こどもの人権問題 | 食べること110番! 言語聴覚士の相談室『はじまりの家』大阪 八尾

食べること110番! 言語聴覚士の相談室『はじまりの家』大阪 八尾

経験年数30年の言語聴覚士が、ことばの訓練、食べることの相談、訓練を自由診療で行います。
◯吃音
◯どもり
◯滑舌が悪い
◯側音化構音障害
◯口唇口蓋裂
◯ダウン症の離乳食
◯ダウン症のことばの訓練
◯原始反射統合


実は、
学生のころに
一番興味があったのは、

障害児教育ではなかったのです。


それよりも、

人権が尊重されること。


そちらが、
私の、
人生のメインテーマとも言えます。


なのに
なぜ、言語聴覚士?となるかもしれませんが。



言語聴覚士の仕事は、
実は対話。

何よりも
私はコミュニケーション力を
引き出すこと
育てることを大切にしています。


言葉をはなしたらいい
サイン使えばいい
指示に従えたらいい


そういう、視点ではなく。

お子さんが、
自分の気持ちを理解してもらうために、

さめざまなコミュニケーションツールを使えるようになること



また、
言葉についても、

私達が言わせたい言葉ではなく、

お子さんが言いたい言葉を
拾い上げていくこと。



離乳食支援をしていても、
私は、ほかの離乳食講座とは
違う視点になります。



その理由は、

ちゃんと、
離乳食を食べる主役は、
子どもである!ということから
スタートします。


BLWという
最初から子どもが手づかみで食べるを進める方法も

私は、向いているお子さんたちがいることを知っています。


一方で、

BLWという名のもとに
手づかみ食べをしているけれど。


そこには、
食物の探求はなく、
探索もなく
思考もなく。


また、
親子の共同社会である、
家族間のコミュニケーション関係も成立しておらず


お子さんは
ひたすら
食物と自分の関係だけの
食卓風景もあるわけです。



◯◯法!というものは、
あくまでもツールてしかないのです。

私の言語発達支援でも、
コミュニケーション支援でも、
離乳食支援でも
ゴール設定が重要なんですよね。


手づかみ食べ
スプーンでの介助しながらの離乳食
補完食

さまざまな
離乳食の進め方は
ツールでしかない


ただの、手段に過ぎない


ゴールはなにか?

自分で、
食物と、向き合い
何から食べる?
どれくらい食べる?
どんな味がする?
味わって食べる
咀嚼して食べる

食べすぎない
満腹になったら
やめる

栄養のヴァランスよく食べる


おかしな味のものは
腐ってるかもしれないから
食べない


などなど。


一人の大人になったとき、

健康的に食事と向き合えることが
ゴールであって、

〇〇法とかは、
通過点。


でも、
何でも手づかみさせたら良いとか。


欲しがったはほしいだけ、とか。

詰め込んで丸呑み!とかは、

健康な、生活には
繋がっていきません。



〇〇法は、あくまでも、
手段でしかない


大切なのは、
自己判断できる人間に
離乳食をとおして育てて行くことになります。


そのため、

私の離乳食セミナーでは、
月齢だとか
運動発達は、
あくまでも参考程度になります。



大切なのは、

こどもの人格や
心の成長と、


人格を尊重した、
強制や無理強いされることのない

健全な親子関係が築かれることになります。