人間は全ての人が幸せを求めて生きています、此の幸せには【絶対の幸福】と【相対の幸福】とが有ります、相対の幸福は常に変化する幸福です又追い求めても際限のない幸福です。家康の言葉に『人の一生は重荷を背負って遠き道を行くが如し』と言って居ます。天下人になっても少しも真の幸せには程遠い物だと言って居ます。
釈迦によって開かれた教えには人間の実相が赤裸々に示され、この世は苦しみの世界であると教えられ、その原因は死んだらどうなるか分からない真っ暗な心にあると明快に教えられて居ます、人生の目的は【この世に生きている間に死後の暗い心を解決し絶対の幸福になる事】=【信心決定】と言う決勝点に到達する為に人間は生まれてきたのだと教えられて居ます。
元気で生きている多くの人は【死んだら無になる】と堂々と答えます、臨終に多くの人は【これから私はどうなるのか】と看護人に言って死んで行きます。仏教は地球上に現れた最高の聖人である釈尊の教えです、宇宙のどこに行っても通用する真実無上の教えです。キツネやタヌキや白蛇や人間を祀り、人の運命は神が決めると教える宗教はどう考えても可笑しいと思います。
仏教では人の運命は自分の行った行為によって与えられると教えられて居ます。生まれ変わり、生まれ変わり永遠に続く生命はその行いが永遠にアラヤシキと言う蔵に全て蓄えられ縁があると現れるのが運命であると教えられて居ます。人間の実相は煩悩の塊であるとも教えられ其の煩悩は死ぬまで変わらないと教えられて居ます。
今日の主題である。人生の目的は【絶対の幸福になる為】に生きているのでありその他の事は全て決勝点のない生きる手段である。こんなに明快に生きる目的について真面目に答えられて居るのは地球上には仏教以外には有りません。なぜ人命が地球より重いのか答えは、仏教=親鸞聖人の教え=釈尊の教え以外には無いのです。 合掌