IT後進国という日本の現実について

昨今のコロナ騒動で日本のIT化が発展していないという現実を知った方は多くいらっしゃるのではないでしょうか？

この騒動の中で、ココアアプリの不具合が騒がれていますが、もっと気付いてほしいことがあります。

救命救急システムです。一時期、コロナ患者だけでなく、一般の急病患者でさえ受け入れ拒否が発生しているという報道がありました。

「救急車から電話で各病院に確認している」と、言っていました。ドラマでもよく見かけるシーンです。そのことに、疑問を感じたこともありませんでした。

しかし、このコロナ禍で病院が逼迫ている状況で、受け入れてくれる病院が見つからず、何件も電話をかけるという行為自体が救命のための時間の無駄が発生しています。

ニュースでこういう事態を聞いた時、「Webシステムがあれば、電話で確認なんて必要がなく、Web画面を確認しただけで空いている病院が確認できるのではないか・・・」と、思いました。

ITにちょっと詳しい方ならそう思うはずです。

そのためには、各病院に時間ごとに受け入れ状況を更新してもらうため、IDとパスワードを配布して、Webシステムにアクセスしてもらい、病院の受け入れ状況を入力してもらえば、救急車が何件もの病院に電話をかけるという行為が必要ありません。

もちろん、救急車にノートパソコンやタブレットなどの端末とwifiが必要です。もっと考えないといけないこともあります。しかし、救急車の中でシステムトラブルが発生しても、これまでの電話で確認するという方法があります。リスク回避が可能です。

コロナ禍だからこそ、わかった現状です。

こういったシステムが出来上がっていれば、救急隊員も病院に電話をかける手間がなくなりますし、「受け入れ病院が見つからずたらい回し後、家に帰ってもらう」なんて事態も起こらなかったはずです。

これぐらいのことを先進国である国が出来ないと思いますか？出来るのですよ、きっと。予算を組んで実行しようと動けば。しかし、それを実行しようとする政治家や政党が存在していないのです。

今も政治家の高齢化が見受けられますが、高齢化が悪いというわけでなく、こういった新しいシステムを全国に普及していこうという政治家がいないのです。

はっきりいって日本のIT化が進んでいないのは、新しい技術を使ってこれまでの仕組みを改善、改革していこうとする政治家がいないからだと思います。

政治家が大企業を優遇するのは、企業献金も関係あります。そして、選挙の組織票も関係があります。

それを潰すことが出来るのは、何だと思いますか？

信じられないかもしれませんが、本当に１人１人が投票をするということなんです。選挙の投票率を70〜80％ぐらいまで上がれば、彼らは、自分たちの思い通りに物事を進めることが出来なくなるからです。投票率が、30〜40％だった場合、彼らたちが優遇している企業や宗教の組織票で選挙結果がほぼ決まってしまいます。（現状がそういいう数字です。ということは・・・）

だから政治家は、大企業に優しいのですよ。選挙の時に票をくれるし、献金もしてくれるからｗ

そして、国民には、選挙に無関心でいてほしいのですｗ

自分たちの思い通りにしたいから。

それを潰すことがこの国に生きている国民の使命であり役割です。潰さないと、彼らばかりがオイシイ思いをすることになります。不公平な世の中を作っているのは、国民の無関心が原因でもあると思っています。

「たかだか１票で・・・」と、思われるかもしれません。でも、それを皆さんが思ってしまうと、そこでゲームオーバーです。自分たちで戦うこともせず負けを受け入れていることと同じです。

自分の周りでどれだけ投票に行く人を増やすことが出来るか。1票1票がどれほど大切なことなのかをもっと知っていただきたいのです。

私は、大阪元知事の橋下さんに是非とも国政に参加していただきたい！彼に、否定的な方もいると思いますが、彼ほどのリーダーシップと公平感は半端ないですよ。

あと、東国原元知事にも。橋下さんと仲が悪いですけどｗ

彼らのやりとりを聞いていると、与党と野党は本来こういう感じなのではないか、と思うのです。彼らは、自分の信念をもって発言しています。しかし、相手が自分と同じ考えであれば、無駄に反発することなく認め合います。切磋琢磨して国を盛り上げていくイメージそのものです。

このままでは本当に国が潰れてしまうのではないかと思っています。

日本のマージン中抜きシステムで、国民の収入は減り、企業にお金が増えていく。本当に搾取されるだけの社会になっています。

派遣業界の中抜きだけでなく、最近は、企業の中抜きも話題になっていて笑えます。業務委託の末端までいくと、最初の依頼金額からどれだけ減っているんだ！！みたいな状況が浮き彫りで、面白いです。