ご訪問くださりありがとうございます。

 

成田まで車で家人が迎えに来てくれて、現在自宅にて隔離中です。

 

片道途中2回休憩で11時間かかりました。家人はそれを往復。本当にありがとう。

 

昨日からイタリアからの帰国者6日間、ドイツからの帰国者3日間施設隔離に変更されました。

 

ワクチン接種の帰国者が検査で陰性なら10日間で隔離終了のシステムも中止に。

 

 

今回旅行前、足腰が弱り、階段は手すり持ってやっと上り、降りるのはできなくなり、

 

平坦な道さえも歩けない日も増え、雨の日は滑るし、

少しの風でも飛ばされそうだしで外出できなくなり、

 

杖を持とうか、手すりがいるのに片手杖を持ったら荷物持てないと葛藤するところまできていました。

 

疲れ目がひどいくて調べものすら難しく。

遠距離見るようの眼鏡も目が痛くなるのでかけられなくなり。

国内の美術館に行って見えなくてショックなこともありました。もう美術館に行っても仕方がないと思うようになっていました。

 

認知機能がかなり低下して毎日あれこれやらかしていました。気が付いてないのも多いと思います。

 

人と接するのも嫌な思いをさせるのが嫌で怖くなり、

 

自分の日常のテリトリーを超えるのが怖くなっていました。

 

これをフレイルと言うんだな、来年は要介護かも、と思いました。

 

これだけできることを失ってしまったならもう死んでしまった方がいいと毎日考えるようになっていました。

 

感情もなくなり、旅行なんて複雑なことできる自信もまったくなく、そんな面倒なことしたくもないとも到着するまでは思っていました。

 

家人が「今いかんともう一生いけへんくなるかも。準備せえよ」とたびたび後押ししてくれて、

一番のネックだった帰国後の移動(公共交通機関を使えない)も迎えに行ったるからと言ってくれました。

 

成田空港近辺の移動には検疫が1時間に1回無料の巡回バスを出していました。都心のホテルへの4000円のバスもありましたが、隔離は家がいい。

 

旅行中は苦労しつつも平均一日11000歩歩けました。

 

それでもやはりエレベーターのないクーポラに上がったり、階段ありのツアーは他の方の迷惑になるのでもう無理です。

 

長男の結婚式用に作った今までの中距離よりもう少し遠くが見えるのを、中近兼用ではなく焦点を合わせやすいのをお城や美術館で使用、外では今までの中近兼用を使用しました。

 

駅や空港では見づらくて苦労しましたし、美術館でも見にくいものもありましたが(特に暗いところ)

 思っていたよりも楽しめました。

 

 でもまだ楽しいと美しいとすばらしいと思えるんだと思いました。

 

 

トリノでのある日。

 

朝8時前に出発。

3両編成のバスで33駅。

ノンステップの膝の悪い私にも優しいバス

 

1時間半くらいでヴァナリア王宮

ここもユネスコ世界遺産。サヴォイア王家の王宮群として登録されています。

ユヴァッラが大改装したサヴォイア家の夏の離宮。

 

有名なユヴァッラの大広間

格子模様の大理石の床と柔らかな白い壁と天井が美しいのですが、テーブルが残念。

 

また33駅分バスに乗ってホテル近くに戻りランチ

ベイクドポテトにモッツアレラチーズ、バター、生ハム、ルッコラ+お水とで9.7€

お芋がホコホコ。ホテルの朝食のもそうですがトリノのチーズはおいしかったです。

 

 

郵便局へ。ローマではたらい回しの上送ってもらえなせんでしたがここは送ってもらえました。ただしとても面倒くさそうでした。

 

前回箱を自前で用意できないのを理由だったので、日本からプチプチ付きの封筒持参。

 

今回は小さな冊子を5点買っただけですが、スーツケースが小さいいのにしたのと、重いものをもっての移動が困難なため送りました。

 

 

サンカルロ 広場へ

ベージュの装飾のついたトリノらしいアーケードに囲まれ、奥に双子教会で美しくて写真を撮りたかったのですが仕方ないです。

 

なんかテニスのイベントしてました。

双子教会

どちらもユヴァッラがファサードをつけました。ベルニーニ風な気が。

 

左のサンタ・マリア・クリスティーナ教会が豪華

中はマーブルの色大理石と控えめなスタッコ、付柱が少々いかめしい感じで豪華でしたが、見学時間でしたが宗教行事中で入りませんでした。

 

サン・フィリッポ・ネリ教会

天井と主祭壇が修理中。グアリーノ・グアリーニから引き継いだユヴァッラ最初の教会。

 

こちらは古典主義的。

後期ルネッサンスの時代に、新古典主義先駆けでこんな破風と円柱のある古典的な建物物を設計したヴェネツィア共和国の建築総監督プロトのパッラーディオ。

自著「建築四書」は後々までヨーロッパに影響を与え続けました。

 

グアリーニは自著「公共建築論」をもってして、バロック建築をヨーロッパ中にひろめました。

 

ヨーロッパは密に繋がってるなあと思いました。

 

あちこちの薬局で検査してもらえるようです。

私の受けた簡易検査は22€、25€。税コードを持っている人はもっと安いようです。

 

王宮広場

簡易検査でもらった48時間限定EUグリーンパスを持ってマダーマ宮へリベンジ

 

ソロモンの裁判かと思ったらは右だけイサクの犠牲だよね?

 

幼い当主の摂政を務めたサヴォイア家の女主人のお城

 

豪華ですが初期バロック独特のいかめしさを感じました。

王宮の表の階段は幅が広く勾配が緩く、足腰膝の悪い私にも優しいです。

 

屋上がテラスになっています。エレベーターもありました。王宮広場

 

トリノのシンボル、モーレ・アントネッリアーナの塔が見えます。アルプスも。

 

 荘厳なサン・ロレンツォ教会で静かに座っていたいと思って行きましたが、昨日と違って観光名所になってて人がいっぱい。すぐ出ました。

 

帰り道、高級そうなチョコレート屋さんにジェラート発見。

 

イートインスペースがすいてたので入りました。

チョコレートがコッテリ。イタリアのジェラードはおいしい。

ミディアム3€(3種類選べる)

 

読んでくださりありがとうございました。