ラオスが中国の一部になる可能性

ラオス
スポンサーリンク

Huaweiの攻勢が著しいラオス

-Samsungの看板の代わりにHuawei

携帯電話の小売の看板が少し前まではSamsungの方が多かったのが現在(2020年2月)は圧倒的にHuaweiの看板に代わっています。郊外や地方に行ってもラオスではHuaweiの看板が目立つようになってきました。ちなみにタイでもHuaweiの携帯を売ればインセンティブを貰えるせいか盛んにHuaweiの携帯を勧める事が多くなっています。

ラオスのあちこちで見かける雲南建設

-債務の罠による地下資源

高速鉄道の事業費はラオスの国家予算の2倍にもなります。そのため,高速鉄道建設の債務の返済にラオスにある地下資源が当てられる事はほぼ決まっています。

-少数民族統治で実績がある雲南省

中国の雲南省は少数民族の多い地域でラオスと国境を接する地域です。その雲南省がラオスの発展に関わっているということは深読みすればラオスが雲南省の一部地域として扱われていくとしてももおかしくはありません。

鉄道で一体化する中国とラオス

-2021年12月2日に高速鉄道開通予定

2021年にラオス北部中国国境近くの街ボーテンからビェンチャンまで高速鉄道が通る予定です。その鉄道駅としてルアンパパン,バンビェン,ビェンチャンが予定されています。

–ルアンパパンは中国からの観光地

ルアンパパンは世界遺産にもなったラオスでも有数の観光地ですが,ルアンパパンは中国系によるかなりの数のホテルや飲食店がオープンしています。

–バンビェンはカジノリゾート

バンビェンは1990年代に開発された観光地ですが,高速鉄道の開通に伴いカジノリゾートとして開発されます。

–ビェンチャンはショッピング

現在ビェンチャンには中国による大型ショッピングモールが建設され、多くのコンドミニアムの建設が中国企業によって進められています。川沿いにも中国企業によるショッピングエリアが開発されました。ショッピングセンターも川沿いのショッピングエリアも2019年時には店舗があまり入っていないのですが,高速鉄道開通後には中国からの観光客が増える見込みなので将来的には賑わうかもしれません。

–中国の観光は地元にはお金が落ちない

中国の観光は基本中国資本のホテルに泊まり,中国レストランで食事をし,中国企業のお店で買い物をするのであまりラオスにはお金が落ちることはないと推察されます。

中国による戦争をしない新植民地主義

-経済による支配

最近の中国は経済援助や貿易で依存させてその国が中国抜きでは困るように進出してきます。経済による植民地化政策です。

-中国人民増加による支配

中国には国防動員法があります。国防動員法とは有事の際に中国国籍を持つものを徴用でき,モノや資産なども徴用できるという法律です。

中国人の移民がラオスに増えた場合には例え中国国籍を失っていたとしても中国国内には親戚・縁者がたくさんいます。動員法が適用されれば中国政府に従う人は多いでしょう。

そしてラオスの人口は700万人ほどしかいません,中国の地方都市にも満たない数です。もしも大量の中国人がラオスに移住してきたらひとたまりもありません。

-ラオスはロシア,中国,北朝鮮連合に入る

ラオスは政治的にはベトナムに近く,経済的には中国に近く,旧ソ連,北朝鮮,韓国,タイが同時になんらかのビジネスや投資をしている,どちらかというと共産圏寄りな中間緩衝地帯の様な国です。韓国が朝鮮半島統一を見据えて,または韓国が中国圏に入る可能性があるので,中国市場で中国企業がより優位に立っている今,ラオス市場に韓国からの進出が盛んになっている傾向があります。

結果として現在は中国の影響は強いのですが政治的影響はベトナムの影響が強く,ラオス在住のベトナム人も多くいます。タイ語が通じるためタイバーツもラオスでは使えるところが多くあります。ラオスは多国間の緩衝地帯として,中国が戦略的に占領する理由ごなければ,そのままの緩衝地帯として生き残る可能性があります。


にほんブログ村

Translate »