アルコール消毒で手が荒れた!子供にもよかった簡単手荒れ対策

外出先などではアルコール消毒が設置され、今まで以上にアルコール消毒を手につける回数が増えていると思います。それに伴い増えているのが「アルコール消毒で手が荒れた!」という声。

今回は、アルコール消毒での手荒れ対策についてご紹介します。

目次

アルコール消毒で手が荒れる原因は肌の乾燥だった

アルコールは肌に負担があるということ多くの方に認識されています。化粧品にも『アルコール不使用』の低刺激なものがたくさんあります。赤ちゃん用のナップやお口ふきなどにもアルコールは使われません。

肌のためにアルコールはでも、感染症予防にはアルコール消毒は有効。悩みますよね…感染予防とはいえ、毎日何回も肌に負担のアルコールを手に付け、実際にガサガサになっていく手を見るのは辛いものです。

でも、どうやらアルコール自体が肌にとって悪という訳ではなさそうです

アルコール消毒で手荒れが起こるのは、アルコールは揮発性が高いので、アルコールをつけることで手の水分も一緒に蒸発してしまうからです。つまり、手荒れの直接的な原因は乾燥なんですね。

今は、手洗いの回数を増やすことで手の皮脂は洗い流され、そこに追い討ちをかけるように手の水分をどんどん奪っている状況ですので、そのままにしておいたら手の乾燥は悪化してしまいます。

手洗いやアルコール消毒で手が荒れないようにするためには、アルコール消毒後にはセットで保湿することが有効です

中にはアルコールでアレルギー反応のようにすぐに肌が赤くなったり、湿疹が出たりする方もいます。その場合には、無理にアルコール消毒をするのではなく念入りな手洗いで対応するようにした方がいいですね。お子さんが、保育園や幼稚園、学校や学童などでアルコール消毒をする必要があっても、事情を話せばマメな手洗いで対応してくれますので先生に相談してみてください。

アルコール手荒れにはハンドクリームより『オイル』がよかった!

手荒れが起きたときに真っ先に対策として考えるのは、『ハンドクリームを塗る』ということではないでしょうか?名前からして手専用のクリームな訳ですし、それが一般的だと思います。私もそう思っていました。

でも、色々と試してみた結果、「浸透がよくて保湿効果が長持ちするのはオイルではないか!?」という結論にいたりました。

オイルってベタつくイメージありませんか?バタバタして使いにくいとか、匂いが気になるとか、使いにくいイメージがあると思うのですが、本来オイルって肌への浸透がとてもいいのでベタつきませんし、オイルの種類をちゃんと選べば香りもほとんど気になりません

実は、オイルには2つの性質があります。1つはあなたも良く知る『撥水性』。オイルは水を弾くイメージですよね。そして、もう1つが『親水性』です。オイルは水に馴染む性質も合わせ持っています。
コレ、意外ですよね。保湿しながら外からの刺激はバリアできるのがオイルなんです。

オイルが水に馴染む性質を利用して、最近では化粧水前のブースターとして洗顔後にオイルを先につける方も増えています。美容雑誌でもオイルをブースターとして使用することの特集が組まれたりもしています。

オイルは数滴手になじませれば十分です。ベタつく量はちょっと使い過ぎなのかもしれません。
オイルは使い方もバリエーション豊富で、数滴付けて通常ケア、多めに付けてスペシャル保湿ケアやマッサージに(ティッシュで軽くオフすればベタつきもなくなります)、ヘアオイルとして髪の毛に使ったり、小鼻の黒ずみが気になればクレンジングに…1本あれば使い方は自由自在です。

  • ハンドクリームだとベタつく
  • ハンドクリームを塗っても塗っても乾燥する(又は、塗ったときだけ潤うけどすぐに乾燥する)

など感じている方の肌には、オイルの方が向いている可能性が高いです。

高いハンドクリームはやっぱりいいですが、今のようないつも以上にたくさんハンドクリームを使う場合、オイルの方がコスパもいいです。

私が試した中で一番よかったのはアルガンオイルです。エイジングケアでも有名なオイルですが、もちろん小さなお子さんから安心して使えます。保湿効果はもちろん、モロッコでは昔から傷のケアに使われているオイルです。アルガンオイル に多く含まれるビタミンEの効果で血行が良くなり、手荒れの回復を早める効果も期待できますのでおすすめです。

個人的には、「アルガンオイル、高級ハンドクリームに負けない効果だし、色々使えて最高じゃん!」と思っているので、手荒れは何とかしたいけど、できればコスパも良い方が嬉しいという方は試してみてください。


私はこのアルガンオイルを使っています。安いのにオイルの質がいいので、小さい容器に移し変えて持ち歩いたり、家でもガンガン使っています。

【素朴な疑問】子供にアルコール消毒って大丈夫なの?

子供もアルコール消毒して大丈夫なの?

アルコール消毒が一般的になってから、ずーっとこの疑問があったんです。大人よりも肌が敏感な子供にとってアルコール消毒ってどうなんだろうって。感染症も予防したいけど、やっぱり子供に負担のあることは避けたいじゃないですか。

結論から言えば、子供も大人と一緒でアルコール自体が肌に悪いというよりも乾燥させることが悪なので、アルコール消毒後に保湿をセットにすれば肌荒れも防ぐことができます。

私はアルコールジェルだけでなく、オイルもセットにして持ち歩いています。外出先でアルコールをシュッシュしたら、その流れでオイルも手にモミモミします。1ステップ増えるので、正直言って最初は面倒ですが、慣れてしまえばそんなもんだと受け入れられるものです。人間の適応力はすごいです。うちの子供もセットだと思っているようです。最初だけ、少し意識してみてください。

もちろんアルコール消毒をした直後に赤みが出てきたりしたらすぐに洗い流して、様子をみて治らなければ皮膚科を受診してください。

アルコールスプレーよりもハンドジェルの方が肌荒れしづらい

家のハンドジェルでは手荒れしなかったのに、外出先のアルコールスプレーを使うと手荒れするような気がする…という方も多いのではないかと思います。

ハンドジェルはアルコールで乾燥してしまうのを防ぐために、保湿効果のあるグリセリンやヒアルロン酸が入っています。しかし、アルコールスプレーはそういった保湿成分は入っておらず、アルコールと水のみ。どうしてもアルコールスプレーの方が肌荒れしやすい状況になってしまいます

外出先に用意されているアルコールスプレーは選べませんが、ご自宅で使うアルコールは肌に負担の少なくハンドジェルタイプを選ぶ方が安心です。

ただ、今はハンドジェルも売り切れで手に入りにくいですよね。そんな時は石鹸で手荒いをする回数を増やせば全く問題ないそうです。手洗いも肌荒れの原因になりますので、手洗い後にもオイルで保湿するとよりいいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
アルコール消毒で手荒れする原因の多くは乾燥です。乾燥対策のために保湿をすれば手荒れも軽減してきます。手洗い・消毒と手の保湿はセットで認識しておきたいですね。

ハンドクリームで保湿するのもいいのですが、ドラッグストアで買える白色ワセリンや、今回の記事の中でご紹介したオイルなんかでも保湿は可能です。

私は、保湿剤も相性があると思っています。

ある人とっては◯○が良くても、他の人にとっては◯○よりも■■の方が良かったなんて、ザラにある話です。肌は一人一人違います。ぜひあなたにとってのベストを探してみてください。

世界中の人が、早く平穏な生活に戻れますように…