311忘却総選挙<本澤二郎の「日本の風景」(4238)

<福島県内の子供たちの健康は本当に大丈夫か=原発派落選運動>

(時事)首相は同原発14号機を見渡せる構内の高台で、東電職員から廃炉作業などの説明を受けた。首相は職員に対し、「廃炉は復興の前提だ。地元の信頼関係を大事に、しっかり作業を進めてほしい」と語った。

 

ため息が出た。東電フクシマの廃炉には100年かかる。東北復興は100年かかるはずだ。トリチウム猛毒汚染水について「先送りすべきではない」とも岸田文雄首相は述べた。ということは汚染水を海に投棄することで、魚介類を汚染する。魚介類は食べるな、ということになる。

 

 被爆地・広島出身の首相も、原子力ムラに服従して恥じない。そういえば政務秘書官が原子力ムラの経産省事務次官、甘利明自民党幹事長が元経産相の原発推進利権派。大臣室で現金賄賂を受け取る人物で、警察検察を封じ込めた人物でも有名人だ。おまけが現福島県知事が原子力ムラ派遣知事という。哀れフクシマの復興は絶望的!

 

 福島の子供たちの命と健康は、311から10年後もSOS!甲状腺がんや白血病でいたぶられているだろう子供たちに、行政も議会も放置して恥じない日本!違うだろうか!怒りの告発をする学者や識者はいないのか。いたとしても原子力ムラが、既に暴力や刑法乱発で威嚇、封じ込めてしまったのか。

 

<低レベル放射能による内部被ばくの恐怖を封じる原子力ムラの大罪>

 低線量による内部被ばくの恐ろしさは、ウクライナのチエルノブイリ原発大事故で証明されている。被災者・被ばく者の悲劇は、欧米社会では、よく知られている。ドイツなどでは、原発全廃を決め手、地球の修復に走り出して10年を迎えている。

 

 他方で、地球温暖化阻止を口実にする原発推進国もある。国際社会から孤立する中で、核に手を出す国も存在している。自暴自棄の為政者が、国際社会に乱立・君臨して、地球を破壊している。

 

 「宇宙旅行よりも、地球の修復が先ではないか」と英王室のウイリアム王子が正論を口にした。英物理学者のホーキンスは「このままでは地球は100年の命だ」と警鐘を鳴らして、逝った。

 

 フクシマは10年経っても変わっていない。放射能は、まだらな模様を描きながら蓄積されたままだ。幸先の短い大人たちはいざ知らず、子供たちを住まわせる環境ではない。

 

 たった数時間立ち寄って、食べたり飲んだりした首相に言いたい。フクシマの双葉町や大熊町に遷都、議員宿舎や霞が関を移転して、そこで行政や議会、最高裁を設置してはどうか。

 

 低線量放射能の内部被ばくは、既にチエルノブイリで証明されている。内部被ばくの恐怖を知るには、ウクライナを外遊先の一番手にしてはどうか。いやフクシマの、この10年の子供たちの健康被害を、しっかりと腰を据えて観察しなさい。

 

 原子力ムラの嘘のデータに誤魔化されるようでは、ヒロシマの被ばく者が哀れであろう。

 

<福島エートスをご存知か=人体実験と違うか>

 最近知ったばかりの元宏池会担当の凡人ジャーナリストは、福島エートスという不思議な名前に戸惑ってしまった。なんだろう?ご存知の国民は少ないだろう。

 

 調べると、国際原子力機関がチエルノブイリで始めた、731部隊を想定したくなる、事実上の人体実験であることが分かった。

 人間が放射能下、どれくらいの抵抗力があるのか、それともないのか。政府の帰還促進運動もこれに当たる。

 

 エートスは、草や樹木ならいざ知らず、人間を人体実験にしている。それを原子力ムラが事実上、主宰している。これを言論の自由を奪われたフリーランスのジャーナリストがTwitterに流したところ、なんと福島県警が刑法を乱用して、無防備の正義の言論人に襲い掛かった。

 

 子供たちの命を守ろうとして、正しいことを主張したことに、当局が十手捕り縄で封じ込めてしまった。この人権侵害事件を、地元の福島民友はしかと報道したであろうか。電磁波攻撃を人びとは知らない。聞いたばかりだが、この当局の蛮行を弁護したジャーナリストの大沼安史さんは、電磁波攻撃の被害者を強いられて逝った。

 

 まともな人間の自由が奪われる場面では、市民が立ち上がってそれを阻止することが民主主義にとって不可欠という趣旨の遺言をしていた宏池会の宮澤喜一を思い出す。岸田に薫陶を与えた人物である。

 原発利権に猛進する原子力ムラの面々は、獰猛な野獣か鬼であろう。地球の修復という観念がない。利権・利己主義の固まりなのだ。自公の原発推進・再稼働勢力は、政界から退場させる責任が、主権者の一票にあるのである。

 

(福島民友)19日に公示される衆院選では、立憲民主、共産両党の候補者が一本化され、初めて県内全ての小選挙区で「野党共闘」が実現する。衆院解散後の初の週末となった16日、各陣営は支持拡大に向け、街頭演説などの動きを活発化させた。

 

<チェルノブイリの音楽家の声を無視する日本の科学者>

 以下のYoutubeを見てしまった。ウクライナは、チエルノブイリ出身の歌手・音楽家であるが、彼女の生々しい体験談は見る価値がある。岸田も見てほしい。時間がなければ、夫人が見るといい。宏池会事務局に佐々木君がいるのか?いたら見て岸田に伝えてほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=YYbqSr97Op4

 

<「原子力ムラに支配されている福島大」との指摘も>

 ようやくわかったのだが、宏池会の佐藤栄佐久・福島県知事が、警察の捏造捜査で逮捕、失脚させられた真犯人は、東京電力など原子力ムラである。

 彼が参院時代、何度も会って人柄を知っている。彼を貶めた警察検察の鬼を「鬼滅の刃」で退治したい。福島民友に正義が存在したら、事件の検証を期待したい。

 

 最近、朝日新聞が裏付けもせずに、福島大学の公表記事をそのまま発信した。福島県の行政すべてが原子力ムラに制圧されている証拠でもあろう。

 「もう福島は安全。生き物も安全」というのであれば、チェルノブイリの資料データを詳細に調べ上げてほしい。そこでは官憲に抵抗しながらも、真実に迫る学者の研究データも眠っている。

 朝日記者にも覚醒を求めたい。原子力ムラに対抗、真実報道に徹してもらいたい。福島200万県民救済に真実を明かす責任を果たしてもらいたい。福島復興には、原発全廃が不可欠である。そのための総選挙なのだ。

2021年10月18日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

 

朝日新聞のたれ流し嘘報道!

「帰還困難区域に生息するイノシシやヘビ、低線量被曝の影響なし」
(朝日新聞 2021/10/13
https://www.asahi.com/articles/ASPBD6KP9P9ZUGTB00L.html

(朝日)201618年に福島県浪江町など5町村の帰還困難区域や周辺で捕獲された野生のイノシシやヘビを調べたところ、被曝(ひばく)によるDNAの損傷といった悪影響は認められないとの研究結果を、福島大などのチームがまとめた。低線量の被曝が続く状況でも問題なく生息しているという。

 

(時事)岸田文雄首相は17日、東京・九段北の靖国神社で始まった秋季例大祭に合わせ、祭具の真榊(まさかき)を奉納した。18日までの期間中、自身の参拝は見送る方針だ。

靖国問題、日本に抗議 首相奉納・閣僚参拝で反発―中国

 

Dappi」疑惑をTBS『報道特集』が徹底取材・・・自民党による卑劣な情報工作か!?
http://kuronekonotango.cocolog-nifty.com/blog/2021/10/post-23d270.html
2021
1017日 くろねこの短語
 東京新聞以外のメディアがスルーを決め込んでいた「Dappi」疑惑を、TBS『報道特集』が取り上げた。「Dappi」疑惑ってのは、政党がネットを使ってデマやフェイクニュースを垂れ流して情報工作をするという組織ぐるみの犯罪で、これが罷り通るとなると民主主義の根幹を揺るがす由々しき問題なんだよね。