「フラット35」のマンションでの活用は過去最低? | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
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こんにちは! 廣田信子です。

 

今後管理する予定のマンションが

管理計画認定制度に合致していれば、

(予備認定に合致すれば)

 

「フラット35」の金利が引き下げを考えている…

と言われていましたが、

 

具体的に住宅金融支援機構から発表になり、

 

5年間、0.25%の金利引き下げ。

ざっくり計算すると、3000万円借り入れたとして、

75,000円×5年分が得になる…ということが発表されました。

 

https://ameblo.jp/nobuko-hirota/entry-12715970231.html

 

その効果が気になって

このところ、分譲マンション販売の最前線にいる方々に、

この効果について聞きました。

 

みなさん、

「住宅金融支援機構?」「フラット35?」

分譲マンションでは、「そんなのほとんど使用しないよ」

「金利が高すぎる」との反応が返ってきました。

 

「えっ、そうなんだ」と思って、

 

最近、実際にマンションを購入した人に聞いても、

 

民間のローンが金利の安さや条件で凌ぎを削っていて、

「フラット35」の話なんて出ないですよ。

 

「住宅金融支援機構のフラット35」って、

民間のローンは厳しすぎて借りられない人が、

条件が緩いから、

仕方がなくたどり着くもんだよね。

 

との反応が…。

 

私が思っているより、

「フラット35」はずっと使用がされていないだ…。

固定金利の評価は低くなったいるだ。

 

と思い、びっくりして調べました。

 

 

住宅金融支援機構が発表した

2020年度「フラット35」等の利用者に関する

調査報告です。

 

マンションの割合が調査開始以来最低に

 

建て方別の内訳を見ると、

 

2020年度はマンションの割合が

前年の10.4%から8.5%と初めて10%を切り、

2004年度の調査開始以来最も少なくなりました。

 

中古マンションも13.8%から12.5%に減少し、

マンション全体では24.2%から

21.0%と3.2ポイントの減少となっています。

 

……………………………………………………

 

私が聞いた反応は、

ごく一般的なマンションの売買の現場での反応だと思いました。

 

もうすでに、マンションの販売価格は、

安い金利でなければ買えないレベルになっているのです。

 

このアンケート調査は、

「フラット35」に興味も持った人が対象の調査です。

一般人も入れたら、もっと厳しい数字であることが

推測されます。

 

で、長期修繕計画と修繕積立金の関係は?

と知人に聞くと、

 

売る側も、

修繕積立金が上がることは、重要事項だから、

重説でしつこく説明しているから、

そのことは、みんな知った上で買っているはず。

 

購入した側も、

10年前に購入した時も、

修繕積立金が上がることは聞いていたから、

知っていたよ…と。

 

修繕積立金が最初から高くても、

「フラット35」の金利が下がるから

採用しようという話は、

今の状況では考えられな…と言われてしまいました。

 

「フラット35」を最初から利用する人は

対象としてあまり考えられないし…と。

 

私は、ますます、「管理計画認定制度」が

分からなくなっています。

 

 

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