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中韓を知りすぎた男さんのブログよりの転載です。

バラマキ合戦    10月15日(金):中韓を知りすぎた男 (fc2.com)

 

財務省の矢野康治事務次官が、月刊誌「文芸春秋」に寄稿した論文で与野
党の政策論争を「バラマキ合戦」と批判したことについて、多くの評論家たち
から「その通り」だとか「更迭相当」だと言う声が上がっています。

しかし自民党の高市政調会長は、政府が年内にまとめる経済対策を含む
2021年度補正予算案について「バラマキにはあたらない」と述べています。

さてこれらの論争の根本には「日本の借金は1220兆円、国民一人あたり
970万円の借金を抱えている。日本政府は破綻寸前だ」という馬鹿げた
理論です。

この論法の間違いを30年前に私のブログで説明しています。20年前にも、
10年前にも、「政府の国債発行による負債を国民一人あたりの借金と言い
換えるのは、財務省が始めたことですが、こんな事実誤認な言葉を多用す
るマスコミや経済の専門家は日本にしかいません。

政府がお金を使えば、その分だけが我々の所得が増えます。逆にもし使わ
なければ、その分だけGDPは減り、国民所得も減ります。こんな簡単なこと
が経済の専門家と言われる人たちの多くがそのことをわかっていません。

緊縮財政の背後には財務省の影が常にちらつきます。国民の資産であり、
政府から民間への贈与ともいえる国債発行による負債を「国の借金」と言い
換え、国民に誤った認識を普及させたという点において、財務省の罪は非
に重い。

では実際には誰が日本政府にお金を貸しているのか、つまり日本国債を
買っているのは、日銀、民間銀行、生保・損保や公的年金などで、海外投
資家の占める割合はわずか9%です。

要するに政府が発行する国債の91%は、日本人が持っています。しかも、
この全てが「円建て国債」であるということです。もし貸し手が「返せ」と言わ
れて、政府が借金を返したとしても、そのお金は民間銀行など、国債保有
者に行くだけです。

要するに日本国内のお金の流れが変わるだけです。日本人が政府に貸して
いるお金が、日本人に戻ってくるだけです。しかも、そもそも銀行や保険会社
にしても、自前の資金で国債を買っているわけではありません。

そのお金は、国民の預金であり、国民がこれまで納めてきた保険料です。
すなわち、政府に貸し付けているのは、日本国民自身なのです。我々は
自分たちが貸しているお金について「国民一人あたりの借金」といいがか
りを付けられているだけです。

そもそも政府の負債は、本当に返さなければいけないものでしょうか。償還
期限が来たら、負債を繰り延べしてしまえばいいだけの話です。わざわざ税
金を使い、国内向け国債の償還に当てた例など、聞いたことがありません。

それでは破綻した国はなぜ海外から借りて来るのでしょうか、自国に充分な
金融資産がなければ、政府が景気対策などで支出をしたい場合、海外から
借りてくるしかありません。

海外から借りたお金は景気対策に失敗しようが成功しようが借りたお金は
返さなくてはなりません。成功すれば問題はありませんが失敗すれば国の
破綻に繋がります。

日本政府が楽観的なのは負債が自国通貨建てであるからです。つまり国債
という借金を帳消しにする資産が国内に潤沢にあるからです。海外から資金
を借りる必要が全くありません。

日本銀行が21日に発表した2020年7-9月期の資金循環統計によると、
家計が保有する金融資産残高は9月末時点で1901兆円と前年比で2.7%
増加し、過去最高を更新したと新聞に書いてあります。これを見ても日本は
国内資産が潤沢にあることが分かります。ちなみに日銀の国債保有残高は
505兆2235億です。

話は横道にそれますが、新聞は実際に起きていることを報道するものと思わ
れているが、それは間違いです。経済と医学や自然界に関するニュースとは
天地ほどの差があります。

経済や政治の分野では真の科学は存在しない。その証拠に有名な経済学
者は昔「政府の借金がGDPを超えると、国は破綻する」などと、超がつく
トンデモ論をのべていました。

しかし日本政府の負債はGDPの倍以上です。彼らが言っている国の負債とは
負債にあらずということが分かっていただけたと思います。皆様の理解を得る
ために、まだまだ書きたいことはありますが長くなりますので、又の機会に
別の角度から書いてみます。

 

お読みくださり有難うございます。

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