ねこ庭の独り言

ちいさな猫庭で、風にそよぐ雑草の繰り言

『日露戦争』 - 7 ( 日露戦争と現在の自民党議員 )

2021-09-21 16:20:33 | 徒然の記

 日露戦争の中には、多くの戦いがありましたが、私が知っているのは、「旅順の戦い」、「奉天の戦い」、「日本海海戦」です。

 このほかに、「仁川沖の海戦」、「南山の激戦」、「ロシア東洋艦隊撃滅戦」、「遼陽の戦い」、「沙河の戦い」などがあることを教えてもらいました。高台に堅固な要塞を築いたロシア軍は、攻め寄せる日本軍を狙い撃ちにします。夜襲、肉弾戦、強行突入と、日本側が死力を尽くし奪っても、援軍を投入したロシア軍がまた奪い返すといった具合です。陸上戦で最も日本軍の戦死者が多く、苦戦したのが「旅順攻撃」でした。

 司馬遼太郎が『坂の上の雲』の中で、指揮官の乃木大将を散々罵倒していたことが、私の記憶に残っています。しかし地上戦で一番大規模だったのは、「奉天の戦い」でした。海上戦で最大の戦いは、言うまでもなく「日本海海戦」で、東郷司令長官の指揮により、ロシア軍の最強部隊と言われた「バルチック艦隊」を打ち破りました。

 73から266ページまでは、押されたり押し返したりを続けながら、一つずつ日本がロシアに勝ち進んでいく様子が、詳述されています。寒風と雪と、ぬかるんだ道、補給の追いつかない弾薬と食糧など、戦争の過酷さと悲惨さも語られています。

 しかし私は、こうした戦いの叙述を割愛し、最終章へ飛びます。

 267ページ「終戦交渉と列国の動き」・・です。

 「日露戦争」終結のため、ロシア、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカといった世界の強国が、どのような動きをしたのか。日本のご先祖さまたちは、どのように対処したのか。・・私はこれを、息子たちに伝えたいと思います。現在につながる、世界の国々の国益を前面に出した、つばぜりあいがあるからです。

 「日本だけが間違った戦争をした。」「日本軍だけが、他国を侵略した無謀な集団だった。」何度でも繰り返しますが、国際社会の複雑さと、非情な駆け引きがどのようなものであるかを、息子たちが知り、戦後日本の反日・左翼学者の意見の間違いを理解して欲しいからです。

 29日の自民党総裁選において、反日の候補者たちが手を挙げ、マスコミが持ち上げている現状を見ていますと、危険な状況にある日本が見えます。

  1. 日本人の心を一つにする皇室を、守り続ける。

  2. 日本の国民と国土を守る軍隊を持つ。

 中国発「武漢コロナ」への対応ばかりでなく、上記  1. 2. を語らない総理は、国難の日本を救うリーダーになれません。総裁選候補の一位にあると、マスコミが持て囃す河野氏は、「皇室破壊論者」です。「女系でも女性でも、皇室を継続させることが大事だ。」と、こんなことを言う人間が、なぜ自民党の総裁になり、国の舵取りをする総理になれるのか。

 「11宮家の復帰は、本当に必要があるのか。」「DNAをしらべたら・・・」と、この意見は、中国共産党の主張そのままです。河野氏は、敵対する中国の代弁者なのでしょうか。こう言う氏を支援している議員名を、ネットの情報から得ましたので転記します。

  推薦人代表   伊藤 達也   選挙責任者   坂本 哲志
  推 薦 人   あべ 俊子   穴見 陽一    伊藤 忠彦

        石原 宏高   うえの 賢一郎  岡下 昌平

       田中 良生    平 将明    高橋 ひなこ

       武村 展英    野中 厚    古川 禎久

       宮崎 政久    義家 弘介   島村 大

       そのだ 修光   中西 健治   山下 雄平

 さもありなんと思う人物もいますが、えっ、こんな人がとびっくりする議員の名前もあります。しかしここに名前を連ねている議員諸氏は、中国共産党と同じ主張をする河野太郎氏を支援している限り、国を大切にする政治家ではありません。だから私は、次回から267ページ「終戦交渉と列国の動き」に書評を飛ばします。

国際社会の非情さも知らず、ご先祖様の苦労も勉強せず、保守自民党の名前を汚す議員たちです。次の選挙では、落選させましょう。

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6 コメント

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違和感二つ (HAKASE(jnkt32))
2021-09-21 23:07:04
今晩は。司馬さんの「坂の上の雲」は拙者も一読した
記憶があります。時間をみて、父の蔵書を通読した様
に思います。

その著作にて、司馬さんは確かに乃木将軍の戦ぶりに
批判的だったのを覚えております。本当にそうだった
のか、違和感を覚えます。大東亜戦争こと太平洋戦

での我国のあり様と共に、改めて検証を願いたい
所でもありますね。

「日本人の心を一つにする皇室を、守り続ける」に
当たり「女性・女系」が入り込む余地はないと拙者
も思います。戦後直ぐ GHQにより排除された事に
違和感を持ち、旧宮家の復帰が大きく配慮され 望
まれるべきと心得ます。

河野行革相以下 旧宮家復帰を妨げる勢力は、我々
日本人も警戒を新たにする必要がありましょう。
我国固有文化の核たる皇室の「男系継承」は、社会
的な男女平等とは 厳に区別されるべきです。
簡単な事実 (onecat01)
2021-09-22 06:36:26
 HAKASEさん。

 GHQのホイットニー准将は、なぜ「11宮家の皇籍離脱」を強行したのか。この目的を達成するため、国際法違反を犯してまで「皇室典範」の改正をさせたのか。

 「11宮家」の存在は、皇室を存続させるため、ご先祖様が考えられた「万が一の場合」を想定した仕組みでした。つまり、皇室に男子が誕生しなかった場合、皇統の血筋である「11宮家」から、男子を得ようという知恵です。

 GHQは、昭和天皇のおられる皇室には手をつけられませんでしたが、「11宮家」を皇籍から離脱させれば、50年、100年経てば、いずれ皇室が崩壊すると、計算していました。そして現在、彼らの思う通りの状況が来ています。

 本来なら、独立後の日本は、最初に「皇室典範」の改正をやるべきでしたが、多事多難な当時の状況下ではできませんでした。まして反日左翼の跋扈する世論の中では、議題に挙げることさえ困難でした。

 つまり皇室の安定のためには、「11宮家の皇籍復帰」が一番の方策なのです。「皇室安定のための有識者会議」が、本当に日本を考える学者の集まりだったら、初回から、この議題が上がるべきでした。

 しかし「11宮家の皇籍復帰」は、今回「護る会」が懸命に主張し、やっと議案の一つとして加えられました。

 したがって、「女系でも、女性でも、皇室が存続することが大事だ。」と言う河野氏は、GHQの意向通り「皇室崩壊」に手を貸していることになります。私が河野氏に反対し、支援する議員を強く批判する理由が、ここにあります。

 司馬遼太郎氏については、「坂の上の雲」だけでなく、「飛ぶが如く」「龍馬が行く」「この国のかたち」など、ほとんどの著作を読んでいます。その作品は、NHKの大河ドラマにもなり、国民を感動させました。

 力のある素晴らしい作家で、文化勲章も贈られましたが、なぜか、乃木大将に関してはひどい偏見があり、信じられないほどの悪評を世間に広めました。

 私はここに、氏の作家としての知的欠陥を見ています。素晴らしい作家でしたが、昭和以降の日本の歴史については、「東京裁判史観」にどっぷりと浸かり、軍隊そのものを嫌悪しています。

 頭脳明晰な氏は、徴兵検査でその才能を認められ、一般の兵卒でなく、戦車隊の兵となりました。しかしひどく不器用であったため、軍隊では上官からだけでなく、同輩や部下からも軽蔑されます。

 今日の言葉で言えば、「いじめ」です。誇り高い氏には耐えられない経験であり、これが軍隊への憎しみと蔑視を生んだ原因と、私は考えています。

 その怒りと憎しみの対象が、なぜか、乃木大将に向けられたと、私は勝手に解釈しています。天才的、国民的作家だと思いますが、この点にに気づいた時から、私は氏を評価するのをやめました。

 長くなりましたが、貴方の真摯なコメントに、私も真剣にお答えしました。

 これからもよろしくお願いいたします。
もし「河野総理」が誕生したら… (成田あいる)
2021-09-22 20:14:20
ここへきて、河野氏の親族企業からの同氏への献金や、同企業の中国との関わりが取り沙汰されていますが…。
それはさて置き、河野氏は民族団体の協議会によるアンケートに、候補者でただ一人無回答だったそうです。

https://www.sankei.com/article/20210922-RGIGUBUPLVMTRIQG4IQVENTU5Q/

しかも河野氏以外は3名とも、「対中非難決議を採択すべき」との見解を示しています。
このことからしても河野氏自身が、中国や人権問題についてどのような考えでいるか明らかだと思います。

おまけに河野氏自身、「原発」や「皇室継承」について持論をいとも簡単に翻しています。
さらには高市氏が主張した「敵基地攻撃能力」を、「昭和の概念だ」と斬って捨てました。
河野氏は、「皇室保持」「軍隊所有」ともかけ離れています。
そして名前の挙がっている議員らは、そのような河野氏を味方することになります。
もし「河野総理」が誕生したら…と思うと慄然とする思いです。
河野氏や、その推薦人らには先人らの労苦が分からないのかもしれませんが、ご先祖様に申し訳なく思わないのか?と思います。
日本端子問題 (onecat01)
2021-09-22 21:39:05
成田あいるさん。

 河野氏のファミリー企業「日本端子問題」で、氏は総裁選と言うより、政治生命が終わるのではないでしょうか。

 「皇室破壊論」を述べるだけでなく、ここまで中国に関わっていたら、利益誘導政治家というより、悪徳商人です。原発反対も、太陽光推進政策も、自分のファミリー企業の利益拡大のためと分りましたから、国民の支持は無くなります。

 氏を支援している自民党の議員諸氏も、離反するはずです。支援し続けていたら、次の総選挙で、自分が落選するからです。

 洋平氏だけでなく、息子の太郎氏も、日本をダメにする政治家でしたね。

 明日からの報道を、注視しましょう。マスコミが「報道しない自由」を続けるのかどうか、彼らにとっても「踏み絵」です。

 コメントを有難うございます。
やはり (憂国の士)
2021-09-23 00:21:54
ねこ庭さん、
>河野氏のファミリー企業「日本端子問題」で、氏は総裁選と言うより、政治生命が終わるのではないでしょうか。

当然そうなるべきです、総裁選寸前の小泉、石破との連帯で本来の危うさが露呈しましたが、やはり親父と同じ反日でしたね。

ここまで中国べったりであれば国益に反する売国具合です、それでも河野氏に投票する議員、党員なら
彼の国の工作の深刻さを国民は知ることです。

総選挙ではここをよく見て、篭絡された議員は落選させなければなりません、そうしないと日本が持ちません、その先に地獄の属国が待っている。
Unknown (onecat01)
2021-09-23 00:59:25
 憂国の士殿

 河野ファミリーの「日本端子問題」は、ネットだけでなく、夕刊フジと週間文春が取り上げています。

 これからもっと、ネットで拡散されるはずです。しかし本日見た、ネットの動画では和田政宗参議院議員が、河野氏を弁護していました、

 今まで自民党の若手保守議員と思っていましたが、失望しました。

 「自由民主党所属の参議院議員。元NHKアナウンサー。自由民主党広報副本部長。 みんなの党青年局長、次世代の党政策調査会長・幹事長・党首代行などを歴任。第4次安倍第2次改造内閣に於いて、国土交通大臣政務官並びに内閣府大臣政務官を兼務」

 辺野古の基地反対運動を批判し、左翼を批判していましたが、河野氏のことを評価するようでは、期待が持てません。このようにして、自民党の議員も、篩にかけられるのですね。

 「総選挙ではここをよく見て、篭絡された議員は落選させなければなりません、」

 あなたの意見に同意します。私は千葉の選挙で、河野氏の一番弟子を自称する秋元正利議員と、公明党親派の石井準一氏には投票しないと決めました。

 新党「くにもり」に入れようかと、思案中です。

 コメントを有難うございます。

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