子供のころから、ずっとお気に入りの小説 「レベッカ」


ダフネ・デュモーリアの原作。


イギリスの古いお屋敷を舞台にした、サスペンス。物語の筋も面白いけど、もっと好きなのが、お庭やお料理の描写。アフタヌーンティーとか、そいう描写も面白い。 小説の中は、こんな感じ。


***レベッカから抜粋***


私たちは鬱蒼とした林の斜面に立っていたが、小道はそのまま小川の流れる谷へと下っていた。生い茂る暗い樹木や絡み合う下草が姿を消し、細い道の両側に並んでいるのは、アザレアとツツジだった。私道を真っ赤に染めていた巨木とは打って変った美しく優雅な姿をして、サーモンピンクや白や山吹色の繊細でたおやかな頭を初夏の雨に垂れている。


辺りには、めくるめくような甘い匂いが立ち込めていた。小川の流れとアザレアのエッセンスが溶け合い、雨滴と足元の湿っぽい苔の絨毯とが混然一体となっているようだ。


***



古い翻訳のほうと、新しい翻訳があるんだけど、古い翻訳本のほうが、文章の格調が高く、気品があるので、古い翻訳本がお勧め。



これは、古い翻訳のほうです。


レベッカ (上巻) (新潮文庫)/デュ・モーリア
¥679
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レベッカ (下巻) (新潮文庫)/デュ・モーリア
¥637
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私は、これで2冊目かなあ。1冊目がボロボロになったので、2冊目を買っているんだけど、翻訳は、1冊目のほうが全然よかった。


最近、すごく面白い小説を見つけて、夢中になって読んでしまった。大人向けの小説で、騎士と美しい女性の恋愛もの。 


それで、最近は、中世を舞台にした小説が、マイブームになり、毎日、読書で楽しく過ごしている所。(´∀`)


レベッカ、面白いですよ。ガーデニングとお料理が好きなら、きっと楽しめると思います。



写真は、伊豆バガテル公園のバラ園で、何年か前の春にとったもの。今は、真冬。お花がないから、つまらない。



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