最近読んだ中で、いちばん面白かった本^^
『完本 神坐す山の物語(かみいますやまのものがたり)』
浅田次郎さんの本なのですが、これ、読み始めてすぐに世界に引き込まれた。
浅田次郎さんの本って、たぶん読むの初めて。
JALの機内誌にエッセイが掲載されているのを、
たまに搭乗すると読むくらいでした。
文体、好きだな〜って思いながらも
本に手は伸びていなかった。
この本は、小説のようであるけれど
ご自身が子供の頃に聞いた
寓話のような話の記録と思われる。
本から察すると
浅田次郎さんは、武蔵御嶽神社の御子孫。
私は参拝したことがないのだけど、
かなりの山の中にあるようで・・・
山って、ほんとうに不思議がいくらあってもおかしくないというか、
なんかそうだよな〜って
自然に受け入れてしまう自分。
子供の頃に、裏が山の家に住んでいたし
きのこや山菜などを採るのが好きだった親と山に入ると、
なんとも言えない不思議な感じがすることがあった。
父は霊感の強いひとだったのもあって、
彼が子供の頃に体験したの山の話も、不思議なのがあった。
なので、山には不思議なことがあっても
あたりまえ、みたいに思っているところがある。
上記の本を読んでいて思い出した
『山怪』っていう本のシリーズも好き。
『完本 神坐す山の物語』は
お母様のご実家である武蔵御嶽神社へ子供の頃に遊びに行っては
叔母さんが話して聞かせてくれた話が中心だけど
浅田さんも霊感の強い方のようで、
ご自身の不思議体験も自然に受け入れているので
そんな話も書かれている。
読んでいると、
別世界に入り込むような時間が過ごせて
すごくおもしろかった^^
怖い話が苦手なひとには
もしかしたらダメかもですが
不思議な話が好きな方には、オススメです^^
暖かくなったら、
武蔵御嶽神社へ参拝してみたいな〜って思って調べたら
もろもろ出てくる場所名などのワードが
本に書かれていたことがいっぱい出てきたので
時代は違うにしても、ほんとうにリアルだな〜って思った。
ちょっと怖い感じもあるのですが、
心して、参拝させていただきたいな〜^^