某大オープンキャンパスの有料講座にて
老人「その内容だと『金のない年寄りは死ね』って意味ですか!」
講師「はい」
老人「はいって… あなた、簡単にいうけどね、世の中がそんなこと許すと思いますか!」
講師「世の中というか、あなたの意見ですよね。その世の中に老人を養う金がないのです」— 山本一郎(やまもといちろう@告知用) (@kirik) 2017年8月26日
ツイッターでタイムラインにこんなツイートが流れてきてぞっとして、
本当に絶望的な気分になってしまいました。
それもリツイートしていた人が、個人的に尊敬していた人だったので余計に・・・。
金がないなら刷ればいい、というのが最大のツッコミ所ではありますが、
それ以前に恐ろしいのが、
同じ国民である同胞を死に追いやろうとしているのに、
全く平然としていることでしょう。
仮に日本という国家の為に個人を犠牲にする必要が出てきた場合、
私は本当に申し訳ないと思いますし、
少なくともこんな
「別にしょうがないじゃんかー金ないんだからー」
みたいな態度をとれる訳がありません。
しかしこのツイートの講師は申し訳なさそうなそぶりすらありませんし、
このツイートを取り上げた山本一郎氏も特にフォローしておらず、
この態度を肯定的にとらえているように思えます。
しかしですね。
例えば実際に具体的な名前が出てくるどうでしょうか。
「~さんあなたはお金がない老人なので社会保障の無駄なので死んでください」
なんて山本一郎氏はツイートすることができるのでしょうか?
できるわけありませんね。
したところで炎上するだけでしょう。
しかし名前をぼかして、
しかも講師に代弁させ、
サバサバした態度でさっぱり死に追いやる分には、
山本一郎氏は大して抵抗がなく、
炎上もしないどころか賛同の声が多数というわけです。
ここに大量虐殺の恐ろしさがあります。
一人の人間を殺すのはサイコパスでもない限りは気が引けますが、
特定の階層を死に追いやっても、
ただの数字の動きにしか感じられない訳です。
しかし当然ながら大量虐殺で殺されるたくさんの数字の内の一つは、
家族があり、様々な人生を歩み、
努力したり悩んだり苦しんだり喜んだりする一人の人間であり、
それも同胞である日本人なのです。
地方だって同じことです。
地方は無駄だから衰退させろ、
というアゴラだかゴリラだかのネオリベさんたち、
本当に衰退の対象とする特定の地域を名指しすることができるんでしょうか?
本当にそれだけの覚悟があってそんな妄言を吐いてるのでしょうか?
そしてもう一つ言っておきたいのが、
金のない老人を死に追いやる社会は、
金のない子供も、金のない若者も、
金のないおっさんおばさんも、
当然死に追いやります。
歴史に学べばすぐわかるはずです。
同胞を大切にできない共同体はいとも簡単に崩壊します。
崩壊しないまでも、多くの血が流れることは間違いありません。
しかし、山本一郎氏を支持しているような
ネトウヨまがいの連中は、そんなこと露知らず、
日本の為に老人も、自分も、誰もかれもを死に追いやり、
日本国を亡国へと導いてしまうのでしょう。
しかし、本当に今回ばかりは泣きたくなってしまいました。
これが今の日本国の現状ということでしょうか。
とにかくまず想像力を働かせて、
同胞をシバく論というのがどれだけ残酷なのか理解してほしい訳です。
そうすれば、自然と国の借金なんて馬鹿らしい、
という話にも耳が行くようになり、
内容の整合性や、破たん論の馬鹿らしさにも気づけるはずです。
同胞を大量虐殺する前に、目の前の現実を見よう!
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