スピニングでのPE設定を一度も書いてこなかった。
いうまでもなく自信がないというより,あくまでいろいろな方々からのアドバイスであり,「自分のものになった」と言い切れなかったからである。
だから,あくまでも参考に見てほしい。
PEは,どうやら「アーマードフロロプラス」がいいらしい,というアドバイスが多かった。
海釣りで0.8号のPEを使ってキス釣りをしたことが何回かある。それはスゴイ感度で水深30mでもアタリがわかるものだった。
そのつもりでバス釣りをするととんでもないことになった。
なによりラインが軽いので普通のタックルでは扱いにくい。シンカーの重さにもよるが,とにかく簡単にいかない。
アドバイスは続いた。
キャストの仕方・リールへの巻き方・リーダーとのバランス,これをまさに理論で説得された。
よし,自分も「いままで見たことがない世界」を見ようと決意して,竿を新調した。
さらにキャストは「バシッ」と投げると結節部が痛むようである。なにより飛ばない。
気がついたのは,左腕でしっかり手元を引くこと。キャストは脇を締めて,コンパクトスイング。
するとどうだろう,飛距離が1.3倍に伸びる。
次に苦労するのがラインメンディング。
ここに,ストラディックCI4+を手放した理由がある。明らかにシマノARC「ロングキャストスプール」は,こうしたライントラブルを想定しての造りになっている。事実,2022年になってからの釣りでライントラブルはほぼ0回である
さらに続く。今度はアタリがとれない。PEの感度はあくまで「直線的」になったときの話。少しでも糸ふけがあるとまったくわからない。
真冬のメトロリバーでは,2021年に「穂先を見て」アタリをとるよう教育された。それを念じながらやらないと,まったくモノに出来ないということを逆説的に掴んだのが1/8・1/10の釣果である。
最後にリーダー。正直,いまはBASS-X-3LBが一番使いやすい。なにより安価でありながら,強度が十分。ただし,2.5LBなどを試してみる可能性はあるので,思い切って買ってある。ああ,購入してからもう10ヶ月は経過したけどライン劣化は大丈夫だ。
他にも,ルアーセレクトなども非常に面白い。
「オーイ!とんぼ」でしばしば言われる「知らない世界を知ることって面白い」が,釣りにはいつもある。いや,僕の好きなバス釣りには溢れている。だからこそのバス釣り。30年以上続けてもゴールなどないのが釣り。
以上,ほとんど感覚論だが,「こんな気持ちで臨む」というところに役立てば幸いである。