それはまた別のお話

観劇とか映画とかの感想文を少しずつ

「すくってごらん」

2021-03-19 | 映画
金魚すくいを題材にした大谷紀子のコミックを実写映画化したドラマ。片田舎の町に左遷された銀行員が、金魚すくいや町の人々との出会いを通して前を向いていく。メガホンを取るのは『ボクは坊さん。』『ラスト・ホールド!』などの真壁幸紀。ドラマ「さぼリーマン甘太朗」やドラマ「課長バカ一代」などの尾上松也、『幕が上がる』やドラマ「約束のステージ ~時を駆けるふたりの歌~」などにも出演したガールズユニット「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子らが出演する。

上映館が少なく人気作品のために上映時間帯も限られているので、観るのにちょっと苦労しました。
マイナー映画の宿命ですね。
ミュージカル好きとして必須項目映画だけど、、、
…これはミューヲタと一緒にツッコミ入れながら観るべき映画だったかも。

「心情を歌で表現する」という点では紛れもなくミュージカルですが、オフィシャルでは「新感覚ポップエンターテインメント」と謳っているのね。
「ラ・ラ・ランド」を思い出させる丘の上での風景はともかく、きちんと幕間があるところ、ラスト曲がカーテンコールに繋がるところ、少し自虐的にミュージカルを扱っているのが…かえって好感が持てました。
金魚すくいをモチーフとして、風情のある街並みやレトロな設えが異世界のよう。

左遷されされたエリート銀行員役の松也さんは、純情好青年と嫌味っぽいのがギリせめぎ合うバランスで応援したくなりました。
目当てのかっきー(柿澤勇人)は期待通りのキャラ、とっぽい男っぷりでピアノも歌もちょっとだけタップも。
矢崎ぴろしくんのお歌も幕間で楽しめた。
ももクロ夏菜子さんの浴衣の着付けと髪型のバリエーションが良かったです。

予算は少なそうだし大勢の人に見てもらえる作品ではないだろうけど、こういう映画が気軽に作られて、観たい人が気軽に楽しめるようになってほしいです。
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