陶芸教室 8回目の窯出しと器が出来上がるまでの工程


 

8回目の窯出しです。

 

今回は、いつもより少な目です。

 

というのは、友達や親類に頼まれた物が多く、

すでに持ち帰って、写真を撮るのを忘れていました。

 

我が家では、度々使える物を中心に作ります。

後方の植木鉢とコーヒーカップも、2個ずつ作りましたが、

いずれも、1つずつ友達に譲りました。

 

喜んで使ってくれているようで、嬉しく思います。

 

だんだん、置き場所に困るようになりました。

食器戸棚を整理しなければ・・・・

 

 

 

今日は、私が通っている陶芸教室での作品が出来上がる

までの工程をご紹介します。

各教室によって、それぞれ特徴があり、いくらか違いが

あるかも知れませんが、本質的には同じだと思います。

 

器が出来上がるまでの工程

1. 土を練る。

まず最初に、土を練るところから始めます。

陶芸では、土を練るということは大切な工程です。

それだけに、とても難しい作業です。

私は、なかなか上達しなくて困っています。

 

土練りは、粘土の堅さを均一にしたり、土に含まれる空気の

気泡を取り除くことで、あら練りと菊練りがあります。

 

荒練りは、土の柔らかさを均一に整えるために

おこないます。

菊練りは、土に含まれる空気の気泡をなくします。

 

土を練ることで、土が滑らかに均一になりその後の作業が

しやすくなります。

 

 

 

2. 形を作る。(粘土を成型する)

ろくろ(轆轤)を使って、湯飲みや皿など好みの形を作ります。

 

ろくろ(轆轤)には、2種類があります。

モーターで台が回転する「電動ろくろ」と、モーターがついていない

手動式の「手回しろくろ(手ろくろ)」の2種類です。

 

私は、いつも「手回しろくろ(手びねり)」で作っています。

下記の器は、湯呑と煮物鉢です。

 

粘土で形をつくった作品は、乾燥すると約10%縮みます。

本焼きでは、約5% 縮みます。

 

つまり、出来上がりは、約15% 縮んで小さくなります。

 

 

 

3. 1日乾燥させる

1日乾燥させると、削りやすくなります。

急ぐ時には、ドライヤーで乾かします。

 

 

4. 高台を削る。

器の底(裏側)の丸い台を、高台(こうだい)と言います。

高台削りと同時に、全体の形と厚みを整えたりします。

 

また模様を彫ったり、取っ手をつける場合も、

この時にします。

 

高台削りの後、完全に乾燥させます。

乾燥が十分に出来ていないと、割れの原因となります。

 

 

ここまでの工程を何回か繰り返し、ある程度の作品が

出来たら、素焼きをします。

 

 

5. 素焼

素焼きの前に、全員で作品の窯入れをします。

共同作業で、高さや大きさを合わせながら、

一段一段積んでいきます。

 

 

陶芸の窯には、電気や灯油、ガス薪窯などいろいろあります。

800度くらいで、半日位焼成します。

 

後の作業は、ベテランのプロの方にお任せです。

私が通っている教室では、常盤窯を使っています。

 

絵の苦手な私はしませんが、下絵を描く場合は、

素焼きの後・この時点で描きます。

 

 

6. 釉薬を掛ける(色付け)

釉薬は「うわぐすり」とも呼ばれます。

下記の写真は、私が釉薬を掛け終わったところです。

 

色は焼きあがると、全然違う色になります。

想像と違って、驚くこともあります。

 

 

 

7. 本焼きをする

1230〜1250度くらいで本焼きをします。

 

ベテランのプロの方にお任せなので、時間などは

正確には解りませんが、半日以上は焚いていると思われます。

 

窯出しは2週間後です。

 

 

 

8,窯出し

本焼きから2週間後、いよいよ待ちに待った窯出しです。

ワクワク・ドキドキの瞬間です。

 

全員で協力して窯出しをします。

 

 

 

 

世界に、たったひとつだけの「オリジナル」の器。

器を作る楽しさ、思い通りの器を作れた時の感動や、達成感は、

陶芸をやっている人だけが味わえる醍醐味です。

 

 

 

自分で作ったカップでコーヒーを飲み、
オリジナルの食器で料理を楽しむ・・・・・・。

 

手作りの花瓶に花を活け、

手作りの植木鉢に花を植える・・・・・。

 

お気に入りの手作りのうつわで食事をすると、

不思議といつものお料理が美味しく感じます。

 

こんな感動を味わえるのも陶芸の魅力の一つです。

 

 

 

 

 

 

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