そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

金を受け取ったのは吉川貴盛だけなのか、それではあまりにも不自然である

2021-01-26 | 菅義偉

やっと国会で取り上げてもらった。アニマルウエルフェアについてであるが、立憲民主党の本多平直議員が、吉川貴盛が農水大臣の時代にアキタフーズから推定で1800万円もの現金を受け取った。アニマルウエルフェア(家畜福祉)に配慮した養鶏のが、EUを発信源として世界は受け入れているか検討をしている。
そんなことされるとケージ養鶏(閉鎖された狭いオリの中で飼う方法)は、いいだけ鶏を苛め抜いて、彼女たちを生きる個体として扱うことのない飼い方であるがこれを禁止されると、アキタフーズはやってゆけない。農水大臣の吉川に金を握らしたのである。しかい、吉川はたった12カ月しか大臣をやっていない。吉川の6代前の西川公也もたんまり金を貰っているのが解っているが、嫌疑不十分をして不起訴にされている。この間の5名の大臣は何も受け取っていないのか。誰も一銭も受け取っていないというのはいかにもおかしい。吉川貴盛にしても河井元法務大臣の挙違反捜査で発覚したに過ぎない。
残念ながら本多氏の今日(26日)の質問は、吉川貴盛に特定して質問の質問であったが、アニマルウエルフェアへの逆風が農水省内部で起きていたと指摘したのである。
吉川が農水大臣時代にアキタフーズから現金を受け取った、2018年11月21日の国会でアニマルウェルフェアについて尋ねられた吉川農水大臣は「生産者寄り」、つまりアキタフーズ寄りの答弁をしている。本多氏は「賄賂を受け取って農政が歪められたのではないのか」と追及した。これに対し政府側の答弁は「吉川元農水大臣の答弁は前任者と変わっていない」と述べて否定した。その前任者も賄賂を受け取っていたからでないのかという質問は、さすがになかった。
さらに本多議員は「実は本丸は補助金である」とも指摘し、吉川元農水大臣の時代には、卵の価格が下がった場合に国が補助金を出す事業がかなり充実されたことに言及もしている。本多議員は、自らが農水省に依頼して試算を行った結果、鶏卵生産者が同じ条件でもらえる補助金の金額が、2019年と2020年では大きく異なるり、アキタフーズのような大手生産者の場合、補助金の額は年間で、394万円から626万円にほぼ倍増していることも指摘された。この補助金制度の転換により、実際にアキタフーズが受け取った補助金はいくらだったのかを政府にただしましたが、政府側は個別企業についての情報であるとして拒否した。
とてもクラッシクな贈収賄事件であるが、中国ならいきなり死刑になる事例である。水戸黄門の時代なら、助さん格さんに切って捨てられ、大衆が拍手喝采するケースである。日本はいまだにこんな汚い政治が行われている。しかもこの件に関しては、立件が見送られた西川公也と、事実が発覚するや入院し議員辞職した吉川貴盛だけに限ったこととは考え難い。哀れなのは国民だけではない。採卵鶏は今日も過酷な産卵機械として非情な管理下にあり続けている。

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