インドが自衛隊機受け入れを拒否 | 同床異夢

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日本政府は

『物資の積み込み地であるインドから自衛隊機の受け入れを拒否された』と明らかにした。

こういうニュースで、国民には少し冷静になってほしいと願う。
何を冷静になってほしいかというと、『世界中がロシアを非難している』という思い込みだ。
なぜ、日本はインドに拒否されたか?を少し考えてもらいたい。
 
インドだけではなく、BRICSのメンバーは全て、ロシアの経済制裁に加わっていない。
加わっていないどころか、反対の立場をとっている。
 

(4月20日 ロイター)

 

ブラジルのゲジス経済相は、「戦争にも経済制裁にも反対だ」

と主張している。

 

日本もこの立場を取ればよかったのにと思う。

戦争に反対するのは、誰しも同じことだが経済制裁も戦争と同じだ。

なぜなら、経済制裁でロシアの国民は苦しめられているからだ。

 

 

日本が当事国であれば、経済制裁を行ったりどちらか側の支援をするのは理解できる。

例えば、台湾がチャイナにやられそうになった時であれば、全面的に台湾を支援するべきだ。

それは、チャイナが「悪」だからではなく、日本の安全保障が脅かされるからだ。

 

このあたりのことを、「善・悪」で判断する人が多いのが心配である。

それが情勢を見誤る事になりかねないので、注意が必要なのだ。

とくに政治家や内閣がこれを見誤ると、国民がそのツケを支払うことになる。

そのツケが、経済的に困窮するくらいで済めばまだよいが、生命に危険が及ぶかもしれない。

 

なぜなら、自衛隊が輸送するということは、ウクライナ軍の作戦に参加するということだ。

ロシアから見れば、敵そのものということになる。

 

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だから、自衛隊機はロシアの戦闘機や対空ミサイルに狙われる可能性も十分にあるし、

ロシアが北海道に軍事作戦を展開する恐れもある。

政府はそこまで考えて、政治判断をしているのだろうか?

ウクライナ側について何か日本が得るものがあるのか疑問である。

 

現在の岸田内閣はそんなことは全く考えていないようだ。

ロシア側から見ると、経済制裁によってロシア国民の生命が脅かされるのであれば

反撃することを考えて当然だ。かつての大東亜戦争のように・・・

 

(日本もかつて経済制裁を受けて 大東亜戦争に突入していった)

 

現在の日本は、ロシアや中国とまともに戦える能力もないのに、ウクライナ軍に参加すると

発表したことになる。

「後方支援だから、そうはならない」と政府は言っているが、そんな子供だましのような

言い方は日本以外では通用しない、世界は参戦したと見るだろう。

 

だから、インドもブラジルもその他インドネシアやサウジアラビアまでもが、

ロシアの経済制裁でさえ参加していない。

 

どこの国も、自国を守るのが最優先だからだ。

それでも、正義を貫きたいと言うのであれば(ウクライナを助けることが正義などとは

到底思えないが)岸田首相は国民にそのリスクを説明しなければならない。

「日本はロシアに対抗できる能力はないが、許せない事態なのでウクライナ支援を行います。

それによって、ロシアから報復があるかもしれません。国民に被害が出るかもしれません。

また、経済制裁を行うことで、原油高や材料高になり日本も経済のダメージを受けることに

なるでしょう。しかし国民の皆さんには、正義の為に我慢してもらいたい」

 

といって、支持率が上がるのであれば、私は何も言わない。

しかし中二病で政治するのは辞めて貰いたい。

 

国内問題を中二病の政治家が判断してコロナで結構大変なことになったが

今度は直接的な被害が出る。

 

なぜなら今回の問題は、本土決戦になりかねない事態だからだ。

北海道や沖縄が危うくなり、尚かつ原油高、材料高で日本の経済が疲弊する。

 

社会を見ていればよくわかると思うが、「善悪」だけで物事はすまない。

それで、済むのは小学生くらいまでだ。会社間の競合争いでもきれい事だけでは

成り立たない。世の中は、それが常識である。

世の中何でも平等で公平に物事がさばかれていると思ったら大間違いだ。

 

世界の国々も、そんな単純ではない。

「ロシアは国際法に違反している、だから法律で判断するかしかない」

と著名な保守派の女性論客が言っていたが、法律と国家はどちらが大事なのか?

国連の常任理事国達は、頻繁に国際法に違反にして物事を進めるが

なぜ、日本だけそんな国連憲章を国を危険にしてまで守る必要があるのだろうか?

他国がなぜ経済制裁に参加しないのか、よく考えてもらいたいと思う。

 

インドが協力を拒否してくれたのは不幸中の幸いだった。

これで、自衛隊機派遣は見直しを迫られるので、このまま調整できなかったで

逃げてもらいたい。当事国でもないのに戦争に首を突っ込んで、自衛隊員を危険にさらす

ことはない。アフガニスタンに邦人救出の時は、こんなに素早く動かなかったくせに

なぜ、ウクライナに関しては、物事がこうも簡単に進むのだろうか?

ワクチンもそうだったが、外国の製品なのに簡単に認可された。

 

近頃、日本人の手の及ばないところで勝手に政治決定されているように思える。

皆さんはそんな風に感じませんか?

 

最後までお読み下さりありがとうございました。

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