づちを打ってくれました。

 奥歯に物が挟まった私の言い方でしたが、さらに言い換えてみればこんな単純な話なのです。

 始める前から明らかに無理と思えることは、流石にしないので問題外です。
 問題になるのは、特に意識するでもなくやり始めた場合で、一旦始めたら最後、やり終えるまで続けることになります。
 そして、終わってから「無理をしてしまったか!?」となるのですが、文字通り “悔やんでも後の祭り” が定番です。

 こんなこと、気ばっかり若くてまだまだ大丈夫のつもりでいる所為でしょうか? 
「無理をしないで!」と言われるたび、「なるようにしかならないサ」
と半ば諦め顔でいるしかありません。

 かくもゴチャゴチャと、老化が進んでいる私です。

 

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