難しい理論は嫌になりますし、相当専門的な研修が必要なので、誰でも簡単に出来る予防医学を考えてみましょう。カールロジャースという学者の論説で<必要にして十分な6つの条件>という理論があります。その応用なのですが、親友にお願いしてなんにも言わないで、この6つの条件で自分の悩みを聞いてくれ、と頼むのです。ここではややこしくなるので3つの条件に絞り込みます。1:無条件の肯定的配慮、2:共感的理解 、3:純粋と一致、この3つです。簡単に言うと、1:黙ってうなずいて聞いてくれ、2:自分の感情を共感して聞いてくれ、3:愛情をもって一言だけコメントしてくれ、とまあ、このような雰囲気で自分の悩みを聞いてもらうのです。説教、訓戒めいたものはダメで効果がないので、事前に相手に了解を求めたあと、この方法で悩みを聞いてもらえる親友を開発しておくと自分流の予防医学に役立ちます。
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