TINKERBELL BLOG

茨城県取手市「美容室アトリエティンカーベル」ティンカーベルのスタッフを身近に感じていただければ嬉しいです

みちのく潮風トレイル 第7回その2 2日目田代島

2022年06月29日 | Weblog
前夜お伺いしたお店で、店主の方が言っていました。
『今お召し上がりになったブドウエビですが、普段は海底の深いところにいるんですよ。東日本大震災の時も深海の魚がずいぶんと水揚げされましてね。それが今年も豊漁なんです。と思ったら3月の地震でしょ。漁師さんたちは こんなもんじゃすまねぇ と言っています。なので帰ったら準備は整えておいて下さい』と。

やっぱり大なり小なり何か起こることは否めないようです。


石巻門脇発着所です。
ここには無料駐車場があります。

ピンク色のハウスは事務所になっていて、ここで検温などを済ませチケットを買っておきます。
乗船者の名前などを記入します。

すると『門脇は前回の大雨でゴミ(浮遊物)が多くて接岸出来ません。中央乗り場までこちらでお送りします』と言われました。


事務所内部はこんな感じです。
左手にある券売機でチケットを買います。


送っていただいた車はこちら。
乗り心地は… まあまあです。

本日の1便「シーキャット」です。
キャット…
そうこれから向かうのは猫の島「田代島」です。
実はここもみちのく潮風トレイルのコースになっています。

みちのく潮風トレイルを歩かなければ一生来ることは無かったかもしれないところに行きます。
そして女房が着いてくる理由の一つなのです。


船室はこんな感じです。
空調も効いていて気持ち良く過ごせました。
ちょっとだけ2階のオープンデッキに出てみましたが潮風〜って感じです。


作業船の脇を通り過ぎ外洋に出ます。
少しだけ風波が立っていました。
うねりは無い方だと思います。
うちの山田も波乗りあきらめて孫と遊ぶと言っていたぐらいですから。


客室に戻ります。
女房に『座っているようにとアナウンスあったよ』と言われました。
『まったく小学5年生なんだからー』といつも言われます。
確かに小学5年生っていうイメージ、分かるような気がして苦笑いしました。


仁斗田港に到着です。
本日大泊港は潮位の関係で停泊出来ません。
ということで時間もあるし島内一周することに決めました。


今日の第一にゃんこはこちらのお方。
目もくれずという感じです。

島ではにゃんこに対してルールを定めています。
エサあげない、抱かない、ねこじゃらししない、道路での座り込み撮影しない。とまあこんなところでしょうか。


撮ってる撮ってる。
なかなか歩き出せませんが想定内です。


親切な看板あり。
全員左に行きました。
一人で来る人も多く、その方たちのお顔が猫人間に見えました。
僕らは右から攻めようと歩き始めましたが、1本道を間違えまして戻って来ました。
そして左へ。


スイカズラですね。これは分かりやすいです。


調べてます。桑ですか?


ホタルブクロ。


ドクダミも群生すると圧巻です。


「マンガアイランド」テントサイトとバンガローの施設です。なぜマンガなのかはよく分かりませんが、おそらく石ノ森章太郎先生たちの構想だったはずです。
もう少しちゃんと見ておけば良かったと思っています。
バンガローはすべてネコをモチーフした建物でした。


誰も歩かない道を行きます。
これがルートです。
マップには未舗装路となっていますが、舗装路面に雑草や落ち葉、それに落ちた木の実でネトネトしています。


今日の相棒はこれにしました。
相変わらずぶら下がっているビロウドハマキという蛾の幼虫と蜘蛛。つまり相棒で綿飴作るみたいに巻きとらないと歩けません。
相棒がないと天女の羽衣のようになります。


蜘蛛はだいたいこれ。


路面でくつろぐカタツムリ。


トレイルテープ発見。
これがあるとやはり安心です。


ウツボ草。
この紫色は目を引きますね。


女房が新しい相棒に『これはどうだ?』と差し出してきました。
今までにない形、蜘蛛の巣を振り回すこと無く回避できそうです。


さっそく使ってみます。
これは素晴らしい。
ただ、進むにつれて蜘蛛が何匹も巣のままここに移植されていきます。
それと持つ手が次第に重みで辛くなっていきます。
終いには手元の方に蜘蛛がやって来て放棄しました。


有料トイレがありました。
ハイグレード過ぎて手が出ません。
使うと後ほど高額な請求が来ます。
(真面目に聞かないでね)


高級な個室内には脱ぎ捨てられたものが。
高額なトイレ使用料を支払えるアラブの大富豪がお忘れになったものかと。
(真面目に聞かないでね)


アザミ。色んな種類がありますね。特定していません。


まさかのニッコウキスゲ。


分岐点から女房をそのまま「島のえき」方面に向かわせ、僕は大泊港までのルートを往復してみる事にしました。
たいした距離ではないですが坂道を下り、そして登り返します。

大泊港は静寂そのものでした。


猫神社。
聞いたお話です。
昔、昔島では養蚕産業を営んでいて、蚕の天敵がネズミだったために猫を守り神として飼い始めたことで猫の島になっていったとか。


「島のえき」に近くなるとネコが現れます。
どういう生活しているのかな?
縄張りとかあるのかな?
だんだん血縁が濃くなっていかないのかな?


「田代島 島のえき」到着です。
女房はここで待っているようです。
携帯電波が悪いところがあるので別行動には注意しましょう。


中で涼んでいきます。
ここでは自分のお弁当も食べていいんですよ。
女房は冷たくて金色に泡立つガソリンを体内に流し込んでいました。

『パパここで持ってきたお弁当食べちゃう? それとも田島食堂行く? 間に合うかな』

『うーん、ちょっと時間的に不安だね。これ逃すと島でお泊まりになっちゃう』


混雑してはいませんでしたが、皆さんそろそろ港に向かわれるようで、店内は誰もいなくなりました。

僕らはザルそばとおいなりさんのセット、カニカマのサラダ巻き、デザートに昨日買った「のびるバーム」をシェアして食べました。
コンビニ弁当でした。

お弁当は凍らせたペットボトルと一緒に100円ショップの保冷バックに入れて担いできます。


いい顔。小学生の時にいじめられたあの女の子になんか似てる。


熟睡。


爆睡。


集団自〇現場。


「島のえき」には70匹ぐらいのネコが来てるそうです。
島全体だと百数十匹で、増えすぎると去勢の処置をし、減ると少し放置すると言ってました。
ちなみに「島のえき」のお兄さんは「犬」という字が苗字に付くらしく、『犬は出入り禁止だぞ』といじられたりするそうです。

そう、つまり犬は基本的に入島禁止です。
過去に一度盲導犬が来たことがあるだけと聞きました。


「島のえき」の掟。


あちらこちらにこんな工夫してあったりします。


昔、島には小学校もあったみたいです。


これが出てくるとそろそろ港です。


はい到着。
向こうの森の手前に「田代食堂」があります。
のれんが出ている時が営業中なのだそうです。


本土に戻ってきました。
「いしのまき元気いちば」の「元気食堂」に「金華山丼」があると昨日のお風呂で女房が仕入れてきた情報です。
これがそれ。
お値段は3,900円。
でも超山盛りで2~3人前です。
2人で食べてご飯2杯分ぐらい残しました。
でもとっても満足しました。

帰りは石巻のイオンに寄って、笹かまぼこ、お魚、すんだのおまんじゅうなどを買い込んで帰路につきました。
帰りは女房が100kmぐらい運転してくれました。
なんかとってもまったりして楽しかったです。


歩行距離 9.9km
所要時間 3時間55分
累計標高差 310m
14,600歩


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