東西圧縮回流記

仙台青春風の旅 ブーメランのように 

下嶋浩先生と日本アルプス縦断レース

2023-03-17 | 趣味(山歩き・旅行・バイク・自転車・ほか)





Trans Japan Alps Race 2022: TJAR 2022
日本アルプス縦断レースが昨年8月に実施された。富山の日本海から北アルプス、中央アルプス、南アルプスを経て静岡の太平洋まで415km、富士登山7回分、フルマラソン10回分というから恐れ入谷の鬼子母神だ!

初日は日本海富山の魚津海岸から剣岳早月尾根を登って剣岳頂上に至り、その後は立山、薬師岳を越えて休憩し、2日目には槍が岳を越えて上高地に至っている。超人レースだ。


剣岳と左側に早月尾根






上高地を経由
あとは中央アルプス、南アルプスを登り、静岡まで。


富山から静岡まで北、中、南の3つアルプス計415km
4日と17時間
優勝者は土井さん
福岡国際マラソンを2時間28分で走ったというのだからレベルが違う。

以前にも述べたが、山岳トレイルレースは50年前には単にランニング登山と言われていた。
その先駆けが下嶋浩さんだった。




下嶋溪(本名:下嶋浩)
山と渓谷社「ランニング登山」1986年発刊980円
神奈川県出身1975年からマラソン登山に取り組み、国際的に第一人者 として知られる
 
下嶋浩先生 
経歴
1944年生まれ
東京工業大学教授 工博
ロボット工学の第一人者 登山家
ロボット国際標準規格に関するISO国際会議日本代表など
著書 下嶋浩(共著)「ロボット工学」森北出版社 ほか
1999年8月スイスアルプスのマッターホルン登攀中に事故 享年54歳

ボクが企業に就職した当初の指導員でNさんという方が、下嶋教授と同じ大学の同期同級生で機械工学専攻だった。ボクが企業勤務を終えて仙台に赴任したとき、Nさんが遊びに来られたので松島に案内したことがある。そのとき下嶋先生のことはよく知っておられ、惜しい人をなくしたと苦渋の想いを話されていた。

下嶋先生は、趣味とはいえ日本の山岳レースの先駆けになったのと同時に、学問の分野でも一流の研究をされていた。一流の方は何をやっても一流なのだと深く感じ入りました。合掌
 

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