Instagram
↓↓↓
インスタやってます
覗いてもらえたら嬉しいです
+ + + + + +
9月8日(木曜)
17時20分頃
その後、病院が手配してくれたタクシーが来て
私とあおちゃんはタクシーに乗り込み、手術をする病院へ向かいました。
私の両親も、旦那の両親もすぐに病院へ向かってくれるそうです。
今いる病院から次の病院まではここから車で40分ほどの距離ですが、この時、夕方5時半。
帰宅時間というのもあり、道路は渋滞。
なかなか混んでいました。
「ちょっと裏の、細い道通っていきますね」
少しでも早く到着してくれるように裏道を選んで走ってくれるタクシーの運転手さん。
ガタガタ揺れるタクシーの中で、気持ち悪くなってきた…
考えつく様々なケースが頭をかけめぐり、吐き気もしてきた。
窓の外を見て、道ゆく人々を眺めては
みんな、生きてるのに、どうして…旦那が…
どうして…
吐き気を少しでもおさえようと、履いていたズボンのボタンをゆるめ
深呼吸をくりかえしました。
タクシーは約1時間かけて病院へ到着しました。
受付へ行き
「救急搬送された◯◯◯◯の家族なんですけど…」
そう言うと、病院の2階にある手術室前の家族ラウンジで待つよう言われました。
この時18時20分頃。
もう、手術ははじまってるのでしょうか?
ラウンジには他にも2人組の方が座って待っていました。
この方達も、大事な人の手術が終わるのを待っているのでしょうか…。
静まり返るラウンジ。
手術室前の家族ラウンジで待っていると、看護師さんに名前を呼ばれました。
「奥様ですか?医師から手術の説明がありますので、こちらにどうぞ」
あおちゃんも一緒に、個室に案内されました。
中にはテーブル、椅子、パソコンがあり、椅子に座って待ちました。
すぐに医師らしき男性がやってきて旦那の症状の説明、手術の説明に入りました。
同意書など、名前を記入するものにとにかく名前を書きました。
・手術同意書。
・輸血使用同意書。
・全身麻酔による説明同意書。
・感染症検査同意書。
・入院同意書。
などなど…。
1枚1枚説明はありましたが
頭が追いついていきません。
そして手術の説明ですが
医師は紙に心臓の絵を描き、私にもわかりやすく説明してくれました。
しかしその話は、あまりにも残酷で衝撃的すぎる言葉ばかりでした。
「大動脈の血管の内膜が裂けて血液が流れ出し、心臓のまわりに血が溜まっている状態です」
「はい…」
「この血液をまず取ってあげないと心臓が圧迫されて命の危険になります」
「は い…」
「裂けてしまった血管を人工血管に置き換える処置をするのですが、血の流れを抑えるために、その時心臓をとめます」
「は…ぃ」
「心臓をまた動かす処置をしますが、心臓が止まるというのはあまりにも危険があります。心臓が止まっている間は脳に酸素がいかないので、最悪、脳に麻痺が残る場合があります」
「…」
「旦那さんがここに運ばれた時にはもう、意識はありませんでした。運ばれる前の病院では少しあり救急隊員の受け答えも少しできたようなのですが、その様子をここでは確認できなかったので、手術後に意識が戻るかどうかは、正直わかりません」
「けど、こればかりはどうなるか術後の経過を見ないとわかりません。手足が少し麻痺する程度なのか、一生寝たきりで、起きれない話せない動けない…という状態も覚悟してください」
もう私に、
説明の返事をする精神力は残っていませんでした。
「大変難しい手術なので、今はとにかく手術が成功することを祈ってください」
「はい…」
医師の説明が終わり、先ほどのラウンジでまた待ちます。
放心状態な私。
その時あおちゃんが「お腹がすいた」と言ったので
病院の1階にある売店へ行きました。
とりあえずおにぎりと飲み物をカゴへ。
「あと、なんでも、好きなの買っていいよ…お菓子も」
「お菓子は1個だけ?」
「何個でもいいよ」
そう言うと嬉しそうにカゴにお菓子をポンポン入れていくあおちゃん。
その姿を見て、先ほどの医師の話は夢だったんじゃないか
幻だったんじゃないか
思わずにはいられませんでした。
あおちゃんのおかげで少しは精神が救われている気がします。
1人だったら
きっと耐えられない。
あおちゃんも一緒に説明を聞いていたのですが
理解してるのか、してないのか。
買い物を済ませ、またラウンジへ戻りました。
ソファに座り、あおちゃんはおにぎりを美味しそうに食べます。
わたしの分も一応買いましたが
喉を通りそうにありません。
むしろ、吐きそうです。
その後、19時頃。
私の両親が病院に到着しました。
次に続きます。
いつもと違う雰囲気のブログを読んでくださりありがとうございました。
医師の説明ですが
私の記憶をたよりに書いているので、医療の事で間違いがあるかもしれませんがご了承ください。
ブログランキングに一応参加してます
応援していただけると励みになります